放送終了「UNPRETTY RAP STAR」議論なく感動を残したファイナルステージ…シーズン2に高まる期待

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写真=Mnet
ケーブルチャンネルMnetの女性ラッパーサバイバル番組「UNPRETTY RAP STAR」が感動的なファイナルステージと共に大団円の幕を閉じた。

26日に韓国で放送された「UNPRETTY RAP STAR」最終回では、最後のトラックの主人公になるための女性ラッパーたちの最終対決が公開された。

まずユク・ジダムとKisumのセミファイナルのステージが繰り広げられた。ペク・イェリンとステージに立ったユク・ジダムと、インスニのフィーチャリングで人々を驚かせたKisumは、心を込めたラップとドラマチックな演出で観客に感動を与えた。また、先週公開されなかったAOAのジミンとCEETAHの対決の結果も公開された。CEETAHは観客の圧倒的な支持を得て勝利し、ファイナルステージに立った。

続くファイナルの対決ではCEETAH、Jessie、ユク・ジダムが最後のラップバトルを展開した。歌手Ailee(エイリー)のフィーチャリングと共に、3人は最後のトラック「誰にも知らさず」でステージを飾った。3人は自分だけの率直な心と仲間である女性ラッパーへの愛情を盛り込んだ歌詞で観客を虜にした。そして、観客による投票の結果、CEETAHが最後のトラックの主人公となった。

CEETAHは「意味のある曲を披露したセミファイナルの影響があると思う。母が見ていたので…」と言葉を詰まらせ、2位になったJessieは「活動を10年間やってきて、ここまで輝いたのは初めてだ。この瞬間が本当に楽しい」と涙を流した。

「UNPRETTY RAP STAR」の最終回はケーブルチャンネル、衛星チャンネル、IPTV(IP技術を利用してテレビ映像を配信するサービス)統合世帯視聴率基準で平均視聴率1.3%、最高視聴率1.5%を記録し、有終の美を飾った。特に、番組の主要ターゲットである10~30代の年齢層ではケーブルチャンネル、総合編成チャンネルを合わせて同時間帯の視聴率1位(ニールセン・コリア、有料プラットフォーム、全国基準)を手にするなど、若年層の圧倒的な関心や人気を証明した。

音源市場での影響はさらに大きい。放送直後に発売されたCEETAHとAileeの「誰にも知らさず」がMnet、MelOn、Geine、Olleh Musicなどの主要音楽配信サイトで1位を総なめにした。ここにジミンとIRONの「Puss」、CEETAHの「Coma 07」などがリアルタイムの音楽配信ランキングで再びトップ10入りを果たす成果を挙げた。“音源のギャングスター”と呼ばれている言葉通り、ここ2ヶ月間音楽シーンを揺るがした「UNPRETTY RAP STAR」の威力を最後まで証明した。

ヒップホップサバイバル番組「SHOW ME THE MONEY」のスピンオフ番組として始まった「UNPRETTY RAP STAR」は、男性ラッパー顔負けの実力とカリスマ性を誇る女性ラッパーたちの大活躍の中、「SHOW ME THE MONEY」を超える話題性と人気を博した。

毎回様々な話題を産んだ「UNPRETTY RAP STAR」は、出演者一人一人が自分だけの個性を活かして注目を浴びた。「私たちはチームじゃない」という流行語を誕生させ、カリスマ性を誇ったJessieから、アイドルという先入観を破り、実力を証明したジミン、交通事故で人工脳死を経験した過去をラップで昇華させ、嵐のような感動を与えたCEETAH、強烈な“DISS(侮辱、蔑みを意味するdisrespectの略語で、他の人を見下したり、攻撃するヒップホップ文化の一つ)”戦で緊張感を高めたTymeeとJolly V、議論を乗り越え、凄まじい成長を遂げた女子高生ラッパーユク・ジダム、外見ではなくラップの実力だけで人々を頷かせたKisum、残念ながら途中で脱落となったが、確実な存在感を披露したLil Cham、JACEまで。9人の女性ラッパーたちが見せてくれた夢と熱望は視聴者を虜にするには十分だった。

韓国発の女性ラッパーサバイバル番組Mnet「UNPRETTY RAP STAR」は終わったが、女性ラッパーたちのステージは続く。まず4月25日に高麗(コリョ)大学和汀(ファジョン)体育館で9人の出演者全員が出演する「UNPRETTY RAP STAR」コンサートが開催される。19日にチケットの予約販売が開始し、開始1分で1次販売分3000席が完売し、その高い人気を証明した。ここに制作が確定した「UNPRETTY RAP STAR」シーズン2への期待と関心も早くから高まっており、韓国の女性ラッパーに対する関心は、今後も続くと予想されている。

記者 : ムン・ジヨン