パク・ジニョンのアイドル選抜論「JYPの不祥事は2PM ニックンの飲酒運転だけ」

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写真=TVレポート DB
「私は才能のある人は(会社の練習生として)選ばない。優しく真っ直ぐな子だけを選ぶ」

JYPエンターテインメント(以下JYP)の代表プロデューサーパク・ジニョンが最近、自身が発掘した歌手に対するプライドを表した。JYP所属のアーティストが不祥事に巻き込まれない理由に対して“才能より心”を重視するとしながら、選抜基準を公開した。

「デビュー以来20年間、違法事件やプロデューサーの非理事件などで検察の調査を受けたことがない。芸能人の事故がたった1度あったが、それはニックンの飲酒運転だった。うちの会社がいくらを稼ぐかより、正しく生きることがはるかに誇らしい。会社がうまくいくかはゆっくりながらも可能なことだが、その過程が正しく、誠実なのかがもっと重要だ」

パク・ジニョンの所信は確固たるものだった。2009年、2PMのリーダーだったパク・ジェボムを永久脱退させた時もそうだった。2PMに被害を被らせたとしながら、一方的にグループからパク・ジェボムを追い出した。その後、JYPはパク・ジェボムがデビュー前に個人のSNSに韓国をけなす書き込みを掲載したからだという公式的な理由を明かした。突然の決定をファンは受け入れることができなかった。怒りが絶頂に至った。

結局事務所は「2PMとファンの懇談会」を開いた。メディアに非公開で行われた当時の懇談会は、ファンと2PMに残ったメンバーたち、JYPが虚心坦懐に話し合うために設けたものだった。しかし、“パク・ジェボムなしで”パク・ジェボムの脱退について答えのない討論を行った。結局疑問は割り切れることなく、むしろ様々な噂だけが増幅したまま急いで終わった。

そして、パク・ジェボムと2PMはそれぞれの道を歩んだ。パク・ジェボムはアメリカに戻り、空白期間の後にソロ歌手としてデビューした。皮肉なことに、パク・ジェボムはパク・ジニョンの元を離れてソロ歌手として活動しながら成功をおさめている。

「どんなに才能があっても青少年によくない影響を及ぼしてはならない。才能よりは道徳性と自己管理がもっと重要だ」というパク・ジニョンの基準から、パク・ジェボムは脱落した。パク・ジェボムがデビュー前にSNSに掲載した書き込みは青少年にとってよくない影響を及ぼし、道徳性に反し、自己管理ができていなかった。

パク・ジニョンが語る道徳性と自己管理の物差しは果たして誰が作ったのだろうか。パク・ジニョンの自信が今後どのような結果に繋がるのかに注目が集まっている。

記者 : キム・イェナ