故シン・ヘチョルさん、死亡原因は医療過失…院長を検察へ送致

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写真=TVレポート DB
昨年亡くなった歌手シン・ヘチョルさんが、死亡後4ヶ月経ち、医療過失だという結論が出た。

3日、故シン・ヘチョルさんの事件を担当した松坡(ソンパ)警察署は、手術を執刀したソウルS病院のK院長に業務上過失致死の疑いがあるという結論を下した。これで警察側は今週中にソウル東部地検に起訴意見として事件を送致する方針だ。

昨年10月7日にシン・ヘチョルさんはK院長が手術を担当した後、高熱と痛みを訴えながら苦しんだ。しかし、K院長はシン・ヘチョルさんと家族に回復過程で現れる症状だと説明しながら適切な措置をとらなかった。結局、シン・ヘチョルさんは他の病院で緊急手術を受けたが、回復できないまま10月27日に亡くなった。

当時、K院長はシン・ヘチョルさんの同意なしに胃バイパス手術(胃縮小手術)を並行した。遺族たちはシン・ヘチョルさんの直接的な死亡原因が手術の際に発生した心囊穿孔だと主張した。

遺族の意思によって遺体は国立科学捜査研究院に搬送され、剖検した。その結果、K院長が必ず必要ではない胃の手術をする当時、心囊に損傷を被らせた可能性があるという所見を出した。

警察側は大韓医師協会と韓国医療紛争調停仲裁院などに医学的な諮問を求めた。大韓医師協会と韓国医療紛争調停仲裁院側によると、シン・ヘチョルさんは手術当時、すでに腹膜炎の症状が進行されていた。しかし、K院長は緊急状況だということを判断できず、シン・ヘチョルさんを退院させた。その後もシン・ヘチョルさんが病院を訪れて痛みを訴えたが、K院長は麻薬性鎮痛剤と酸素だけを投与しただけで、これといった措置を取らなかった。

結局、シン・ヘチョルさんは2014年10月27日の午後8時19分ごろ、ソウルアサン病院で汎発性腹膜炎、心囊炎、低酸素虚血性脳損傷の順次的経過によって死亡した。

記者 : キム・イェナ