「KBS演技大賞」ユ・ドングンが大賞受賞!納得できる人物たちに与えられた受賞式(総合)

OSEN |

写真=「KBS演技大賞」放送画面キャプチャー
受賞式が進むほど、大賞の受賞者が誰か予想するのは簡単だった。多少予想済だとはいえ、また共同受賞が多かったとはいえ、文句なしに納得できる人物たちが適切に受賞した。ユ・ドングンは予想通り大賞を獲得し、チョ・ジェヒョンは最優秀男優賞と地上波3社のドラマプロデューサーが選定した演技賞まで、大きい賞2つを獲得して、演技派俳優であることを証明した。

12月31日午後、ソウル汝矣島(ヨイド)KBSホールで開催された「2014 KBS演技大賞」はソ・イングク、パク・ミニョン、キム・サンギョンの司会のもとで開催された。大賞の受賞者は異論の余地なくユ・ドングンだった。

これに先立ち、ユ・ドングンはチョ・ジェヒョンと共に有力な大賞候補とされていた。彼は2014年上半期に時代劇「鄭道傳(チョン・ドジョン)」で李成桂(イ・ソンゲ)役を演じて重量感がありカリスマ性溢れる演技力で好評を得た。このドラマでタイトルロールを演じたチョ・ジェヒョンも優れた演技力を見せた。

ユ・ドングンとチョ・ジェヒョンの二人共、演技力においては有力な対象候補として上げられ対等な支持を得たが、決定的にユ・ドングンが大賞候補としてもう少し有力視されたのは、彼が週末ドラマ「家族なのにどうして」の主人公を務めているためだ。「家族なのにどうして」は「鄭道傳」とは正反対の明るい雰囲気のファミリードラマで、健全で温かい家族のストーリーだけで現在40%を超える視聴率を記録している。

ユ・ドングンはこのドラマで余命を言い渡されたチェ・スンボン役を演じて「鄭道傳」と完全に異なるトーンの演技で人気を得ている。結局、ユ・ドングンの演技力だけではなく、今年KBSドラマの存在感を示してくれた2つのドラマをリードした俳優としての功労を認められたのだ。

大賞だけではない。「KBS演技大賞」は、最優秀男女演技賞にはそれぞれチョ・ジェヒョンとキム・ヒョンジュを選択し、異論のない結果を作った。有力な対象候補だったチョ・ジェヒョンは言うまでもなく「家族なのにどうして」を健気にリードしていく長女カンシム役のキム・ヒョンジュも演技力と視聴率パワーいずれも満足させる人物というところで受賞に値する。

また「朝鮮ガンマン」 や「恋愛の発見」等、今年の平日ドラマの中でも話題性や視聴率が高かった俳優たちが受賞に輝いた。ユ・ドングン、チョ・ジェヒョンと共に有力な大賞候補と言われていたイ・ジュンギは、優秀男優賞中編部門を受賞し、彼のパートナーナム・サンミは優秀女優賞を受賞した。「恋愛の発見」の二人のカップルである神話(SHINHWA)のエリックとチョン・ユミは、ミニシリーズ部門の男女優秀演技賞を受賞する快挙を成し遂げた。二人はネットユーザーが選ぶネットユーザー賞も受賞した。

ベストカップル賞には5カップルも受賞者に選ばれ、“ベスト”が意味を無くしたという声があったが、彼らはすべて優れた演技でケミストリー(男女間の相性)を披露した点で受賞に値した。

「2014 KBS演技大賞」ではミニシリーズ、中編ドラマ、長編ドラマ、毎日ドラマ、1~6月の単発ドラマ、9~12月の単発ドラマ等に分けて今年KBSを輝かせたドラマに対して受賞式を行った。その他にも男女ネットユーザー賞、ベストカップル賞などが視聴者の投票で選ばれ、司会はソ・イングク、パク・ミニョン、キム・サンギョンが務めた。


「2014 KBS演技大賞」受賞者・受賞作

大賞:ユ・ドングン

最優秀男優賞:チョ・ジェヒョン(「鄭道傳」)

最優秀女優賞:キム・ヒョンジュ(「家族なのにどうして」)

優秀男優賞 長編ドラマ部門:パク・ヨンギュ(「鄭道傳」)、キム・サンギョン(「家族なのにどうして」)

優秀女優賞 長編ドラマ部門:キム・ジホ(「本当に良い時代」)

優秀男優賞 中編ドラマ部門:イ・ジュンギ(「朝鮮ガンマン」)

優秀女優賞 中編ドラマ部門:ナム・サンミ(「朝鮮ガンマン」)、パク・ミニョン(「ヒーラー」)

優秀男優賞 ミニシリーズ部門:エリック(「恋愛の発見」)

優秀女優賞 ミニシリーズ部門:チョン・ユミ(「恋愛の発見」)

優秀男優賞 毎日ドラマ部門:チェ・ジェソン(「一途なタンポポちゃん」)

優秀女優賞 毎日ドラマ部門:チェ・ユニョン(「猫はいる」)、シン・ソユル(「甘い秘密」)

ベストカップル賞:キム・サンギョン&キム・ヒョンジュ(「家族なのにどうして」)、イ・ジュンギ&ナム・サンミ(「朝鮮ガンマン」)、エリック&チョン・ユミ(「恋愛の発見」)、ZE:A ヒョンシク&ナム・ジヒョン(「家族なのにどうして」)、チ・チャンウク&パク・ミニョン(「ヒーラー」)

功労賞:故キム・ジャオク

放送3社ドラマプロデューサーが選んだ俳優賞:チョ・ジェヒョン(「鄭道傳」)

男性人気賞:チュウォン(「ネイルもカンタービレ」)、チ・チャンウク(「ヒーラー」)

女性人気賞:イ・ダヒ(「ビッグマン」)、Apink チョン・ウンジ(「トロットの恋人」)

男性新人賞:ソ・イングク(「王の顔」)、ヒョンシク(「家族なのにどうして」)

女性新人賞:キム・スルギ(「恋愛の発見」)、ナム・ジヒョン(「家族なのにどうして」)
ネットユーザー賞:エリック(「恋愛の発見」)、チョン・ユミ(「恋愛の発見」)

助演男優賞:シン・ソンロク(「トロットの恋人」「王の顔」)

助演女優賞:イ・チェヨン(「カッコウの巣」)、ハン・ウンジョン(「ゴールデンクロス」、「アイアンマン」)

男性単発ドラマ賞:チョ・ダルファン(「醜い愛」)

女性単発ドラマ賞:キム・ソヒョン(「違うようになく」)

男性青少年賞:クァク・ドンヨン(「感激時代」)

女性青少年賞:アン・ソヒョン(「一途なタンポポちゃん」)、ホン・ファリ(「本当に良い時代」)

記者 : チョン・ユジン