「釜山国際映画祭」チェ・ウシク&チョ・スヒャン、次世代の韓国映画界をリードする“今年の俳優賞”受賞

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写真=映画「巨人」「野ばら」スチール
俳優チェ・ウシクと女優チョ・スヒャンが韓国の映画界をリードする次世代新鋭に選ばれた。

11日午後、釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)区右洞(ウドン)ウォルソクアートホールで「第19回釜山国際映画祭(BIFF)」の閉幕記者会見が開かれた。この日の記者会見にはイ・ヨングァン釜山映画祭執行委員長、イランのアスガル・ファルハーディー監督(ニューカレンツ賞審査委員)、マリア・ボンサンティCinema Du Reel執行委員長(BIFFメセナ賞審査委員)、ダグ・ジョーンズImages Cinema運営委員長(ソンジェ賞審査委員)が出席した。

今年、釜山国際映画祭に初めて新設された“今年の俳優賞”は、ニューカレンツ(New Currents)部門と韓国映画の今日(Korean Cinema Today)ビジョン部門の韓国長編独立映画の新しい俳優たちにスポットライトを当てるための賞だ。韓国を代表する俳優たちの男女各1名ずつが審査委員を務め、最高の男女俳優を1人ずつ選定し、閉幕式で授賞する。授賞者には500万ウォン(約50万円)の賞金が与えられる。

第1回を迎えた今年の俳優賞審査委員として、ユ・ジテとキム・ヒエが映画祭期間中に審査員を務め、彼らが選んだ受賞者は「巨人」(監督:キム・テヨン)のチェ・ウシクと「野花」(監督:パク・ソギョン)のチョ・スヒャンだった。

チェ・ウシクを選んだユ・ジテは「汚れていない澄んだ瞳を持っている俳優だ。まだ完成されていないが、たくさんの可能性を持つ俳優だと考え、彼の未来を応援したい」と審査評を残した。

また、チョ・スヒャンを選んだキム・ヒエは「街の子どものようなリアルな演技が印象的な女優だ。斬新な顔を持つ彼女の未来が楽しみだ」と付け加えた。

今年の釜山国際映画祭は今月2日から11日まで釜山の海雲台、センタムシティ、南浦洞(ナムポドン)一帯で盛大に開かれた。ワールドプレミア98本(長編66本、短編32本)、インターナショナルプレミア36本(長編33本、短編3本)、ニューカレンツ部門12本、特別企画プログラム20本などが披露され、開幕作は台湾出身のニウ・チェンザー(鈕承澤)監督の「軍中楽園(Paradise in Service)」が、閉幕作としては香港出身のリー・ポチャン(李保章)監督の「大茶飯(Gangster Pay Day)」が選ばれた。

記者 : チョ・ジヨン