「王の顔」ソ・イングク、切ない“無言の演技”でお茶の間を泣かせた

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=KBS 2TV「王の顔」スクリーンショット
俳優ソ・イングクが胸を打つ“無言の演技”でお茶の間を泣かせた。

韓国で26日に放送されたKBS 2TV水木ドラマ「王の顔」第3話では、宣祖(ソンジョ:李氏朝鮮時代の第14代国王/イ・ソンジェ)の後宮になると決意したガヒ(チョ・ユニ)の選択に傷ついた光海(クァンへ/ソ・イングク)の切ない姿が描かれた。

たった一人の親しい女性を父親に奪われることになった光海は絶望の淵に陥った。

彼は酔っ払ってヘラヘラと笑いながら滑稽な踊りしたり、正気でなくなった人のように空虚な眼差しでチョンラドンを口ずさんだ。チョンラドンとは幼い頃にガヒから教わった、憂いと心配をなくしてくれるという歌だ。

この日の放送でソ・イングクは、悲劇的な状況の中で苦しみながらも何もできない光海の姿を戯画化した踊りと口ずさむような歌、そして複雑で微妙な心境を眼差し一つに込め、セリフを超えた表現で視聴者の涙を誘った。

特にチョンラドンを歌うシーンでは、あまりにも凄然としたソ・イングクの演技にスタッフも目頭を熱くしたという。

「王の顔」は庶子(正式な婚姻関係にない両親から生まれた子供のうち、父親に認知された者)出身で世子(王の世継ぎ)の座につき、火花散る政争の狭間で王座についた光海の波乱万丈な成長ストーリーと、一人の女性をめぐって三角関係となる父の宣祖と息子の光海の悲劇的な愛を描いたドラマ。韓国で毎週水曜日と木曜日の夜10時から放送されている。

記者 : シン・ナラ