ガールズグループNine Musesが新メンバーを迎え入れてカムバックした。23日にニューミニアルバム「DRAMA」をリリースしたNine Musesは、アルバムのリリースを控えてソジンとクムジョを新しく迎え入れ、8人体制に生まれ変わった。二人のメンバーを迎え入れながらボーカルとパフォーマンスの両方を強化させ、平均年齢まで下げる効果をもたらした。

Nine Musesは5年間の活動の中で、メンバー交代を何度も繰り返しながら存続してきたグループだ。2010年にラナ、ジェギョン、ビニ、セラ、イセム、イユエリン、ウンジ、ヘミ、ミンハで構成された9人組グループでデビューしたNine Musesは、持続的なメンバー交代を経験した。デビュー時、10月にジェギョンが脱退し、新しいメンバーヒョンアを迎え入れ、2011年8月にラナとビニがグループを脱退した。7人組グループになったNine Musesは2011年、デジタルシングル「Figaro」をリリースし、これに続き2012年にはギョンリを迎え入れ、デジタルシングル「News」「Ticket」で活動を続けた。2013年1月にはソンアを迎え入れて再び9人体制になり、「DOLLS」「WILD」「GUN」「GLUE」まで相次いで発表した。しかし、昨年1月にイセムとウンジが脱退し、6月にはセラが契約満了でグループを脱退し、6人体制になった。再び今年1月にソジンとクムジョが合流し、8人体制となった。

アイドルメンバーの交代はファンダムの反感を買う恐れがあるが、Nine Musesの場合はメンバーを補強することで相乗効果を生み出したグループだ。2010年、ヒョンアを迎え入れたことでNine Musesは実力を高める効果をもたらし、2012年に合流したギョンリは現在、グループ内で認知度が一番高いメンバーとしてNine Musesを代表するメンバーとなった。2013年からNine Musesのメンバーになったソンアはセクシーなボイスとビジュアルでファンの間では“フィジーセクシーガール”と呼ばれ、2013年には9人組のNine Musesを完成させた最後のメンバーの役割を見事に果たした。Nine Musesの相次ぐメンバー交代の成功は、ソジンとクムジョを迎え入れたことでどんな効果を呼び起こすのか期待されている。

メンバー交代の経験は、既存メンバーたちが新しいメンバーと仲良くなる際に役に立った。イユエリンは新メンバーの合流に対し「最初から違和感はなかった。性格がカメレオンのようで、尖ったところもなかった。私たちはもう子供ではない。もし今より若かったら『私の居場所を奪われるかもしれない』と考えたかもしれないけど、今は新しいメンバーが来てくれてありがたい。一緒に一生懸命頑張りたい」と伝えた。Nine Musesの最年長ヒョンアは21日に開催されたショーケースで「デビュー6年目を迎える歌手なので、これまで新しいメンバーたちの実力をたくさん見てきた。事務所のスタッフを通じて実力を確認すればするほど、Nine Musesの新しいメンバーとしても遜色がなく、年下なのに頼りがいがある」と新メンバーへの信頼を見せた。

ソジンとクムジョは、それぞれNine Musesのパフォーマンスとボーカルを鍛えて1年ぶりにカムバックするNine Musesに力を添えた。ヘミは「新しいメンバーは6年目を迎えるNine Musesに爽やかで初々しい魅力を加えてくれた。Nine Musesは都市的で近寄りにくいイメージがあったが、新メンバーを迎え入れたことでイメージを和らげることができた」と相乗効果を伝えた。

メンバー交代の副作用も確かにある。これまでのNine Musesで歌のパートをほとんど担当していたセラの空席は、新メンバーとの相乗効果で埋めなければならない。ソジンとクムジョがそれぞれどのような魅力でNine Musesに相乗効果をもたらすのだろうか？

Nine Musesの自作リアリティ番組「ナミュキャスト」で8人組のNine Musesの相乗効果を垣間見ることができる。Nine Musesは新メンバーを「ナミュキャスト」6回目の放送で初公開した。当時、既存メンバーたちも「ナミュキャスト」での公開に対して、副作用を心配して公開反対の意思を伝えたが、新メンバーの努力する姿に心を開くようになったという。ヒョンアは「『ナミュキャスト』を撮影しながら仲良くなり、お互いのことが知りたくなった。Nine Musesの未来について話した時は、『あ、新メンバーたちが描いている私たちの未来はとても明るくてハツラツになりそうだ』と思えた」と伝えた。新メンバーの効果だろうか、Nine Musesは27日に韓国で放送されたSBS「THE SHOW」で新曲「DRAMA」が1位候補に上がった。Nine Musesはこれから始まる。