藤井美菜「韓国語をもっと練習して、韓国人役をやってみたい」インタビューで明かした決意

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写真=ドラゴンハートグローバル

「ハロー!異邦人」に出演している日本人女優…「8年間韓国語を勉強、演技で評価されたい」

静かだが強い。外国人出演者たちが韓国で話題を呼びスポットライトを当てられている時、日本人の藤井美菜はドラマやバラエティ番組で着実に自分の領域を広げてきた。

最近は、外国人同士で共同で生活する姿を捉えたMBCバラエティ番組「ハロー!異邦人」の中で、複数の男性出演者たちから人気を集めている。藤井美菜はタレント性が際立つタイプではないが、様々な外国人たちと暮らしながら静かな魅力をアピールしていた。

憧れのアイコンとなった藤井美菜に会った。オンラインゲーム広告の撮影で忙しいスケジュールだったにもかかわらず、明るい姿で取材陣を迎えた。はっきりとした発音で「お忙しい中、来ていただいて申し訳ありません」と話を始めた。


恥ずかしがり屋だから?…「何でも出演しようというわけにはいかない」

韓国では「私たち結婚しました 世界版」で知られたが、日本で彼女はすでに16年のキャリアを持つ女優だ。韓国では2012年総合編成チャンネルであるチャンネルAのドラマ「パンダさんとハリネズミ」でデビューして、バラエティ番組にも出演し、人々との距離を狭めている。

「日本では俳優たちがバラエティにあまり出演しませんが、韓国は違いますね。せっかくここに来たのだから、韓国式でチャレンジしてみようと思いました。どうしても他の人よりは面白い言葉や行動を見せることに限界があります。だからといって、何のバラエティでも出演しようというわけにはいかないし、『私たち結婚しました 世界版』『ハロー!異邦人』のように、私のような性格でも問題にならない番組がよいと思います。

『ハロー!異邦人』は本当に撮影が長いです。台本もなしで外国人と一緒に暮らすのですが、最初はあるがままの姿を見せるのがいいのかどうか不安もありました。カメラも10台を超えるし、寝る時も撮影しますし。そんな経験がなくてミスでもしたらどうしようとプレッシャーもありましたが、幸いかわいく見てくださる方々がいてやっていけています」

消極的な性格だと自身を紹介したが、藤井美菜は「第9話までのところで、ジュリアン・カンやデイブが人気のようだ。チャンスがある時により多様な姿をお見せしなきゃと思っている」と意気込みを見せる。また、ドイツ青年ジョンの愛情表現でカップルのような雰囲気になっていることについて話すと「ジョンは格好良いけれど、『ハロー!異邦人』に出演する人々はみんな同僚で友だちのような感じだ」という。


「韓国語をもっと練習して韓国人役をこなしたい」

恥ずかしがり屋のように見えるからといって、早合点してはいけない。こう見えても9歳の時からミュージカル、ドラマ、映画など、ジャンルを問わず突き進んできた彼女だ。韓国での活動を並行することも役者として自身の能力や可能性を試してみるためだという。韓国に来る前から藤井美菜はドラマやバラエティを見て韓国語を勉強したという。

「8年前から韓国語を勉強しました。その時は韓国での活動を念頭に入れたわけでもなく、ただ好きでやっていましたが、こんなに韓国で活動することになるなんて!不思議で嬉しいです。日本と韓国のやり方が違って驚く時もありますが、最近はだいぶ慣れてきました。しかし、相変わらず韓国語が上達しなくて大変です。撮影現場で使っている言葉がわからなくて苦労して申し訳なかったです。今は少し余裕を持って勉強しています」

目標ははっきりとしていた。藤井美菜は「俳優として活動するために韓国に来た」とし「今までは外国人の役だったが、もっと頑張って韓国人役もこなしてみたい」という抱負を伝えた。

「私がここで日本人役を演じるのは当たり前のことだと思います。また、出演分量が少ない作品からやっていくのも当然ですし。来てすぐに認められるのは、韓国で長い間演技を練習した方々に申し訳ないことです。勉強して実力をつけて演技で評価される女優になりたいです。作品ごとに新しい役を演じるのが俳優じゃないですか。毎回悩んでチャレンジします。その分、カラーを変えられる女優になりたいです」

幼い年齢から演技を始めて一度も演技を諦めようと思ったことはないという。ただ、楽しく演技しているうちに、その魅力にハマったという。藤井美菜は「様々な人生を生きる職業が俳優であることに気づいた瞬間、ずっとやっていきたいと思った」と過去を振り返った。

「日本で大学を卒業するまでは、平凡に授業を受けて暮らしました。他の友だちが就職するのを見て悩んだりもしました。芸能界は浮き沈みが激しいじゃないですか。また、同じ年なのに、すでに活動している人々を見て悩みもしましたし。その中でも自分だけの特技や才能を見つけて見せたいと決心しました。

元々は否定的な性格でしたが、年を取って時間が立つにつれて余裕を持てるようになりました。悩みもその分無くなりました。毎回深刻になるよりは楽しめるようになりました。もちろん、まだまだ足りないことが多いですが、チャレンジするという気持ちで楽しく考えています」

「ハロー!異邦人」以来、藤井美菜は韓国映画への出演も決まった。現在、チャ・テヒョン主演の映画「もっと猟奇的な彼女」を撮影している彼女は「『猟奇的な彼女』の熱狂的なファンだったので、参加できること自体を光栄に思っている。より良い姿でご挨拶したい」という願いを伝えた。

記者 : イ・ソンピル