6人の少女が招待したApinkのパラダイス(総合)

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グループの核を担当していると言いながら恥ずかしそうに笑うオ・ハヨン、スパークリングのように弾ける存在ユン・ボミ、若返るリーダーのパク・チョロン、生まれつきの美しい声でメインボーカルを務めているチョン・ウンジ、デビュー時からグループの中心を守るソン・ナウン、憎むことのできない魅力の塊キム・ナムジュまで。6人の少女ははつらつに、爽やかに、セクシーに、そしてまた可愛らしく「Apinkのパラダイス」を披露した。

30日午後、ソウルオリンピック公園内のオリンピックホールでApinkの単独コンサート「PINK PARADISE」が開催された。デビュー4年で初めてのコンサートを開催するApinkは100分間の公演でゲストなしに24曲のステージを披露した。Apinkは6人の完全体、ユニット、ソロステージを曲の間に配置した。大型「A」模様のランウェイステージを1階のスタンディング客席の間に設置し、客席との親密感を高めた。

「I don't know」「Good Morning Baby」「Mr.Chu」でオープニングステージを飾ったApinkは「いよいよ今日だ。私たちの単独コンサートが開かれる。私たちほどに皆さんも待った日だ。座席を満たすことができるか心配したけど、皆さんのおかげで短い間に満たすことができた。感謝する。今日、私たちの魅力を確実に見せる」と抱負を語った。

◆ 少女以上のApink…成熟そして変身

コンサートの前に行われた記者会見でApinkはソロステージに対する自信を示した。「ステージでメンバーごとに潜在されている魅力を引き出す瞬間がある。そんなメンバーを見たら大きく驚くと思う。ファンも一緒に感じてほしい」と紹介した。

ソロステージはリーダーのパク・チョロンが幕を上げた。パク・チョロンはホワイトのシースルー衣装を着て登場し、「X」に合わせて現代舞踊を連想させるパフォーマンスを披露した。ハイヒールを脱ぎ、男性ダンサーの間で無表情で官能的な魅力をアピールした。ソン・ナウンとオ・ハヨンはユニットグループとしてステージに上がった。「いた人がいなくなると(Gone Not Around Any Longer)」で以前とは異なる魅力的なムードを演出した。ブラックのショートパンツを着たソン・ナウンとオ・ハヨンは椅子パフォーマンスでセクシーな魅力をいっそう引き上げ、ハスキーボイスで特別な雰囲気を演出した。

3番目のソロステージはキム・ナムジュが務め、「Dirty」を選曲した。レッド&ブラックのスタイリングで強烈な雰囲気を伝えた。ダイナミックな振付で妖艶ながらもパワー溢れるステージを飾った。ホットピンクファッションで強い魅力を伝えたユン・ボミは「Problem」を選曲し、妖艶なステージを披露した。ポールダンスで悩殺的な雰囲気を絶頂に引き上げた。最後にはチョン・ウンジが登場し、ダンスなにしボーカルだけに力を入れた「Listen」でチョン・ウンジの歌唱力が証明できるステージを完成させた。

◆ アイドル以上のApink…物足りなさの代わりに期待

Apinkは「これまでの放送では5分ほどしか見せることができなかったけど、今日は私たちのコンサートなのでたくさんのことができる。楽しみにしてほしい」と自信を示した。実際にApinkは様々なステージを披露した。ダンスにフォーカスを合わせたり、ボーカルに集中する構成で見て、聴くコンテンツを設けた。

2012年から1位曲を誕生させたApinkはこの日、1位曲のラインナップをステージに上げた。「MY MY」「No No No」「Mr.Chu」「LUV」が流れると場内が盛り上がった。男性ファンの割合が圧倒的に多く、ファンの間でたくさん愛された発表曲を一つのレパトリーに束ねた。ライブバンドとDJリミックスで放送とはかなり異なるApinkのイメージを表現した。

Apinkの初めてのコンサートはメンバーたちのアイディアと努力の末、多彩に飾られた。ガールズグループらしくビジュアルにも気を使った。テーマごとに異なる衣装とアクセサリーなどで華やかな見所を提供した。「何の心配もいらない地上の楽園を作る」と言っていたApinkは観客と呼吸を合わせることに注力した。

Apinkは欲張った。やりたいことが、見せたいことが多かった。4年間コンサートを夢見たというApink。しかしApinkは初めてのコンサートであるにもかかわらず、プロフェッショナルな姿を見せてくれた。目先の物足りなさより次が楽しみになる、Apinkのまた違う夢を期待させた。

Apinkは「WISH LIST」「No No No」「4月19日」でアンコールステージを披露した。

Apinkのコンサートは31日、同じ場所でもう一度行われる。

記者 : キム・イェナ、写真 : チョ・ソンジン