SUPER JUNIOR「MAMACITA」音楽番組のカメラワークを徹底比較分析

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アイドルグループSUPER JUNIORが7thフルアルバム「MAMACITA」でカムバックした。SUPER JUNIORはカムバックしてすぐに、タイ、フィリピン、シンガポール、香港のアジア4地域のiTunesアルバムランキングで1位を獲得したことはもちろん、中国の音楽サイト音悦台(YinYueTai)でも1位を獲得するなど、韓流帝王の底力を見せた。アルバムと同名のタイトル曲「MAMACITA(ママシータ・アヤヤ)」はインドのパーカッションリズムをベースにしたドラムサウンドと、DJリミックスを連想させるピアノの旋律が印象的なアーバンニュージャックスウィングジャンルの曲だ。パフォーマンスは世界的な振付師トニー・テスタとSUPER JUNIORが初めて息を合わせた作品で、SMのパフォーマンスディレクターチームBeatBurgerのシム・ジェウォンも参加し、さらに完成度を高めた。今回のパフォーマンスの全体的なコンセプトはラテンの情熱的なイメージを描いた“スペイン戦士”で、闘牛士や牡牛、フラメンコなどを連想させる動きと共に、SUPER JUNIOR特有の繰り返されるグルーヴとシンプルさが加わったダンスで構成された。どの音楽番組がSUPER JUNIORのカムバックステージを最も効果的に捉えたのだろうか?

KBS 2TV「ミュージックバンク」:「MAMACITA」のパフォーマンスをフルショットで感じる
カメラワーク:★★★☆
イトゥクのVポーズ:★★★★
完璧なイントロ:★★★

「MAMACITA」はイントロからポイントが盛りだくさんだ。シウォンが真ん中でメンバーたちを指揮し、メンバーたちは3人ずつ順番に動きながら、それぞれのキャラクターを表現する。ミュージックビデオで見られるメンバーたちの多様なキャラクターを表現した瞬間である。「ミュージックバンク」はシウォンの手の動きと動いているメンバーたちを順番に映し、完璧なイントロを作り上げた。曖昧な角度のカメラワークはほとんど見せず、フルショットや確実なアップで確信に満ちたカメラワークを披露した。1:3:3:3、1:9、4:1:5、5:5など、多様な構図でSUPER JUNIORのステージをより効果的に表現したステージだった。その代わりにフルショットやアップという相反されたカメラワークが繰り返され、パフォーマンスの動線とパートの間の前後関係を理解するには少し足りない部分があった。除隊後、戻ってきたイトゥクが自分のパートで取ったVポーズを発見したのは「ミュージックバンク」の神の一手だ。

MBC「ショー音楽中心」:「MAMACITA」のパフォーマンスを威厳のように感じる
カメラワーク:★★★☆
ローアングルの効果:★★★
ゴールドパワー:★★★★

「ショー音楽中心」は、下から画面を映すローアングルを主に活用し、SUPER JUNIORの威厳をアピールした。しかし、過度なローアングルは効果的に隊列を捉えることはできなかった。2番の「叫んでも聞えませんか?」「守れない約束をしますか?」のパートでローアングルの効果が現れたとしても、その後、2番のサビの「重みを感じて」ではローアングルで捉えたためにヒチョルだけが強調され、パフォーマンスの意図を盛り込むことができなかった。ステージセットはSUPER JUNIORの高級感のある魅力を加えた。西部劇を連想させるステージと黄色い照明は、まるでゴールドの饗宴を見ているような効果を生み出した。SUPER JUNIORが着ていたワイン色の衣装も照明とよく似合っていた。

SBS「人気歌謡」:「MAMACITA」のパフォーマンスにめまいを感じる
カメラワーク:★★★
ステージセットの雄大さ:★★★★
衣装は保護色?:★★

「人気歌謡」は華麗なステージセットと独特な色感でカムバックステージを華やかに表現した。闘牛競技場やコロシアムを表現したような壮大なステージセットと電光板が視線を引きつけた。ステージの後ろ側でファンたちが旗と風船を振る姿は、ユニークな見どころを提供した。ただ、ステージセットが暗い雰囲気で、SUPER JUNIORの衣装も濃い緑色だったため、目立たなかった部分は残念だった。カメラワークも物足りない部分があった。うまく整ったフルショットは一度もなく、独特なアングルが相次いで登場したためパフォーマンスの効果を半減させた。メンバーたちもカメラを探すために上を見上げるなど可笑しな画面になっただけでなく、後半部では絶え間なく画面が変わり、めまいを感じさせた。「人気歌謡」特有の斬新なカメラワークも際立っていたが、全体的に落ち着かなかったカメラワークが物足りなさを残した。

記者 : パク・スジョン、写真 : SMエンターテインメント、KBS 2TV、MBC、SBSキャプチャー、翻訳 : チェ・ユンジョン