ドラマ「キルミー・ヒールミー」制作会社、ヒョンビン側の態度は理解しがたいと反論

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写真=TVレポート DB
MBCの韓中合作ドラマ「キルミー・ヒールミー」のキャスティング論争に関して、制作会社であるPANエンターテインメントが俳優ヒョンビン側の発表に正面から反論した。

PANエンターテインメントは30日午前、公式報道資料を通して「ヒョンビン側の立場は理解しがたい」と述べた。

PANエンターテインメントは「まず、今回の状況の発端から振り返ることが必要だ。27日午後、あるメディアが単独報道した“ヒョンビン『キルミー・ヒールミー』出演有力候補”の記事が始まりだった」と話した。続いて「記事作成の過程を確認した結果、この記事は該当記者がヒョンビン側に正式に取材した内容をベースに作成されたものだということを把握した。この過程ですでに数ヶ月前に一段落したヒョンビンの『キルミー・ヒールミー』の出演可否がどんな意図で再び取り上げられたのか、当社としては非常に疑わしく、困惑した」と伝えた。

PANエンターテインメントは「しかし、事件の発端とは関係なく、当社は現在進行中である他の俳優のキャスティング作業に深刻な被害を及ぼすことを懸念し、“ヒョンビンさんが出演しないことは、かなり前に決まっている”という内容の1次報道資料を作成し、同日(27日)午後6時53分頃、メディアに配布した。続いて1次報道資料の内容の中で台本伝達などを含め、具体的に出演を提案したのかに関する意見の相違がヒョンビンさんの所属事務所との間で発生し、ヒョンビンさんの所属事務所の要請を大幅に受け入れて、その部分を修正した2次報道資料を約1時間後である午後7時57分に迅速に再配布した」と主張した。

これと共に「それでもヒョンビンさんの所属事務所は問題の発端であった“ヒョンビン『キルミー・ヒールミー』出演有力候補”の記事がどのような経緯で不正確に作成されたのかに対する公式的な説明なしに、1次報道資料に含まれていたが2次報道資料では削除された一部の表現を執拗に問題視し、ヒョンビンさんとファンクラブ会員に向けたファンクラブホームページへの謝罪文掲載だけを当社に要求した」と伝えた。また、「ヒョンビンさんの所属事務所のこのような要求に29日午前、当社は長時間にわたる会議を経て“問題の発端だった記事作成経緯に対する具体的な説明なしに謝罪文を掲載することは不適切だ”という意思をヒョンビンさんの所属事務所に正式に伝えた。すると、ヒョンビンさんの所属事務所はこの話を聞いてすぐに事実関係を正すという内容の報道資料を配布した」と伝えた。

PANエンターテインメントは「このように事件の最終的な原因と当社の事態収拾への努力からは目をそらしたまま、“一人の俳優を貶めることはないと判断する”“事実関係を正す”など、一方的な主張だけを表明しているヒョンビンさんの所属事務所に、PANエンターテインメントは深い遺憾を示す」とし、「さらに、事件の発端になった27日付の“ヒョンビン『キルミー・ヒールミー』出演有力候補”記事の取材過程でヒョンビンさんの所属事務所の関係者がどのような形で取材に応じ、またこのような不正確な記事がなぜ報道されたのに対する究明が先行されるべきだ」と声を高めた。

記者 : キム・プルリップ