JYJ ジェジュン、29歳の幸せな誕生日パーティー「すぐだからね。みんな、その間、年とらないでね(笑)」

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1月26日に誕生日を迎えるJYJのジェジュンのバースデーファンミーティング「2015 KIM JAE JOONG J-PARTY IN YOKOHAMA」が、2015年1月21日(水)、22日(木)の2日間、横浜アリーナにて開催された。

JYJとしての日本初シングルが「WAKE ME TONIGHT」が1月21日にオリコンデイリーチャート1位を記録。最新主演作「トライアングル」で“2014コリア・ドラマ・アワード最優秀演技賞”を受賞するなど、歌手としても俳優としても目覚ましい活躍をみせているジェジュン。しかも今回のファンミーティング、チケットは発売直後に売り切れた。ここでは最終日、22日の模様をリポートする。

雨男の異名をとるジェジュンのせいか、当日は冷たい雨が降った。そんななか、全国からファンが集結。立見席も出る超満員。開演時間の19時を少し過ぎたころ、スタンドの関係者席にジェジュンの家族の姿を発見。ファンに向かってぶんぶんと大きく手を振る愉快なお父さんに場内も大盛り上がり。


みんなが喜んでくれるから

そしてみんながお待ちかねのジェジュンは会場後方からゴンドラに乗って登場。いきなり総立ち、大歓声の渦となる客席。「みんな、待ったー?」「めっちゃこわ。これ、めっちゃこわ」「どうも~アンニョン」と挨拶しながら空中散歩で笑顔をふりまくジェジュン。無事ステージにつくとホッとした顔に。「みなさん、こんばんは。ジェジュンです、元気ですか」「みんなが喜んでくれるから僕も笑ってたけど、めっちゃ怖かった~(笑)」。そして最初の曲「そばにいるよ」(徳永英明) を日本語で披露。黒のロングジャケット姿が王子様のようにカッコいい。

ステージにはバーのセットが組まれている。本日の司会のYumiさんがオーナーで、今日はジェジュンの貸切誕生日パーティが開かれるという設定だ。ジェジュンに続いてやってきたのはお笑い芸人のはんにゃ。金田とジェジュンは友だちだという噂があるが、これがまったくの初対面だという。ジェジュンと握手して「手の血管がかっこいい」とファン寄りのナイスなコメントをする金田(笑) ここでファンから4人を選び、ステージに招待することに。ジェジュンが吹き矢で座席表を狙うが、なぜか階段や通路にばかり命中。ある意味天才? ここで現在撮影中のドラマ「スパイ」の話も出た。ジェジュンの役は母子スパイの息子のほう。家で息子としているときは温かくて優しいが仕事のときは冷静でピリッとする。そのギャップを演じるのが難しいのだそうだ。


フェロモン炸裂のファンサービス

ここで選ばれた4人のファンが登壇。「そちらの2人は順番を入れ替わって」と指示するジェジュン。背の高さの順に並んでほしかったらしい。几帳面~というか面白い。始まったのはジェジュンと一緒に韓国ドラマの定番シーンを再現しようという「韓国ドラマあるある~妄想ですがそれがなにか?」コーナー。「サウナに行ってヒツジ巻きをする」「落ち込んでいる彼女にむりやり食べさせる」「すねてる彼女を後ろから抱きしめる」「壁ドン」にトライし、天然のはいったキメ台詞を言うジェジュン。ゆで卵をむいて黄身だけを取って「君が好き」というなつかしい駄洒落を披露したり、バックハグでは女性を魅惑するような危険な色気を爆発させたり。そして最後の「壁ドン」では、相手の女性を一歩一歩追いつめ、くっつきそうになるほど顔を覗き込んで「何で目を合わせてくれないの?」ジェジュンが何かするたびに、黄色い悲鳴が巻き起こる。フェロモン炸裂の熱演に会場内の温度は急上昇。

そこに2番目のゲスト、ジェジュンと交流のあるコロッケが登場。ジェジュンはスカル柄のついたセーターに衣装チェンジして再登場。YUIの「Good-bye days」を熱唱。その後、ステージにケーキとファンからのメッセージカードが入った雪だるまが運びこまれ、みんなでバースデーソングを歌ってお祝いをした。コロッケによるジュンスの歌マネに「唇が似てる」と大うけのジェジュン。ここでコロッケから「普段どんなパンツを履いているのか」という質問が。「僕はこの10年間、一回もパンツを買ったことがない。ファンからのプレゼントで間に合ってきた」とジェジュン。「形はシンプル。僕は骨盤が狭いので、サイズはSでお願いします」と言って、セーターをたくし上げて生の細腰をチラリとサービス。ついでに「タトゥはもういれないんじゃないですかね」と軽く言った瞬間、ファンから大拍手と歓声が。「みんな、僕のタトゥがそんなにイヤだったの?」とジェジュン。本気でビックリしたようだった。


ジェジュンに質問!「もしも○○だったら…」

続いての質問コーナーではこんな大爆笑のやりとりが。

Q.「もしも映画監督になったらどんな映画を作りますか?」

A.「エロ映画を撮りたい。広いべッドの上で男と女が、シャワーを浴びたあと……ウフッ」

Q.「娘ができたらどんなパパに?」

A.「本当は26、27歳くらいで結婚して若いパパで娘ちゃんと散歩や遊園地に行きたかった。若いときは娘を可愛がって、娘が大きくなったら奥さんのほうをもっと可愛がりたい」

Q.「朝起きてジュンスになっていたらどうしますか」

A.「歌を歌う。普通、起きてすぐは声が出ないものなのにジュンスは出るんです」

Q.「魔法を使えたらユチョンにどんな魔法をかけたいですか?」

A.「ユチョンの体に筋肉をつけたい。ユチョンは本当に自分の体のために努力しないから。でもユチョンは太らない体質」と言うとファンからいっせいにエーッの声が。「いや、ユチョンも最近ダイエットしてるから。映画のために体重を増やしてただけだから」
「今日は両親も来てくれてるのに、僕をエロキャラにしないで」とブチブチ文句を言うジェジュンが可愛かった。そうはいってもエロキャラは自分で撒いた種だし。


「ジェジュンは本当に幸せな人間だな、と思う」

その後、世界20ヶ国のファンから寄せられた「お祝いメッセージ」動画が披露された。見終わると感動で目がうるうるのジェジュン。かみ締めるように「ジェジュンは本当に幸せな人間だな、と思います。ありがとうございます」と頭を下げる。さらにJYJの2人からもメッセージが。まずは韓国語でお祝いを言うジュンス。「日本語で言ってくれればもっとよかったのに」と突っ込むジェジュン。「ジュンスのニコニコしている表情が好きなんです。可愛いね!」。次はユチョンから「今日の誕生日パーティー、楽しんでほしいです」と日本語の映像。「ユチョンは喉仏があってうらやましい。僕とジュンスにはないんですよ」。おまけとしてユチョンのドラマ「会いたい」ファンミーティングのときに披露されたジェジュンの「ぼやっとした」動画も再公開された。「このときはドラマの撮影中で3日間で1時間も寝てなかったんです」と弁明するジェジュンだった。

楽しい時間は早く過ぎてしまう。今日の感想を聞かれて「めちゃめちゃ楽しいです。なんでこんなに楽しいんだろうね」と笑顔のジェジュン。だが続いての「来年は誕生会はできないと思うんだよね」という一言で、会場中が静まりかえった。入隊のときが迫っているというあらがえない現実が、突然目の前に降ってきた。ファンの動揺を和らげるように、軽い口調で「わかってるでしょ? 大丈夫だよ。もっと大人になって、男になって、見た目はそんなに変わらないジェジュンで戻ってきます。待っててくださいね」と笑顔で言うジェジュン。「ジェジュン。ファイティーン!」の合唱に送られ、一旦退場すると、ジェジュンからファンに当てた手紙の朗読映像が映し出された。

そこに書かれていたのは、誕生日パーティーに来てくれたファンへの感謝の言葉はもちろん、17歳で初来日して以来、一緒にいろんな経験を積んできたファンへの熱い想いだった。「僕のすべてを信頼して期待してくれるファンのためにもっと新しいことに挑戦したい。これまでにもたくさんの試練があった。だから、これからあるかもしれない試練は全然怖くない。これから僕たちが経験する幸せのためなら、ね。僕は30代としては新人だから、新人のジェジュンが挨拶します。これからも一生懸命頑張ります。みんなありがとう」

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こみ上げる涙をこらえながらマイクを握る

そして衣装を変えて再登場したジェジュンは「9+1#」と「光」を熱唱。「歌うと楽しいね。今日はもう一曲用意してきました」と言って歌ったのはNANA starring MIKA NAKASHIMAの「GLAMOROUS SKY」。力強い歌声がアリーナ中に響き渡る。ラストの部分をためにためて歌い上げると銀テープがバーンと弾けた。そこには日本語と韓国語で「いつも一緒だよ。いつもありがとー」という文字が。その後、ジャケットを引っ掛けたラフなファッションにもう一度着替えたジェジュンは、最後の曲になる「Just Another Girl 」を力いっぱい歌う。そしてタンクトップ1枚の姿で、ゆっくりと歩きながら場内を一周。ファンの顔を見つめながらサインボールを投げ込んでいく。熱狂する客席。そして、ついに最後の挨拶の時間がやってきた。こみ上げる涙をこらえながらマイクを握るジェジュン。途中、何度も泣き出しそうになりながら、冗談をまじえて笑顔をつくり、最後まで明るくファンの前に立とうとする姿は感動的だった。
「今日で日本での誕生日パーティーが終わりました。淋しいですね……。でも韓国には行かなければならない宿命的なことがあるからね(笑) がんばって、元気で、行ってくるね。(ファンから「待ってるねー」の声) 僕もだよ。ちょっと、中途半端な時間、離れるから。前はそれも淋しいな、悲しいな、と思いましたが、今は僕がいない間、僕を忘れないでいてくれる、覚えていてくれる、記憶していてくれる、みんながいてくれるだけで力になるし、逆に2年間を元気でがんばっていられることになると思います」


少しでも長くもここでみんなと一緒にいたい

会場のあちこちから「ジェジューン」「待ってるよ~」という声がかかる。それをしっかりと心に刻もうとするかのようなジェジュンの表情。名残惜しい。少しでも長くもここでみんなと一緒にいたい。そんな気持ちがひしひしと伝わってくる。
「本当にここで最後になるかもしれないから。足が重いね(笑) みなさん、体に気をつけて、元気でね。風邪にも気をつけて。韓国に来ても、僕には会えないから、韓国に来ないでね(笑) 韓国は寒いから。風邪引くから。僕が先に行って、ジュンスは1年くらいあとに行くから、ジュンスとユチョンにさらに熱い応援をしてください」

「じゃあ」「では」「また」というジェジュンにどこからともなくジェジュン・コールが始まった。「ジェジュン! ジェジュン! ジェジュン!」。それに「みんな! みんな!」と返して笑わせるジェジュン。もう、どこかで踏ん切りをつけなくてはならない。最後に真面目な顔で会場中を、ファンを見渡したジェジュン。「わかってるから。みなさん、ぜひ、幸せにね、すぐだからね。みんな、その間、年とらないでね(笑) じゃあ、気をつけて帰ってね。またね。また会いましょう。またね」

バイバイ、と言いながら手を振って、すべての方向にお辞儀をしてステージを去って行ったジェジュン。がんばってがんばりぬいて、結局、ステージの上では最後まで涙をこぼすことはなかった。ジェジュンがいなくなったステージのスクリーンには「いつも一緒だよ」というサイン入りのメッセージが残された。
兵役、入隊という言葉を一度も使わずに、ファンとの強い絆を再確認し、芸能生活の区切りとなるファンミーティングの幕を降ろしたジェジュン。こうして生の心を見せ続けてくれる限り、これから何があっても、ファンは彼から離れられないだろう。

ライター:望月美寿

※写真は21日公演のものとなります。

2015 KIM JAE JOONG J-PARTY IN YOKOHAMA
開催日時:2015年1月21日(水)、22日(木) 開場 18:00/開演 19:00
会場:横浜アリーナ
主催:C-JeSエンターテインメント/S27 ENTERTAINMENT
協力:DATV/スカパー!/J:COM

キム・ジェジュン初主演ドラマ「トライアングル」
DATVで1話から放送!

放送日:2015年1月30日(金)15:00スタート(2話連続)
http://datv.jp/p000613/

記者 : Kstyle編集部