【REPORT】イ・ジュンギも「ダメよ~ダメダメ!」…歌あり、ダンスあり、ふれあいあり、魅力が爆発した熱狂のステージ

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IMX & NAMOO ACTORS. CO., LTD
11月21日にリリースされた最新アルバム「EXHALE」がオリコンチャートで2位に輝き、最新主演ドラマ「朝鮮ガンマン」もヒット。好調の波に乗るイ・ジュンギが、アジアツアー「2014-15 Lee Joon Gi Asia Tour‘TOGETHER' 」を開催。11月29日に、その第1弾となるパシフィコ横浜国立大ホールでの公演が行なわれた。歌あり、ダンスあり、トークあり、ファンとのふれあいあり、抽選会ありの盛りだくさんの内容で、稀代のエンターティナー、イ・ジュンギの魅力が爆発した大満足のステージとなった。

午後7時すぎ。先にダンサーが登場、客席の雰囲気が盛り上がってきたところでステージ後方の階段上に、黒のスーツにサングラスで完璧にキメたイ・ジュンギがせり上がって登場! 総立ちのファンの大歓声を全身に浴びて輝くその姿は、まるでロックスターの降臨のよう! 1曲目の「LOST FRAME」から拳を振り上げてシャウトの嵐、2曲目の「Closer」ではダンサーも一緒になって会場をあおりまくり、「ヨコハマ、Sayイェ~イ!」「イェ~イ!」のコール&レスポンス。相変わらずキレッキレのダンス。しかも華があってカッコいい!

大歓声の中のMCタイム。「みなさん、本当に久しぶりですね。会いたかったですか?」「もっと叫んで! もっともっともっとー!」と最初から飛ばしまくるイ・ジュンギ。サングラスをチャッと外した瞬間、ギャー!という悲鳴があがる。「みなさん、楽しむ準備はできていますか? 公演初日なのになんでこんなに声が小さいの?」となぜだか不満そう。「こんなふうなら公演予定を半分に減らしちゃいますよ」と意地悪を言い、「それが嫌ならダメよ~ダメダメ!」と叫びなさい、と強制するものだからファンは大爆笑。どれだけツンデレ王子なのか。「今日は初日だからノリノリでいきましょう! 歌える人は一緒に歌ってください」と前置きした次の曲は、ロックバージョンにアレンジされた「ひと言だけ」。「愛していたと」の歌詞のところで会場のファンにマイクを向ける、楽しそうなイ・ジュンギ。日本語の歌もファンとの息もばっちりだ。

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ここでいったん退場し、会場のスクリーンに最新アルバムのメイキング風景の映像が流れたあと、黒地に青色のステッチのあるジャケットで再登場したジュンギ。次の曲はニューアルバムに収録されている「FOR A WHILE」。待ちに待った新曲、心のこもったバラードの熱唱にファンはうっとり。歌い終わると大きな拍手が贈られた。

このタイミングでMCの古家正亨さんが登場、トークコーナーが始まった。MCの音頭による、年齢枠をとっぱらった「ジュンギ・オッパー!」の大合唱を受け、再びステージに現れたジュンギ。「一昨年リリースしたアルバムのタイトルが『Together』でしたね。ファンのみなさんがツアーを楽しむレベルがどんどんアップしてきたので、ついにこれをツアー・タイトルにするときが来た! と思って、今回実行してみました。みなさん気に入りましたか?」とニッコリ。話題は最新アルバム「EXHALE」がオリコンチャートで2位になったことに移り、客席に向かってミュージカルスターのように恭しく御礼のお辞儀をするジュンギ。「本当にみなさんのおかげです。嬉しい、幸せです」「24時間、毎日毎日毎日聴いてください。約束ですよ」と日本語でダメ押しする。アルバムの曲の中でも個人的に「FOR A WHILE」が気に入っているというジュンギ。ラジオDJでもある古家さんが「来週、4回かけましょう」と約束すると、幸せダンスとガッツポーズが飛び出した。そしてこのとき汗だくだったイ・ジュンギ。白いシャツが肌にはりついて超セクシーだと指摘されて言ったセリフは「ダメよ~、ダメダメ」(爆笑)

続いては最新ドラマ「朝鮮ガンマン」について語るコーナー。最初にドラマのメイキング映像が流れ、激しいアクション・シーンの舞台裏や、撮影合間の待ち時間に韓服のままロボットダンスを踊るお茶目なイ・ジュンギの姿などが映し出される。「アクションは慣れればケガをしなくなるので、相手と呼吸を合わせて遊んでいる感じでやっています」と余裕で語る。ここで客席のファンから玩具のピストルの差し入れがあり「ビヨヨヨヨヨヨ~ン」と撃つまねをして遊ぶイ・ジュンギ。ファンのリクエストに応え「愛の大砲」(笑) を客席に撃ちこむことになり、照れて吹き出す、を何度も繰り返したあげく、最後は「みなさん、俺が撃ってあげよう、愛の大砲を。愛してる」と悩殺するにもほどがあるセリフをキメてくれた。また、ここで次の作品が中国映画「シチリアの陽射しの下」に決まったという報告もされた。「上海とイタリアが舞台の切なくて悲しいラブストーリーです。実際に撮影するのは1月からなので、期待して応援してください」。

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次はファンと触れ合う「イ・ジュンギと一緒にHappy Together」のコーナー。この会場の中から「朝鮮ガンマン」のヒロインのスインを探すゲームです、といわれ「本物のスイン(ナム・サンミ) さんは今度結婚するんですよ」と返すジュンギ。「スカートを履いている」「帽子をかぶっている」などの条件をクリアしたひとりのファンがステージに上がり、渡し場での別れのシーンを再現することに。ところが羅針盤の代わりに出てきたのは、お腹を押すと「ウー」とまぬけな声で鳴く可笑しな鶏の人形。自分で押しておいて笑いが止まらないイ・ジュンギ(笑) 続いて抽選で選ばれた3名にサイン入りCDのプレゼント。さらに会場の全員に写真も映像もOKのフォトタイムのサービスがあった。「10秒は短いので30秒にしましょう」とどこまでもファン想いの優しいイ・ジュンギ。ちなみにこのとき予定の40分遅れ。マキを指示するカンペが命令口調になっていたようだ(笑)


ここでMCは退場。イ・ジュンギの仲良しの歌手 ユ・スンチャンがゲストとして登場し、オールド・ポップ・コーナーが始まった。ユ・スンチャンのギターをバックにジェイソン・ムラーズの「I'm Yours」をデュエットする2人。アコースティックな音色と歌声が響き、場内は温かい雰囲気に包まれる。「こんなファンミ見たことある? ダンス、バラード、ポップソング、ヒップホップ、それに可愛いダンス(笑) ないジャンルがないよね。あとは何が残ってる?」「セクシー? セクシーは作品で見せるからいいんだよ」と嬉しそうな2人は、次もジェースン・ムラーズの「Geek In The Pink」をカバー。早口の英語のナンバーをクールに歌いきると最高の拍手が贈られた。イ・ジュンギが着替えのために退席した後、残ったユ・スンチャンはマイケル・ブーブレの「Home」を熱唱。素晴らしい歌声に酔いしれる観客。センサーで色が変わるペンライトの灯りが、大地を埋め尽くす花のように美しい。

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そして長めのジャケットに黒のパンツ、リボンのようなデザインが入った白シャツ、サングラスで再登場したイ・ジュンギ。ニューアルバムの中からビートの効いた「BRING DA BEAT」と日本語曲の「MA LADY」が立て続けに披露される。アイドルチックな可愛いダンスが萌え萌えの「MA LADY」。ここでも客席のペンライトの効果が素晴らしく、ステージの照明と呼応するように色を変える様子は生き物のようだった。

このまま本格的なライブの時間に突入か……と思いきや、いきなりスクリーンに「TOGETHER NEWS」という映像が。ニュース番組のキャスターに扮したスーツ姿のイ・ジュンギが大写しになるとファンは大爆笑。呼ばれて出てきた特派員も、これまた黒ぶちメガネにコートで変装したイ・ジュンギ。そして舞台には本物のイ・ジュンギが登場、人気の理由を知りたがる特派員のインタビューに答えて「かっこいい顔、セクシーなボディライン、多彩な能力、キスをしたいと思わせる唇……すべてあたっていますが、みなさん、日頃からの演技に対する情熱を一番高く評価してくださっているみたいです」と笑顔で自己分析してみせた。ユーモラスで手の込んだイ・ジュンギの一人三役にファンは大喜び。それにしてもイ・ジュンギにはコスプレがよく似合う。

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そのあとは米米CLUBの「君がいるだけで」を日本語で披露したジュンギ。最後にアカペラでファンと大合唱した場面には思わず胸がじーん。そして甘くラブリーなポップソング「TONIGHT」へと続く。愛らしいイ・ジュンギに癒される幸福な時間。次はイ・ジュンギがファンのことを思って自ら作詞した「惜しみなく与える木」。客席のペンライトは色とりどりのパステルカラーに変化、会場全体を満たされた気持ちにしてくれた。

これまで全力疾走だったイ・ジュンギ、ここでついに「死んじゃいそう……」と言いながらステージにへたり込む。息を整えながら「時間のたつのがすごく早いです。アジアツアー、日本における初公演、みなさんのおかげで本当に楽しく過ごすことができました。さあ、次の場所は?」「大阪~」「その次の場所は?」「名古屋~」。ファンとの掛け合いも完璧だ。最後の曲は今回のツアーのタイトル曲でもある「Together」。明るく元気なメロディと日本語の歌詞に客席も「イェイ!」のかけ声を連発、ジャンプジャンプ! 金色テープがパーンと弾けて降ってくる中、ファンに向かって両手で投げキッスして「愛してるよ~!」と叫ぶイ・ジュンギ。その瞬間、会場中がしびれるような一体感に包まれた。

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アンコールでは、ダメージジーンズにキャップを被ったHIPHOPスタイルに着替えて再登場したイ・ジュンギが、渾身のパフォーマンス「Born again」と「J style」のリミックスを披露。イントロが流れたとたん、客席から「ギャー!」と歓喜の悲鳴があがる。これがK-POPだ! といわんばかりのアグレッシブなステージに客席は大興奮! 歌い終わって「まだできるよ。できるよ。叫べ~!」とファンをあおるジュンギ。ファンの熱狂ぶりを観て「よ~し」と満足そう(笑) アンコール2曲目は「High Technology」。カッコいいラッパー・ジュンギの登場に場内はさらにヒートアップ! ユ・スンチャンも加わってジャンプジャンプジャンプ!「みんなすごいですね! いま何時ですか? まだ9時半? じぁあ、もう1回だけ。やっぱり僕のファンだね(笑) 準備はできましたか? いきましょう!」そしてラストは「Together」をもう一度。ステージの上も客席もみんな笑顔。「どうもありがとうございました」と言ったイ・ジュンギ、自撮りスティックに装着したデジカメでステージ上の自分たちを記念にパチリ(笑) すべてのスタッフ、ユ・スンチャン、ダンサーに会場の拍手をうながしたあと、最後は「ファンのみなさんに拍手~~」。ダンサーと手をつなぎ、大きくお辞儀したあと、センターの階段を登って出てきたのと同じ場所からゆっくりと姿を消していった。最後の最後まで愛嬌を振りまき、ファンに手を振ったり、敬礼したり。その姿からは、まだ踊り足りない、まだまだ歌い足りない、というような感じさえ受けた。タフでお茶目でファンのことが大好きで、最高にカッコいい歌手でダンサーなイ・ジュンギ。その魅力をお腹いっぱい味わえた魅惑の3時間強。このアジアツアーは、大阪、名古屋を終えたあと、広州、武漢、北京、韓国などでも開催される予定だ。

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アジアツアー「TOGETHER」
11月29日(土) パシフィコ横浜 国立大ホール
【セットリスト】
1. LOST FRAME
2. Closer
3. ひと言だけ
4. FOR A WHILE
5. I'm Yours (Jason Mraz)
6. GEEP IN THE PINK (Jason Mraz)
7. BRING DA BEAT
8. MA LADY
9. 君がいるだけで
10.TONIGHT
11. 惜しみなく与える木
12. Together
<Encore>
13. Born again +J style (リミックス)
14. High Technology
15. Together

ライター:望月美寿

■リリース情報
イ・ジュンギ ミニアルバム「EXHALE」 好評発売中!
イ・ジュンギ日本公式サイト「SPLENDOR」

記者 : Kstyle編集部