Block BのユニットBASTARZ「品行ゼロ」音楽番組のカメラワークを徹底比較分析

10asia |

グループBlock BのユニットBASTARZが熱いデビューステージを披露した。P.O、ビボム、ユグォンが集まったBASTARZは4月14日午前0時、初のミニアルバムを発表して本格的な活動に突入した。特別な理由なく、ただ“赤いボール引き”で決められたメンバーの組み合わせだが、BASTARZは3人だけでも充実したステージを披露する。各メンバーのパートを強調したパフォーマンスや見る人まで楽しくさせる中毒的なリフレイン(繰り返し)、それに「品行ゼロ~」という耳に残るキリングパート(歌で人の心を掴む部分)まで、BASTARZは3人だけでも十分な実力があるということを証明する。悪童のイメージが強かったBlock Bから真面目で男性的なイメージまで醸し出す。Block Bの新たな発展の可能性を匂わせるユニット活動である。

Mnet「M COUNTDOWN」:保護色は残念だが、細かいパーツまで捉えるセンスはいい。

カメラワーク:★★★★
ボクシングするユグォン:★★★★
全身黒という保護色の効果:★★☆


「M COUNTDOWN」でBASTARZはDJと一緒にステージに上がって豊かなステージを作り出した。大型LEDが飾られた舞台セットは多様な映像美を披露して、レーザーショーがともに行われて華やかさをアピールした。「品行ゼロ」はメンバーたちが順番にパートを歌いながら自分に合わせたパフォーマンスをダンサーたちと繰り広げるのが特徴だ。「M COUNTDOWN」はフルショットとクローズアップを適切に活用し、BASTARZのメンバーたちの表情とリフレインの群舞をすべて捉えようと努力した。P.Oとダンサーが披露する1節のハイファイブ、2節のジャンプパフォーマンスとユグォンのシャドーボクシングを連想させる姿など細かいパートまで上手く捉えた。ただ、残念なことがあるとしたら、ほぼ全員のメンバーとダンサーが全身黒のファッションを披露してビジュアルが目立っていなかったということだ。照明が消えてレーザーショーが行われる時は主客転倒した感じもした。

KBS 2TV「ミュージックバンク」:新鮮な試みの中に残念なミス

カメラワーク:★★★☆
映画の中のワンシーン?:★★★★
ダンサーと保護色の効果:★★☆


「ミュージックバンク」でBASTARZは、1980年代の教練服を連想させる衣装でステージに上がった。映画「品行ゼロ」の雰囲気とBASTARZだけのラフな感じをすべて盛り込んだスタイルだった。そのおかげで、「M COUNTDOWN」よりもっとビジュアルが視線を引き付けた。それに、ユグォンの独特なヘアスタイルまで引き立って才能豊かな男たちのステージが完成された。しかし、ダンサーたちまで派手な教練服のパターンの衣装を着たのは混乱を招いた。「M COUNTDOWN」の全身黒い衣装がステージセットと同化する保護色だったとすれば、「ミュージックバンク」は歌手とダンサーを区分することが難しい保護色だった。鉄窓の間からメンバーたちを捉えて、ワイルドな感じを加えたカメラワークは良かった。舞台セットにまで様々な試みが盛り込まれたステージだった。ただ、ステージの裏に戻るダンサーの姿が画面に登場するなど、新鮮な試みの中から残念なミスが少し見えた。

MBC「ショー 音楽中心」:これこそビジュアルアタック!

カメラワーク:★★★☆
純白のBASTARZ:★★★★★
第4の出演者、ミツバチ形のペンライト:★★★


「ショー 音楽中心」でBlock Bは全身白の衣装を着て注目を集めた。メンバーたちの姿は炎が動く強烈な赤いトーンのステージセットと調和を成して、BASTARZだけの白くて美しいビジュアルが誕生した。また、サイレンの音が鳴り響く導入部にダンサーたちを出撃させるP.Oの手の動作を捉え、印象的な導入部を作り出した。メンバーとダンサーの呼吸が際立つポイントも上手く捉えた。ただ、カメラが遠い距離からステージを捉え、まるでコンサートを見るような“綿棒効果”をかもし出すのが残念だった。ファンのミツバチ形のペンライトがむしろBASTARZの姿を隠してしまう場面もあった。また、足に過度な執着を見せるシーンもあった。「ショー 音楽中心」は全体的な絵は良かったが、ディテールが残念だった。

SBS「人気歌謡」:ビジュアル+ライブという二兎

カメラワーク:★★★
自主的なMR削除効果:★★★☆
P.Oのヘアカラー:★★★★★


「人気歌謡」も「ショー 音楽中心」のように炎をテーマにステージを飾ってBlock Bの強烈さを生かした。ただ、「人気歌謡」はステージの前から実際の炎が出て強烈さをよりアピールした。BASTARZはネイビー系とストライプが引き立つスーツファッションを披露した。P.Oのがらりと変わった髪の色がポイントだった。実はアルバムごとに華やかなヘアカラーを披露したP.Oは最近、音楽番組で「頭皮がとても痛くて髪を染めなかった」と明らかにした。少し残念と思っていたのに、再び変身したP.OがBASTARZのビジュアルをさらによくしてくれた。P.Oも髪の色を変えて気分が上がっているのか、後半にいくにつれ、P.Oの合いの手がいつもより強烈になった。自主的にMR(伴奏およびコーラス)を削除したかのような「人気歌謡」の音響とともに、臨場感が生き生きとするステージだった。だが、一部のカメラワークは残念な場面を捉えた。メンバーたちではなく後ろにいるダンサーを捉えたり、2節のビボムのパートで、ビボムを画面から切って他のメンバーを映すなど、残念な点が所々に見えた。BASTARZはビジュアルとライブという二兎を掴んだ。だが、「人気歌謡」はステージセットとカメラワークという二兎をつかめなかった。

記者 : パク・スジョン、写真 : Seven Seasons、Mnet「M COUNTDOWN」、KBS 2TV「ミュージックバンク」、MBC「ショー音楽中心」、SBS「人気歌謡」、翻訳 : ナ・ウンジョン