パク・シネ「ピノキオ」“恋愛でお互いの気持ちに気付いた時、男性は女性をとても大事にする”

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イ・ジョンソク&パク・シネ主演で話題を集めたドラマ「ピノキオ」が早くも4月21日(火) よりCSチャンネル衛星劇場にて日本初放送を迎える。
日本初放送を控え、来日したパク・シネにインタビューを実施。ドラマについて、撮影エピソードや役どころ、“胸キュン”ポイントが詰まった見どころなどを語ってくれた。

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―「ピノキオ」で演じたチェ・イナ、どんな女の子でしたか?パク・シネさんから見てチェ・イナの感想を教えて下さい。

パク・シネ:活気のある人物。正直で、嘘をつけない人です。相手の気分を害さないように対処する部分に魅力を感じます。責任感と配慮もあります。ウソがつけないので無鉄砲にならざるを得ない。

―チェ・イナと、パク・シネさんの共通点、違う点はありましたか?

パク・シネ:イナはウソがつけないから、正面から突破していく性格になったのだと思います。事件を解決していくときも、積極的にならざるを得なかった。私も仕事をしていくうえで、あまりためらう性格ではありません。考え過ぎたり悩み過ぎたり計算したりするよりも、自分の決めたことをやるならやる、やらないならやらないと、悩まず決める性格。そんなところが似ているのではないでしょうか。

―記者の役を演じてみてどうでしたか? 普段、女優として記者の方と触れ合う機会も多いと思いますが、何か気づいたことや思ったことはありますか?

パク・シネ:客観的事実を伝えることの難しさを感じました。私も以前、インタビュー記事になったものを読んで、自分の意図したものと違うと感じたことがありました。記者というのは話を聞き、それを第三者に伝えていく仕事ですよね。それを正確に伝えるためには、私自身も論理的に、明確に伝えていくことが必要だと感じました。

―「ピノキオ」では、嘘をつくとしゃっくりが出る“ピノキオ症候群”を患っている役を演じましたが、ウソをつくと“こうなる”というものはありますか?

パク・シネ:癖はありませんが、ウソをつくと顔に出てしまうタイプです。

―ウソは上手な方ですか? 下手な方ですか? 何かウソにまつわるエピソードがあれば、教えて下さい。

パク・シネ:ウソは苦手な方だと思います。まだ友達の家にいるのにお母さんに「今帰っているところ」と電話でウソをいうことがあります。そして電話でお母さんに「あと5分で着くから」といいながらエンジンをかけて、アクセルを思い切り踏んで、急いで帰るんです(笑) お母さんは心配症なんですよ。まだ川べりで遊んでいる子を心配するみたいな感じで……。これまで遅い帰宅でも事故なくやってきたのに、なんでこんなに心配するのか、21~22時になると電話をしてくるんですよ。正直疲れます(笑)


「恋愛でお互いの気持ちに気付いた時、男性は女性をとても大事にする」

―撮影中、イ・ジョンソクさんとの仲いい様子をニュースで見ましたが、お互いに心がけようと決めていたことや、役の中で話し合ったことはありますか?

パク・シネ:リハーサルのときに話し合ったりしました。動線や状況に応じた演技などについてです。恋愛でお互いの気持ちに気付いた時、男性は女性をとても大事にします。それをどうすれば美しく表現できるか、相談しました。

―現場の雰囲気はどうでしたか。撮影中のエピソードを一つ教えてください。

パク・シネ:ロケ中はとても寒かったんです。外で控えている時に、俳優同士でヒーターの前に並んで、イ・ジョンソクさんがプレゼントでもらった毛布を、みんなでかぶって暖をとったことが思い出になっています。迷うことなく演じられたのは、共演の先輩方がリラックスできる雰囲気を作ってくれたから。普段から先輩に懐いて過ごしていました。

―「ピノキオ」では“食パンキス”や切ないキスシーンなど、様々な名シーンが話題を集めましたが、一番記憶に残っている、視聴者にオススメの“胸キュン”シーンはありますか?

パク・シネ:初めてのキスシーンです。雪が降っている時に手で唇を押さえて……というシーン。その時にお互いの気持ちを確かめあって、ふたりが近くなる……。とても記憶に残っています。

―これまで、たくさんの出演作があり、パク・シネさんの涙のシーンは毎回印象に残っていますが、自分が好きな演技・得意な演技はありますか?

パク・シネ:得意な演技というのはありません。私の性格は暗い面も明るい面もあって、感情の起伏が激しい方。これが演技に役立っていると思います。いろいろな感情のふり幅を自分自身の性格の中に持っていて、これまで幸せなこともあれば辛いこともあり、それが演技に溶け込んでいるのだと思います。涙のシーンはプレッシャーを感じることもありますが、私はふだんから泣き虫なんです(笑) それが演技に反映されていると思います。自分が泣いたこともないのに、涙の演技をするというのは話になりませんよね。私には演技の先生がいて、役を作るときに私が持っている短所や長所をうまく補ってくれます。先生はパートナーのような存在で、困ったり悩める時は相談して解決しています。また、台本を覚えるのは得意な方だと思います。読んで、声に出して覚えます。台本を覚えるのは学校の勉強の暗記とは違う。状況を熟知して頭に入れていかなくてはならないですから……。NGも多くないと思います。


「演技は楽しむことが大事。観ている人もドラマを好きになってくれる」

―今回のドラマ「ピノキオ」でパク・シネさんにとってプラスになったこと、成長を感じたことはなんですか?

パク・シネ:今まで特定の職業をもった役というのはやったことがありませんでした。けれども今回は記者という職業、そして社会人の新入生ということで、自分の年頃に合った作品を経験することができて、とてもうれしく思っています。記者という仕事をドラマで扱うことはなかなかないと思いますが、間接的に記者の仕事を経験することができましたし、それを世の中の人に伝えることができるということで、とても楽しく演じることができました。演技は楽しむことが大事。楽しむことができないと辛くなってしまい、余裕もなくなってしまいます。はじめて演技をしたときから現場が楽しくて仕方なかったんです。自分に楽しい思いがなければ、視聴者に伝わりません。楽しんで演じることで、観ている人もそのドラマを好きになってくれるのではないかと思っています。

ドラマ「ピノキオ」CSチャンネル衛星劇場にて日本初放送
4月21日(火) 後11:00~深1:30(2話連続) ほか
出演:イ・ジョンソク パク・シネ、キム・ヨングァン、イ・ユビ イ・ピルモ
2014年/韓国SBS/全20話

特別ゲストにパク・シネが登場!
「田代親世のどっぷり衛星劇場。春爛漫SP」CSチャンネル衛星劇場にて

4月20日(月)後1:30~3:00ほか
出演:田代親世、パク・シネ、高橋尚子、望月美寿、尹春江

■関連サイト
・衛星劇場:http://www.eigeki.com/special/hanryu_drama_sengen
・パク・シネ 日本公式ファンクラブ“Twinkle”:www.parkshinhye.jp

記者 : Kstyle編集部、写真提供 : 衛星劇場