防弾少年団、甘く切ない恋あるいは青春…新曲「I NEED U」リリース
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写真提供=Big Hitエンターテインメント
青春を着た少年たちの感性はさらに深まったが、強烈さは相変わらずだった。29日0時公開された防弾少年団の新曲「I NEED U」は、枯れていく愛に対する男性の凄絶な叫びを表現している。変わらない強烈な音色に感性を乗せ、さらに叙情的な雰囲気で曲を導きながら、音楽的に新しくなった防弾少年団を感じることができた。
「I NEED U」は叙情的で感受性豊かな面が表現されているが、強烈さが感じられないわけではない。むしろ、イントロから続く強いビートや歌声で、より切ない雰囲気だ。速いビードの電子音はもちろん、ラップやボーカルのいずれもメンバーたちの全体的な音色が荒く深い印象を与えた。
美しく綺羅びやかだった愛も結局は冷めてしまうように、防弾少年団はこの曲を通じて壊れてしまった愛を歌うが、その中には彼らが今回のアルバムで伝える“青春”が込められている。「君のために僕はこう壊れるよ。やめる。もう君はいい。君は何も言わない。あ、お願い、僕が頑張る。空が青くて、日差しが輝いて、僕の涙がもっとよく見えるみたい」などと続く歌詞は、青春の輝きの中にうずくまっている不安について語っているようで、やや切なくも聞こえる。甘いけれど切ない愛は、青春にもつながるように感じられる。
何より防弾少年団の大きな変化と言えるのはリスナーたちを配慮した点だ。これまでの防弾少年団の音楽と同様に強烈な印象は与えているが、特にサビが聴きやすい。防弾少年団がより大衆的に音楽を解釈した点が注目に値する。
「I NEED U」だけでなく今回のアルバムは全体的に防弾少年団の音楽的な変化と成長を感じることができる。「学校3部作」を終えた彼らは青春の憂鬱な断面を彼らなりの方式で解釈し、作曲と作詞、プロデュースまで領域を広げ、音楽的に青春の輝く光を迎えているようだ。
記者 : ソン・ミギョン