BEAST「グループの危機?ギクシャクしながらもやっていくだろう」

OSEN |

写真=CUBEエンターテインメント
アイドルグループの寿命について色々と話されている今日この頃だ。

アイドルの復興期が始まって7~8年。少しずつ亀裂が生じない方が可笑しい。そのような中、20日にカムバックしたBEASTの活動ぶりは断然印象的だ。それぞれ個人活動に集中しグループ活動が減る他のグループとは違い、1年に2度目のカムバックだ。

ただのカムバックでもない。20日0時にリリースしたタイトル曲「12時30分」は、音楽配信ランキング1位を総なめにし、新しいアルバムの収録曲はMelOnなどの音楽配信サイトのランキングで上位を総なめにする現象まで見せ、音楽配信の強者の仲間入りを果たした。

アイドルグループの中で比較的後発ランナーとしてスタートしたデビュー初期を考えると、これはさらに意義深い結果だ。葛藤がないとは言えないがメンバーたちは「ギクシャクしながらも、引き続き前進していくだろう」と述べた。

最近ソウル清潭洞(チョンダムドン)CUBEカフェでBEASTとインタビューを行った。

―今年2度目のカムバックを果たしたきっかけは?

「今までファンの方々に申し訳なかった部分を、少しでもお返しできればと思っだ。5周年記念であるだけに、ファンの皆様と良い思い出を作りたい」(ユン・ドゥジュン)

―今までバラードが良い成績を上げたが、今回は最初からバラードをタイトル曲にした。

「成績のためにバラードを選択したのではなく『GOOD LUCK』の時のパフォーマンスや音楽が派手でパワフルだったため、今回は力を抜こうと思った。季節のこともあって、感性を刺激したかった。しかし、ステージをご覧になると、平凡なバラードではないと思われるだろう」(ヨン・ジュンヒョン)

―コンサートの時、即興でカムバックを予告した。

「『GOOD LUCK』の活動をしながら、秋ごろもう1回アルバムを出したらどうだとの話があった。ただの話だけで、具体化されたものはなかった。深く考えずにコンサートで発表してしまったため、ジュンヒョンくんが苦労した。徹夜で音楽作業をすることになって」(ヤン・ヨソプ)

―メンバーと合意されたことなのか。
「ただ口にしてしまっただけだ(笑)」(ヤン・ヨソプ)

―今回のステージの特性を挙げるとしたら?

「予想できなかったパフォーマンスが準備されている。僕らは朝早く集まりアメリカから来たダンスを一生懸命に練習して群舞を合わせた。ステージをご覧になると、あのような歌にあのようなパフォーマンスもできるんだと思われるだろう。新人のような感じで、力を大分抜いた感じになりそうだ」(ヨン・ジュンヒョン)

―MBLAQに最近雑音があるなど、アイドルグループのチームワークが噂されている。BEASTはまだそういったことがないが、秘訣は?

「秘訣というほどではないが。5年が危機だとよく言われるが、僕らの間では『5年が危機だって』と言う。心配しながらチームワークを固めなくちゃと思ったりせずに、特に心配せずに暮らしていると思う。特別な秘訣というよりは、自然にこうなった」(ヨン・ジュンヒョン)

―個人活動とグループ活動の割合も敏感なのでは?

「常に1位はグループ活動だと思う…の?みんな?」(ユン・ドゥジュン)

「もちろん!(笑)」(一同)

「まだ若く元気なので、たくさんのことができるうちにお見せしたほうが良いと思う。2~3年前、1年前までもそのような雰囲気があった。個人活動がさらに活発になり、個人活動がメインになった感じがあったが、そうすると確実にグループとしては離れる面があった。今やグループが優先だ」(ユン・ドゥジュン)

―依然として個人活動が活発なのでは?

「個人活動の時は、そこに集中すべきだと思う。悪いことだとは思わない。グループのアイデンティティがはっきりしていれば、グループの本質が変わるとは思わない」(チャン・ヒョンスン)

「新人だった時は個人活動がBEASTの幅を広げてくれたとすれば、これからはBEASTが成長することで個人の領域がもっと広がると思う」(ヤン・ヨソプ)

―BEASTのアイデンティティも比較的に定着した。

「定着しつつある感じだ。BEASTといえばバラードで人気を集めたと評価される方々も多く、良い成績も持っていて、ライブとダンスが同時にできるグループだとも思って頂いているようだ」(チャン・ヒョンスン)

―葛藤はなかったか。

「ないはずがない。それでもずっと前に進めそうだ。遠い未来を思うと、その時もギクシャクしながら全部成し遂げられると思う。今もギクシャクしてはいるが(笑)」(ヨン・ジュンヒョン)

―ヨン・ジュンヒョンは今回、Good Lifeという作曲チームを作った。
「僕とキム・テジュという人が結成した。今まで共同で仕事をしてきたが、僕らの名前が別々に表記されることが気に入らず、チーム名を作った」(ヨン・ジュンヒョン)

「見栄を張っているのか(笑)」(ヤン・ヨソプ)

「(笑) 見栄というより、ヨン・ジュンヒョンとキム・テジュではなく、一つに見られたかった。一つのチームとして見られたくて。そうしながら、ある程度新しい作業や挑戦をしてみたかった。『GOOD LUCK』を終えツアーに乗り出したが、そこで感じた、何か一生懸命に働き補償される感覚が本当によかった。見栄も多少はあるが。アハハハ」(ヨン・ジュンヒョン)

―作曲をする時、2人はそろぞれどのような役割をするのか?

「お互いにアドバイスする方式で行う。1人があまりにも山に向かっていると思われると、片方が正してくれる。スケジュールなどで忙しい中でも、他の仕事をしながら音楽の作業も進められるように足りない部分を埋めあいながらしている」(ヨン・ジュンヒョン)

―他のメンバーもプロデュースをしたがると思われるが。

「ジュンヒョンがあまりにも見事に頑張っているので」(ヤン・ヨソプ)

―新曲のタイトルはなぜ「12時30分」なのか。

「しっくり来る感じだ。分針と時針のようにお互いに遠くなる関係を描こうとしたが、だからといって3時45分は可笑しいじゃないか」(ヨン・ジュンヒョン)

「僕は6時を提案したが駄目と言われた」(ヤン・ヨソプ)

「12時半が何かきれいにまとまらないことは僕も知っている。しかし、メンバーたちがあまりにもしつこいので(笑) それでも何か物静かでセンチメンタルになる時間だと思い、押し通した」(ヨン・ジュンヒョン)

―もうデビュー5周年だが、昔のことを覚えているか。

「デビューの頃から考えてみたが、僕らはスタートから順調なわけではなかった。最近父から聞いた話だが、所属事務所の会長に、デビューしてから1ヶ月のうちに父に電話をして会いましょうと言えばそのまま続くし、そうでないとそこで終わりだと言われたという。しかし、連絡がなかったそうだ。1ヶ月を2日前にした時に連絡が来て食事をしたという。その頃を思うと胸がジーンし、何かがこみ上げるほど感謝する」(ソン・ドンウン)

―ファンクラブのBEAUTY(BEASTのファンクラブ)との関係もかなり良いが、自身だけのBEAUTYも作らなければならないのでは?

「そうだ。BEAUTYの方々にお返しするために、BEASTの名前にふさわしくなるために努力している。あ、今その話ではなかったのか」(ユン・ドゥジュン)

―BEAUTYとの恋愛も可能なのか。

「そうですとも!」(一同)

―BEASTの現在はどこらあたりだと思うのか。

「地道に上がって来たと思う。一度に2ステップ上がることもなく。だからこそ、今ここまで来られたと思う」(ヨン・ジュンヒョン)

―芸能活動以外に最近興味を覚えたことがあるとすれば?

「この前バケットリストを書いてみたが、世界旅行、宇宙旅行にも行ってきて、静かに老人になり人生を終えたいと思った(一同笑)」(ソン・ドンウン)

「引っ越して8ヶ月になったが、まだカーテンをつけていない。家のインテリアに思ったより時間がかかる」(イ・ギグァン)

「僕は特に興味を覚えていることがない。平凡な20代だったとしても歌とダンスをしていたと思う」(チャン・ヒョンスン)

「僕も旅行が良かった。ハワイ」(ユン・ドゥジュン)

「主に作業室にいる。アイディアは思い浮かんだ時にすぐ出さないと、新鮮な状態で保存できないというので、いつもそれしか考えていない。あ、そして『恋愛の発見』を見ているが、昨日最終回を見た。眠れなかった」(ヨン・ジュンヒョン)

「カン・テハ(神話 エリックの演じた役名)が見たい。本当に面白い!」(ソン・ドンウン)

―それ、昔の恋人と再会する内容なのでは?(笑)

(一同笑)

―ソ・テジもカムバックし、ライバルたちが手ごわい。

「謙虚に受け止める。先輩の方々のような熟練さは出せないが、逆に考えると僕らにだけ出せる部分があると思う。競争して勝ったり、そういうことは考えていない。5周年記念であるだけに、ファンの満足が一番重要だと思う」(ヨン・ジュンヒョン)

記者 : イ・ヘリン