放送開始「秘密の扉」演出陣&俳優陣の完璧な呼吸が輝いた!

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=SBS放送画面キャプチャー
すべてが準備された食卓に演技力不足などない。

22日に韓国で放送をスタートしたSBS新月火ドラマ「秘密の扉」(脚本:ユン・ソンジュ、演出:キム・ヒョンシク)の第1話では、王権を目指していた英祖(ヨンジョ、ハン・ソッキュ)と身分の貴賎がない公平な世の中を主張した思悼世子(サドセジャ、イ・ジェフン)親子の対立をはじめ、当時の政治的状況と登場人物との関係が描かれた。

この日「秘密の扉」は演出陣と俳優の呼吸が輝いた。ストーリーが展開するにつれ、安定した構成が輝いたのはもちろん、それを表現する演出も視聴者たちが信じて見られる最高の制作陣らしかった。

さらに完璧な演技が加わって初回から名作だという評価を得るほどだった。全て準備されている食卓に完璧な俳優たちの演技が視聴者たちを感心させた。

まずこれまでとは違う英祖(朝鮮時代の第21代目の王)を表現すると明かしたハン・ソッキュは力を抜いて余裕さえ感じられた。軽々しく言うが、意味深な台詞、どこか滑稽に見える身振りは彼が心に隠している刃を予告するようだった。

ハン・ソッキュは軽いが重い、余裕が感じられるがカリスマ性溢れる彼ならではの完璧な演技でネームバリューを認めさせた。特に節制された狂気に満ちた演技はテクニックと感情が見事に調和をなし、視聴者たちをぞっとさせた。

除隊後の復帰作として戻ってきたイ・ジェフンも安定した演技力に変わりはなかった。イ・ソン役で戻ってきたイ・ジェフンは穏やかながらも強い一面を見せる一方、戸惑う気持ちを見事に表現した。内外的に複雑な座に付いているため、各人物に接する度に彼の姿も変わった。入隊前よりさらに深まったイ・ジェフンの演技力が輝いた。

恵慶宮(ヘギョングン)洪(ホン)氏役のパク・ウンビンの変身も目を引いた。これまでたおやかで大人しいイメージを見せてきたパク・ウンビンが強いイメージを見せたのだ。これに先立って強い女性像を表現すると抱負を明かしたパク・ウンビンはたおやかな姿を見せつつ、冷ややかな眼差しと強い姿を見せて視聴者に斬新さを与えた。

キム・ユジョンもさすが信じて見られる女優だった。ソ・ジダム役を務めたキム・ユジョンは誰かの子役ではなかった。ストーリーの鍵を握っており、雰囲気を一変させることに一役買った。自由なソ・ジダムならではの魅力がキム・ユジョンという女優に会ってさらに倍増した。キム・ユジョンの圧倒的な存在感が目立った。

シン・フンボク役のソ・ジュニョンも謎だらけの死をめぐる緊張感を見事に表現した。それだけではなく、キム・チャンワン、ソン・ビョンホ、キム・ガンヒョン、キム・テフン、クォン・ヘヒョ、チェ・ウォニョン、オム・ヒョソプなど、どの役も見逃せない俳優の熱演が続いた。言葉通り完璧だった。どこへ目を向けても、どんなストーリーでも信じて見られる俳優がいたからこそ、信頼できる。

放送を開始したばかりの「秘密の扉」。初回から輝いた制作陣と俳優たちの実力が視聴者たちの期待感を高めた。

記者 : ホ・ソルヒ