「忘れません」セウォル号沈没事故から1年、スターたちの追悼続く

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多くの犠牲者が出た旅客船セウォル号沈没事故から本日(16日)で1年となった。1年を振り返り、韓国が追悼の雰囲気に包まれた中、スターたちからも哀悼のメッセージが続いている。

Block Bのジコは、普段からセウォル号沈没事故の犠牲者たちに関心を持ってきたことで有名だ。ジコは犠牲者である檀園(タンウォン)高校の生徒故ユ・ヘウォンさんの安置所を訪れたり、コンサートで彼女のためのステージを披露したりするなど、積極的に犠牲者を追悼してきた。

SHINeeのジョンヒョンは自身と誕生日が同じである故キム・ゴヌくんとパク・チユンさんを追悼した。

歌手ソルビと女優チョン・リョウォンは、犠牲者たちを追悼する作品で哀悼のメッセージを伝えた。

俳優キム・ウビンは生前自身のファンだった檀園高校の故キム・ヘソンさんに、1周忌を迎え、直筆の手紙を送って彼女の魂を慰めた。歌手ユン・ジョンシンは1周忌を迎え、「月間ユン・ジョンシン(尹鍾信)」4月号の発売を先送りにした。

他にもEXO、Girl's Day、JUNIEL、T-ARA、2AM、Apink、M.C the MAXのイス、紫雨林(ジャウリム)のキム・ユナ、キム・ジャンフン、パク・スジン、モデルのユ・スンオク、カン・スンヒョン、俳優ピョン・ヨハン、女優キム・ヒョジン、ナム・ボラ、ユン・スンア、タレントのパク・チユン、ホン・ソクチョン、キム・ナヨン、オ・サンジンなど韓国の有名スターたちが自身のSNSを通じて黄色いリボンと哀悼のメッセージを伝えている。

韓国のスターたちはもちろん、来韓予定の映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の出演者たちも追悼に合わせ、非公開で入国する。

放送業界では、放送休止や調整などを通じて哀悼に参加する。KBS 2TV「ハッピートゥゲザー3」、MBC「ベストカップルリターンズ」、SBS「あなた-百年のお客さん」などのバラエティ番組が放送休止となり、KBS 2TVでは映画「ボクとマウミの物語」、MBCでは災難対策特別企画「奇跡の条件スペシャル」、SBSでは特集ドキュメンタリー「忘却の時間、記憶の時間」が放送される。

ケーブルチャンネルではMnetドラマ「The Lover」が放送休止となり、音楽番組「M COUNTDOWN」も17日に放送時間を変更した。JTBC「ソル戦」では「セウォル号を見る国民の視線」というテーマで1周忌を迎え、議論となっているセウォル号事故に関する論点を語る。

このようなスターたちの相次ぐ追悼は、社会の雰囲気に便乗しようとしているという一部の歪んだ見方はあるものの、故人らを哀悼するのは自然な自己表明だと考えられる。

セウォル号沈没事故は2014年4月15日に仁川(インチョン)沿岸旅客ターミナルから出発し、済州島(チェジュド)に向かっていた旅客船セウォル号(清海鎮(チョンヘジン)海運所属)が、4月16日に全羅南道(チョルラナムド)珍島郡(チョドグン)屏風島(ピョンプンド)付近の海上で沈没し、数百人の死傷者が出た大惨事だ。

この事故で搭乗客476人のうち172人が救助され、300人以上の死者・行方不明者が発生した。特に、セウォル号には済州島へ修学旅行中の安山(アンサン)檀園高校2年の学生たち324人が搭乗しており、若い生徒たちの犠牲が多く韓国国民に衝撃と悲しみを与えた。行方不明者9人は今も行方が分からないままだ。

セウォル号事故1周忌を迎え、各界の有名人や国民が真心を込めたメッセージで犠牲者たちを追悼している。「申し訳ありません。忘れません」

記者 : ホン・ウィソク