“元祖・野獣”2PM、大人とアイドルの境界…彼らの第3幕は?

OSEN |

デビュー7年目となるボーイズグループ2PMが第3幕を迎える。

2009年「Again&Again」でKBS歌謡祭最高人気歌手賞を受賞するなど、第一の全盛期を迎えた第1幕。リーダーであるパク・ジェボムの脱退後、海外活動などに拍車をかけた第2幕を経て、第3幕では存在感を見せるプロデュースグループとして、再び成長を見せる予定だ。

11日に放送されるMnetの音楽番組「M COUNTDOWN」でベールを脱ぐ「Go Crazy」は、Jun. Kの自作曲だ。アイドルのイメージを完全に脱ぎ捨てると言うように「Go Crazy」は遊ぶ大人の文化を真正面から描いた。「こいつ、二次会に行こうと、走ってみようと、大騒ぎ」等の歌詞は、KBSの審査を通らず修正した。

“野獣アイドル”の元祖として大人とアイドルの境界に立ち、「HANDS UP」等を通じて楽しく遊ぶグループのイメージを強化したが、今回のカムバックはより本格的な“大人”の仲間入りと解釈される。

予告映像も飲酒文化を正面から取り扱っている。パーティー用品が散らかっている場所で目を覚めてよろよろ歩くテギョンや、メンバー同士で楽しく遊んでいるシーン等は他のアイドルグループにはまだ試みにくいものだ。

デビュー以来ずっと一緒にやってきたパク・ジニョンプロデューサーから独立したことも印象的な部分だ。パク・ジニョンに導かれ、多数のヒット曲を生み出してきた2PMは、初めてJun. Kの自作曲をタイトル曲として打ち出し、以前の自分たちとの差別化を図った。

メンバーたちは、日本や中国をはじめとした海外でのソロ活動を通じて、プロデュース能力も日々成長している。これまでソロ活動を通じて磨いてきた実力を2PMを通じて本格的に披露するという点でも、今回のカムバックはさらに注目に値する。

当然、音楽のカラーも変わる。JYPエンターテインメントの関係者は「2PM特有のエネルギーはそのままだが、楽しい雰囲気はこれまでの曲よりも3~4倍強化された」と話す。

カムバックに続きワールドツアーも開催される。2PMは10月3日と4日、ソウル公演を皮切りに、世界の主要都市で「2PM WORLD TOUR」を開催し、タイ、中国、アメリカ、インドネシアなどでファンたちに出会う。

記者 : イ・ヘリン