Vol.2 ― パク・シネが語るイ・ジョンソク、イ・ジョンソクが語るパク・シネ

OSEN |

写真=Wellmade ent、SALTエンターテインメント
俳優イ・ジョンソク(25)とパク・シネ(25)は同い年だ。この前途有望な20代の男女俳優は最近放送を終了したSBS水木ドラマ「ピノキオ」で甘い恋人を演じた。幼い頃のつらい記憶を持っているキ・ハミョンと嘘がつけない女チェ・イナが社会部記者に成長する話や、お互いに向けた真実の愛で視聴者からたくさん愛された。

作品で2人の相性は非常によかった。口喧嘩していてもお互いへの思いやりが感じられたし、恋愛演技はまるで実際の恋人のようにリアルだった。実際イ・ジョンソクとパク・シネの関係はどうだろうか。彼らは面白い冗談を言い合えるほと親しい関係だった。2人のインタビューはメディアからの要請が殺到し、数日にかけて行われたが、その中で20日は2人ともソウル三清洞(サムチョンドン)のあるカフェで記者と会っていた。徒歩10分の距離だった。

インタビューの途中、記者が午前にイ・ジョンソクに会った話をすると、パク・シネは自身について何と言ったかと大きな目をキラキラさせながら聞いていた。インタビューが行われる間、ずっと明るい性格を見せていたパク・シネは、親しいイ・ジョンソクの話が出ると、わざわざ大きい声で「変な話はしなかったでしょう?」と冗談を飛ばし、雰囲気を和ませた。

彼女は記者が冗談で「イ・ジョンソクさんが良くない話をした」と争いをそそのかすと、「いきなり暑くなってきた。後から一度連絡してみなきゃ」と冗談を飛ばした。もう少し冗談を言えばイ・ジョンソクがインタビューをしているカフェにかけつける勢いだった。2人はドラマのファンに喜ばれるほど親密だった。実際のインタビューでイ・ジョンソクは共演したパク・シネを称賛するばかりで、パク・シネもずっとイ・ジョンソクを褒めた。普通いくら俳優でも相手俳優の欠点をかばおうとするときは躊躇しがちだが、二人はそうする必要がなかった。

イ・ジョンソクはパク・シネについて「信頼して演技できる女優だ」と褒めた。彼は「シネが出演したドラマは全部うまくいった」とし「とても相性がいい女優だ。今回は脚本家さんがシネのキャラクターをこれまで演技してきたキャラクターとは違うように作ってくださったし、シネの演技もこれまでとは違っていた」と語った。また、自身が公の場で失言すると「これはこういうふうに言わなければならない」とアドバイスしてくれると話した。イ・ジョンソクは「シネはとてもしっかりした性格で、非常に助けられている」と感謝の気持ちを伝えた。

イ・ジョンソクはSBS「ドクター異邦人」放送終了後、厳しい時期を経験した。主演俳優としての責任感とプレッシャーで演技はすればするほど難しいと思っていた。大変なときに「ピノキオ」という作品に出会った。彼は「この作品には制作陣はもちろん、シネがいるじゃないか。シネがいたので別に何も考えず、面白く撮ることができた」とし「シネとはCM撮影などで前からの知り合いだった。別に親しくなる必要もなかった」と信頼を表現した。

パク・シネもイ・ジョンソクに対し「今回の作品がうまくいったのは制作陣と相手俳優が良かったためだ」とし「ジョンソクの演技が上手かったし、私たち2人の相性が良かったと思う。ジョンソクといたずらをしていると撮影現場の雰囲気がとても良くなって厳しくなかった」とイ・ジョンソクへの感謝の気持ちと作品への高い満足感を示した。

イ・ジョンソク、パク・シネだけでなく、キム・ヨングァン、イ・ユビなど、同じ年頃の俳優たちが共演した「ピノキオ」の撮影現場はいつもにぎやかだった。パク・シネは「実は、新入記者4人が集まれば市場のようだった。笑ったり、騒いだりしてすごかった。撮影が始まりそうになると、私が『笑わないで、笑わないで』と言った」と撮影現場の雰囲気を伝えた。

非常に仲の良い2人だっただけに、恋愛の演技をするときは徹底して仕事としてアプローチした。「撮影現場で会う度に冗談を言ったり、いたずらしていたので真剣な恋愛演技に没頭することは簡単ではなかった」と口を揃えた。ファンには残念に思われるかも、あるいは安心してもらえるかも知れない部分だ。

イ・ジョンソクは「シネとはとても親しいので最初はラブシーンが恥ずかしかった。後からはキスシーンを撮ってもどうすればきれいに写るかだけ悩んだ。シネと2人でどうすれば美しく写るかを研究したりした」と話した。

パク・シネも同じだった。彼女は「最初はお互いにくすぐったいと思うだけだったけれど、後からはどうすればきれいに写るかと角度のことを悩んだ。トーストキスシーンのときは魂を込めず演技して叱られた。鳥肌が立つラブシーンがあったけれど、後からは結構慣れて平気でやった」と気さくに笑った。

記者 : ピョ・ジェミン