【PEOPLE】チョ・インソンを構成する5つのキーワード

10asia |


チョ・インソン

「僕は自分の中にあるものを表現する演技をする方なので、自分を捨てて演技はできない。そのため、作品が終わるとすべてを引き出した内面を満たすために時間がかなり必要だ。涙を流す演技をする時が一番負担を感じる。泣くシーンが常に話題になり、パロディーされるので」(10asiaとのインタビューで)
演技をする時は自身のすべてを引き出し、涙の演技には負担を感じる俳優だが、今回も“7秒エンディング”として記憶される涙の演技で話題を集めた。着実に変化を見せ、積み重ねた彼のフィルモグラフィーは、チョ・インソンをカッコいいルックスだけではなく、信頼できる演技力を持つ人物として地位を位置づけている。彼と作業するスタッフたちは彼について、常に早く現場に到着し、自身の未熟な部分を質問して満たそうとする、依然として新人のような姿勢を忘れない俳優であると評価している。


千戸洞(チョノドン)

チョ・インソンが、中学・高校時代を過ごした町。
スターになってからも幼い頃の友人たちと親密な関係を維持しているチョ・インソンは、時間がある時は常に地元の友人たちと時間を過ごしているそうだ。そのため、ソウル江東区(カンドング)一帯の住民たちは、友人たちと歩いているチョ・インソンの姿を見たという目撃談が続いている。10asiaとのインタビューでも彼は「地元の友人たちと過ごす時間は、僕にとって安らぎの時間だ」とし、「幼い頃から一緒に作り上げた思い出を分かち合った友人たちとおしゃべりしていると、いつの間にか頭の中に抱えていた悩み事が吹き飛んでいく気分だ」と話したことがある。

ノ・ヒギョン

ドラマの脚本家。
昨年、SBS「その冬、風が吹く」と今年SBS水木ドラマ「大丈夫、愛だ」など、チョ・インソンが出演した2つの作品を執筆したノ・ヒギョン脚本家はチョ・インソンに対し、「アマチュアに必要なものは自信であり、プロに必要なものは疑問を持つことだが、チョ・インソンは徹底的なプロだ」とし「彼は常に自分に疑問を持ち、監督と脚本家、現場のスタッフに自分の短所を指摘することを要求し、指摘された時は一度も拒まずそれを積極的に受け入れる。私はそのようなチョ・インソンを同僚として、人間として尊重している」と評価した。チョ・インソンもノ・ヒギョン脚本家に無限の信頼を持っている。「その冬、風は吹く」でノ・ヒギョン脚本家と初めて作業をしたチョ・インソンは、作品が終わった後、残念な気持ちで泣きながらノ・ヒギョン脚本家に電話をして「何シーンかをもっと使ってほしい」とお願いしたことがあるとエピソードを聞かせてくれた。「大丈夫だ、愛だ」でもチョ・インソンはノ・ヒギョン脚本家への無限の信頼を見せ、ドラマに出演し、自身の選択が正しかったことを再度証明した。

コ・ヒョンジョン

ミスコリア出身の女優であり、チョ・インソンと同じ所属事務所の先輩。
数年前、コ・ヒョンジョンはラジオ番組で、チョ・インソンにたまに「結婚しよう」と冗談半分で言っていると、格別な関係をアピールした。チョ・インソンとは10年ぶりに復帰したドラマ「春の日」で共演した。この作品はチョ・インソンとコ・ヒョンジョンを両方ともスターダムにのし上げた作品だ。

キム・ミニ

デビュー15年目を迎えた女優であり、チョ・インソンの恋人。
2人は以前、10年間同じ所属事務所(SidusHQ)に所属していた同僚であり、友達のような関係から昨年初め、恋人関係に発展した。2人は“モデル出身俳優”という共通点がある。チョ・インソンは1998年、ファッションブランドのモデルとしてデビューし、キム・ミニも同時期に雑誌モデルとして活躍し、顔を知らせた。2人は自然に連絡を取り合ってきたが、お互いに好感を持つようになり、友達から恋人に発展したと公開した。まだこの2人は同じ作品で共演したことはない。

コン・ヒョジン

「大丈夫、愛だ」でチョ・インソンと初めて呼吸を合わせた女優。
チョ・インソンについて彼女は「女優たちが皆、一度は一緒に共演してみたい女優であり、皆が“人間性が良く、義理派であり、男らしい女優”と評価している」と話してくれた。チョ・インソンは「大丈夫、愛だ」の制作発表会で、ドラマ撮影中に交通事故で左腕を骨折し、膝を負傷したコン・ヒョジンを支えてステージに上がる優しさを見せた。ドラマの関係者は2人の俳優がお互いを配慮し、撮影現場でもドラマの序盤から2人が現場の雰囲気を引っ張っていたと伝えた。

ユ・ハ

映画監督。
2005年、ユ・ハ監督の演出作「卑劣な街」は、青春スターだったチョ・インソンが太い線のある俳優として地位を固めることができた作品だ。「大丈夫、愛だ」でチョ・インソンと共に演じたEXOのメンバーディオ(本名:ド・ギョンス)は「卑劣な街」を見てチョ・インソンの熱狂的なファンになり、髪型も真似したことがあると打ち明けた。ユ・ハ監督は日刊スポーツとのインタビューで「チョ・インソンのカッコいいルックスと善悪が共存する眼差しが気に入り、会ってすぐにキャスティングした」とし、「チョ・インソンをキャスティングしたことは、当時僕にとってギャンブルと同じことだったが、結果的にはジャックポットだった。絶えず自分に疑問を持ち、検証をする熾烈さが今のチョ・インソンを作り上げた」と伝えた。その後、チョ・インソンは軍に入隊する直前の作品である「霜花店(サンファジョム)-運命、その愛」でもユ・ハ監督と再び作業をし、“ユ・ハ監督のペルソナ”と呼ばれた。

「学校3」

CMモデルとして名を知らせたチョ・インソンにとって、役者というタイトルを付けてくれたデビュードラマ。
数多くのスターを輩出した「学校」シリーズでチョ・インソンが出演した「学校3」には、イ・インヘ、パク・クァンヒョン、イ・ドンウクが共に出演した。チョ・インソンはカッコいいルックスで学校でも人気がある一方、恵まれない家庭環境を持つ反抗的な学生役を演じた。この作品で成功的にデビューしたチョ・インソンはその後、「ノンストップ」で青春スターとしての地位を固めることができた。

記者 : チャン・ソユン、翻訳 : チェ・ユンジョン