MASTA WU、BOBBY&DOK2との新曲「こっち来い」の人気に感謝“タレント性より率直さで勝負”

OSEN |

MASTA WUは、ヒップホップシーンの再発見である。貫禄のある実力派ミュージシャンだが、これまであまり関心を浴びることはなかった。彼を人々に印象づけたのはMnet「SHOW ME THE MONEY 3」である。MASTA WUは、このヒップホップオーディションで審査委員を務め、経験から出る率直で歯に衣着せぬ審査評で好評を得た。この番組でヒップホップ音楽がメインストリームに浮上し、MASTA WUもスターになった。

「SHOW ME THE MONEY 3」は、まさに「TAKE A MONEY」であった。ここに出演したEPIK HIGHのTABLOからSan E、GONZO、The Quiett、Swings等が人気を博すようになり、公演業界でもラブコールが続いた。MASTA WUもその一人である。2日に発売した新曲「こっち来い(COME HERE)」で音楽配信チャート1位を独占し、人気と実力を同時に証明した。

彼はOSENとの取材で「最近、本当にありがたい日々を送っている」と話を始めた。

MASTA WUは「再度歌手活動ができるか心配が多かった。音楽ができること自体を感謝している。『こっち来い』のMVを撮影して、音楽番組に出演して、僕のために動いてくれるスタッフを見ながら感謝を覚えた。僕の音楽を聞いてくださる方々にも感謝している。初めて感じる気持ちだ」と述べた。

「こっち来い」は、彼がYMGAでデビューして以来6年ぶりにリリースする新曲である。MASTA WUはこれまで活動がなかった理由について「作業室にも毎日行って休んだことはないが、作業スピードが遅い。やればやるほど難しいのが音楽だ。だから安易にしなくなっていると思う」と説明した。一方で「出来上がったものがなかったのは事実だ。『こっち来い』を皮切りに、さらにいい音楽をお聴かせしたいと思っている」と述べた。「SHOW ME THE MONEY 3」以来、自身をわかる人が増えてファンが増え、喜びや楽しさよりは一種の責任感を感じるようになったのだ。

彼は「SHOW ME THE MONEY 3」以来、認知度が上がったことを認め「10年以上音楽をやってきており、ただやっていたものを続けてやっただけなのに、若い人たちが好んでくれるのを見て、番組のパワーを感じた。率直さが自分の一番大きな魅力だと思う。タレント性がないので率直さで勝負する。『SHOW ME THE MONEY 3』でも率直にやった。そういう点を好きになってくれたようだ」と自評した。

MISTA WUはこの番組で「That's no no」という流行語を作った。参加者であるVASCOを評価する途中で「That's no no」と話すシーンがキャプチャーされ、ネット上で話題になったのが流行したのだ。インタビューの合間にこれについて軽く質問したが、真面目な答えが返ってきた。

彼は「『That's no no』が流行語になったが、意図したものではない。その人に対する当時の率直な気持ちだった。音楽もそのようにしなければいけないと思った。意図して何かに合わせようとするのではなく、心から何か確実なものが感じられれば、音楽として作る」と述べた。

最後にMASTA WUは「地道にやっていくのが正解だと思う。アルバムも準備している。今後も音楽を作り続けていくし、率直に自分自身を見せていく。率直な自分の話をするのがヒップホップだと思う」と伝えた。

記者 : チョン・ジュンファ