濃厚なキス、女の戦いと本音がさく裂!“ココが面白い”どっぷりはまる見どころシーン分析 ―「抱きしめたい~ロマンスが必要~」大研究 Vol.2

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働く女性たちのリアルな恋愛模様を描いた「抱きしめたい~ロマンスが必要~」。オトナの恋愛ドラマとして多くの女性たちの共感を呼び、韓国で高視聴率を記録した本作の見どころを徹底分析!


デキる上司のテユン、癒し系年下男のワン…ジュヨンを幸せにするのはどっち!?

ホームショッピング会社で働くヒロインのシン・ジュヨン(キム・ソヨン) は、仕事が最優先のキャリアウーマン。固い甲羅で自分を覆い、血も涙もなさそうに見える彼女は、同僚から密かに“甲殻類”と呼ばれている。ジュヨンを一流マーチャンダイザーに育てた“毒蛇”カン・テユン(ナムグン・ミン) は、彼女にとって偉大な上司であり、唯一本音を明かすことのできる存在だ。彼氏のジョンホ(アレックス) にフラれた日も、チュ・ワン(ソンジュン) に突然キスされた日も、ジュヨンが真っ先に報告をした相手はテユンだった。一方、17年ぶりに再会した幼なじみのワンは、世界で活躍する作曲家兼プロデューサーであるにもかかわらず、毎日手の込んだ料理を作り、お弁当まで持たせてくれる家庭的な年下男子。自分をリードしてくれる頼れる上司テユンと、癒し系ながらセクシーな男らしさをも持ち合わせたワン。さて、ジュヨンが最後に選ぶのは――!?

 

さまざまなシチュエーションのキスシーンにドキドキ、胸キュン必至!

心臓の鼓動が聞こえてきそうな、甘く濃厚なキスシーンも大きな見どころのひとつ。韓国のケーブルチャンネルtvNで放送された本作には、地上波ドラマには見られない大胆なキスシーンやロマンティックなベッドシーンが盛り込まれている。ソンジュンとキム・ソヨンの360度キス、ナムグン・ミンとワン・ジウォンの3段階キスをはじめ、キャストの中でキスシーンを演じていない俳優はいないと言えるほど、バリエーション豊かなカップルとシチュエーションでのキスにご注目を!

 

痛快で、笑えて、時にはホロリ…女性たちの本音トークが楽しい

脚本を手掛けたのは、女性の心理描写に定評があるチョン・ヒョンジョン。女性3人組の小気味よいセリフの掛け合いが楽しい。「恋が終わるのも一種の自然現象」「この世には2種類の男しかいない。キスは上手いのに心がない男。心もないのにキスまで下手な男」(ミンジョン・第2話)、「女の体の中で、唇はいちばん繊細で敏感なところ。心臓にいちばん近いところだ」(ジュヨン・第4話) といった名言も続々登場する。また、「誰も私を愛さない。でも、大丈夫」(第2話)、「いつも傷ついてばかりだから、つらいのが本当の人生だと思っちゃってる」(第13話) など、気を張って強い女として生きてきたジュヨンがぽろりとこぼす一言も心に染みる。

 

火花がバチバチ!ジュヨンとセリョンの女の戦いもスタイリッシュ

ジュヨンと人気スタイリストのセリョン(ワン・ジウォン) は、高校時代の同級生。かつてはトイレに連れ立って行くほどの親友だったが、セリョンがジュヨンの初恋の先輩を奪ったことで犬猿の仲に。仕事で同じプロジェクトを進行することになった2人は、それぞれプロとしてのプライドを持つがゆえに何かとぶつかり合ってしまう。ビンタの応酬が繰り広げられるシーンもあるが、ポンポンと軽快に言葉が飛び交う2人の戦いはドロドロというよりも、どこかスタイリッシュですらある。テユンをめぐる駆け引きも見応えあり。

 

独身主義者、すれ違いカップル…同僚たちのラブストーリーの行方は?

ジュヨンとともに働く個性的な同僚たちの恋愛模様も見逃せない。36歳のイ・ミンジョン(パク・ヒョジュ) は、恋愛を「お金の浪費、時間の浪費、感情の浪費」と言い切り、結婚など夢にも考えたことのない独身主義者。彼氏に振り回される“恋愛の地獄”に陥らないよう、細心の注意を払ってゲームのような交際を楽しんでいる。一方、チョン・ヒジェ(ユン・スンア) は、公務員試験を控えた彼氏を持つ25歳。お金はなくとも幸せな恋愛を続けていたが、彼氏との間にしだいに価値観のズレが生じ、心に虚しさを募らせていく。「働いたことがないあなたにはわからない」と、うっかり禁句も飛び出すようになった頃、同じ部署のウヨン(パク・ユハン) とキスをしてしまうが……。年齢も恋愛観もそれぞれに違う女性たちの恋の行方が気になる!

 

疲れた心に癒しとパワーを補給!恋がしたくなるドラマ

ワンと同居生活を送ることになったジュヨンは、人を愛する気持ちや涙、友情など、これまで忘れていた感情を少しずつ取り戻していく。ほのぼのとした同居を続ける2人の姿は、忙しすぎる日々を送る私たちに、自分にとって本当に大切なものは何なのかを見つめ直す機会を与えてくれる。脚本家のチョン・ヒョンジョンは、本作を通して「仕事や人生、恋愛はどれも大変だけれど、いつかあなたにも愛が訪れるはず」というエールを視聴者に送りたかったという。自分の身近でも起こりそうなリアリティを持ちつつ、現実よりはるかにドラマティック……そんな絶妙のバランスが本作の魅力だ。視聴後は、仕事や恋、夢に向かってがんばろうという気持ちになれること間違いなし!

 

ライター:藤田麗子

「抱きしめたい~ロマンスが必要~」DVD情報
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記者 : Kstyle編集部