俳優イ・ビョンホンを脅迫した疑いで起訴されたモデルのイ・ジヨンとガールズグループGLAMの元メンバーダヒが控訴審で執行猶予を言い渡された。

ソウル中央地方法院第9刑事部は26日午前、1審で実刑が宣告されたイ・ジヨンとダヒの控訴審で原審を破棄し、執行猶予を言い渡した。

この日、裁判所は「被告人は量刑が重すぎるという趣旨で、検察は量刑が軽すぎて不当だという趣旨で控訴を提起した。両方とも量刑と関連した主張だ」とし「被告人が被害者が性的な冗談を言う動画をインターネットに流布し、人気芸能人である被害者の名誉を毀損すると被害者を脅迫し、50億ウォン(約5億円)を奪い取ろうとしたこと、被害者が非難世論などで精神的かつ経済的に少なからぬ被害を被った点などは被告人に不利な部分だ。しかし、第一に被害者が控訴審で被告人の処罰を望まないという意思を表明し、第二にこの事件の犯行は未遂に終わった。第三に被告人は6ヶ月ほど刑務所で過ちを反省する姿を見せた。第四に被告人はいずれも初犯だ。第五に年上の被害者が若い被告人たちに性的な冗談を言って口実を提供した。原審で宣告した量刑は、重くて不当だと判断される」とし「原審の判決を破棄する。被告人イ・ジヨンは懲役1年2月、ダヒは懲役1年にする。だが、判決の確定日から2年間判決を猶予する。映像と関連した携帯電話などを没収する」と明らかにした。

イ・ジヨンとダヒは5日に開かれた控訴審の公判で「被害者と被害者の家族に被害を与え、申し訳ない」「愚かな行動だった」など、涙を流しながら謝り、注目を浴びた。その後、2人は保釈を許可され、9日に6ヶ月ぶりに釈放された。

検察によると、イ・ジヨンとダヒは、Aさんの紹介で数回会ったイ・ビョンホンに性的な冗談を言う映像の一部を見せながら現金50億ウォンを要求した。イ・ビョンホンは直ちに警察に通報し、2人は恐喝未遂の疑いで9月に拘束された。先月15日に開かれた第1審の宣告でイ・ジヨンは懲役1年2月を、ダヒは懲役1年を言い渡された。その後検察とイ・ジヨン、ダヒはいずれも控訴状を提出した。

現在イ・ビョンホンは、4月に出産を控えた妻イ・ミンジョンと共に京畿道(キョンギド)広州(クァンジュ)の新居で過ごしている。4ヶ月間アメリカに滞在していたイ・ビョンホンは先月26日、イ・ミンジョンと共に入国した。当時イ・ビョンホンは取材陣に「よく知られた人間として、また一つの家庭の家長として皆さんを失望させた。深く反省しており、これからも反省する」と話した。