“盗作議論”韓国映画制作家協会、KBSにドラマ「王の顔」制作中断を要請

OSEN |

写真=「観相師」のポスター
韓国映画制作家協会がKBSにドラマ「王の顔」の制作中断を要請した。

同協会は2日、「王の顔」が映画「観相師」の盗作だという映画制作会社ジュピターフイルムの疑惑提起に対し、KBSとKBSメディアに「王の顔」の制作中断し、盗作の是非を明確に検証するよう要請した。

8月25日、映画制作会社のジュピターフイルムはKBSとKBSメディアを相手取り「王の顔」の制作及び放送禁止仮処分申請をソウル中央地方裁判所に提出した。ジュピターフイルムは「KBSドラマ『王の顔』は映画『観相師』の盗作であり、2010年にドラマ『観相師』の制作を共に議論した制作スタッフが、時代背景だけを変えたドラマ『王の顔』を制作することは、明白な不正競争行為」と主張した。これに対しKBSは報道資料を通じて「登場人物と時代背景が違う」とし「何故“観相”という題材に独占権を主張するのか」と反論した。

これに韓国映画制作家協会は会員社であるジュピターフイルムの疑惑提起が合理的だと判断し、是非を明確に問うことを促した。韓国映画制作家協会は1日、KBSに公文書を送り「王の顔」の制作中断と、盗作有無に関する是非を明確に検証することを要請した。また、裁判所に公正かつ正当な判決を求める嘆願書を提出した。

韓国映画制作家協会は「KBSは公正かつ健全な放送文化を定着させるために設立された公営放送局であるだけに、少しの疑惑も残さずに徹底して疑惑を排除すべきだ。そのためには『王の顔』の制作を中断し、盗作と不正競争行為に関する是非を問うことを優先すべき」とし「『王の顔』と『観相師』の類似性が認められるのであれば、これは公営放送による深刻な著作権侵害であり、不正競争行為だ。また、これによりドラマ『観相師』は制作のチャンスさえも奪われる結果を生み出す。巨大資本なしで良質なコンテンツだけで勝負する映画制作家たちの権益のためにも、これを機に明白に是非を問うべきだ」と主張した。

裁判所はジュピターフイルムが提出した「王の顔」の制作及び放送禁止仮処分申請に対し、9月5日に1次審理を行う予定だ。

記者 : チェ・ナヨン