第71回ベネチア国際映画祭、本日(27日)開幕…ホン・サンス、イム・グォンテク、キム・ギドクの作品が招待

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写真=映画「自由が丘で」「ファジャン」ポスター
第71回ベネチア国際映画祭がイタリア・ベネチアのリド島で27日(現地時間)に開幕する。

今年の開幕作はメキシコ出身のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の「Birdman(バードマン)」であり、閉幕作には中国のアン・ホイ(許鞍華)監督の「黄金時代」が選ばれた。

映画祭の花とも言えるコンペティション部門「Venezia 71」では、20作品が金獅子賞をめぐって競争を繰り広げる。韓国の映画は昨年に続き、同部門には進出とならなかった。アベル・フェラーラ監督の「Pasolini(パゾリーニ)」、アンドリュー・ニコル監督の「Good Kill(グッド・キル)」、塚本晋也監督の「野火」などが同部門に出品された。

ホン・サンス監督の「自由が丘で」は韓国映画としては唯一オリゾンティ(Orizzonti)長編部門に出品され、ホン・サンス監督と女優ムン・ソリ、俳優キム・ウィソンらが31日に出国し、公式スケジュールを行う。

オリゾンティ部門は今年から本数を30本から約20本に減らして作品を厳選し、受賞の内容も作品賞、監督賞、特別審査員賞、特別革新寄与賞、最優秀短編賞に変更した。「自由が丘で」が受賞できるか関心が集まっている。

イム・グォンテク監督の102作目「ファジャン」は非コンペティション部門のガラ上映作として招待された。「ファジャン」は、作家キム・フンの同名小説「ファジャン」を原作にした映画で、癌を患う妻が死に近づくほど他の女性を深く愛するようになる男の悲しい渇望を描いた作品だ。

イム・グォンテク監督とアン・ソンギ、キム・ギュリ、キム・ホジョンは9月1日に出国し、記者会見とフォトコール、レッドカーペットなどの公式イベントに出席する。

5月に韓国で公開されたキム・ギドク監督の「殺されたミンジュ」はベネチア・デイズの開幕作に選ばれた。キム・ギドク監督は2012年に「嘆きのピエタ」で金獅子賞を受賞したことに続き、昨年は「メビウス」で、今年は「殺されたミンジュ」で3年連続してベネチア国際映画祭に招待された。

ベネチア国際映画祭はカンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭とともに世界3大映画祭として挙げられている有名な映画祭。9月6日に閉幕する。

記者 : キム・スジョン