“ソロ活動再開”キム・ジョンミン「大人しくありませんが、真面目です!歌手として勝負したいです」

OSEN |

歌手が新曲を出すことはそれほど珍しくないことだが、キム・ジョンミンがソロとして活動を再開したことは、何だか“より新鮮な”感じがする。人気ダンスグループコヨーテのメンバーとして活動しているものの、いつの間にかタレントとしてのイメージが強くなったためだと思われる。

彼は来月3日、ソロ曲「助けて走って」を発売する予定だ。最近会った彼はバラエティ番組で見せた姿と同様に相変わらず面白かったが、歌手としての意欲だけは真剣だった。彼は歌手としての渇望が強かったと言い、いつか自ら所属事務所も設立して音楽制作者になると話した。

よく考えると、キム・ジョンミンはかなり真面目な方だ。ここ十数年間人気歌手でタレントとして生きてきた経歴に比べ、大きな事故に巻き込まれることも、自粛(?)することもなかった。ユニークな話し方は、実際会っても同じだった。彼は「本当に言語能力が低いだけで、たくさん考えている」と笑いながら強調した。

―今回のソロ活動は、どのように企画することになりましたか?

キム・ジョンミン:常にソロへの渇望がありました。若い頃からダンスをしていたし、情熱がありました。他のことも考えてみましたが、知っていることをした方が一番マシだと思いました。今回はターゲットが確実です。大学生の方です(笑) 30代以上の方々は、歌手キム・ジョンミンをよくご存知だからです。ところが、大学生たちは知らないかもしれないじゃないですか。今回確実に認識させないと、と思いました。

―僕はダンスが上手な、素敵なお兄さんだ!ということを見せてくれるでしょう?

キム・ジョンミン:そうですね(笑) ただのバカじゃなくてこのような歌も歌うお兄さんだと。歌も似たような感じです。僕は往年ものすごくイケてたと虚勢を張る内容です。僕も10年前は女性たちが番号札を取って待っていた、そういう内容です」

―実際に番号札を取りましたか?

キム・ジョンミン:そ、そうですね!(笑)

―今はどうですか?

キム・ジョンミン:今は、ああもう、年だから(笑)

―自身が思う全盛期はいつですか?

キム・ジョンミン:19歳、ダンサーをしていた時。あの時はよかったです。

―イケメンダンサーとして名を馳せていた時?

キム・ジョンミン:僕ってイケメンなのかな、初めてそんなことを考えました。女性たちに声をかけられたりして。その2~3年間はとても幸せでした。お金も要らなかったです。

―女性たちにハンサムだと言われたので全盛期だと思っているわけですか?(笑)

キム・ジョンミン:そうです。限りなく幸せでした。

―最近でも人気があるじゃないですか?

キム・ジョンミン:最近は「母が好きです」とよく言われます。それで、今回の楽曲で若い方を攻略しようとしています。ハハ。

―結婚はまだ考えていないですか?

キム・ジョンミン:まだ、まだ分かりません。

―大学生をターゲットにしたのなら、大学祭を狙うでしょう。

キム・ジョンミン:全てやらなきゃと思っています。もう突っ走れるほど体力があまり残っていません。かなり落ちています。運動をたくさんする方ですが、以前は力が溢れてどうしようもないほどでしたが、30代半ばが過ぎてからは難しいです。燃やしてみなきゃ。それで今回は、20代の人々が好きなクラブミュージックをすることにしました。「キヨミ」ソングを作った人がクラブ音楽をよく作っていましたので、直接交渉しました。戦略的に(笑)

―本当に戦略的ですね(笑)

キム・ジョンミン:これからもやりたいことがたくさんあります。イベントもたくさんやりたいし。海外でも。

―海外ですか?

キム・ジョンミン:中国にファンが7万人以上います。ファンカフェを見ました。まだ会ったことはありませんが(笑) まだ早いですが、うまくいけばいつかは制作もしたいです。かなりたくさんの人々が第2のコヨーテを夢見ています。また、コヨーテの単独コンサートも必ずしてみたいです。

―いいですね。企画会社はいつ頃立ち上げる考えですか?

キム・ジョンミン:一つくらいはヒットさせなきゃ(笑) いつかは制作者になりたいです。

―事業もたくさんしてみたと思います。

キム・ジョンミン:前はよく知らなくてたくさんやりました。多くを失くしました(笑) それで、僕が知っていることをしようと思いました。

―何をしましたか?

キム・ジョンミン:ネットカフェ。投資もしたし、居酒屋もしたし。まだ早いと思います。歌手や芸能人が駄目になったらその時に悩んでも遅くないじゃないですか。夢中になっても足りないのに、兼職はまだ早いと思いました。

―ところで、考えてみるとずいぶんトラブルを起こしたようですが、大きく間違ったことをしたことはないようです。

キム・ジョンミン:案外真面目です(笑) 臆病で。ものすごく保守的な方です。言葉にも気をつけるためたくさん努力しています。間違ってしまうことを恐れて、人の多いところにはあまり行きません。

―お金もたくさん貯めておいたでしょう。

キム・ジョンミン:ああ、それは違います(笑) 僕も一時は社長と呼ばれたかったし、投資もしてみたいと思いましたので。20代半ばには虚勢を張りました。一人暮らしだからお金を貯めるのが難しかったです。今も大人しくなっていませんが、自制します。お酒もたくさん飲まないし、運動して家にいて、作曲家に会って面白いものをやってみようと企画します。

―ところで、考えてみると芸能界でこんなに長く気をつけながらうまく過ごしてきたというのは、かなり頭が良いということじゃないですか。バラエティで見せたバカなイメージは演出ですか?(笑) このような質問、たくさん受けるでしょう。

キム・ジョンミン:僕は言語表現力が低いです。この前脳検査をしましたが、本当にそうでした(笑) 頭の中ではちゃんと考えています。でも、言語表現ができないんです。僕は自分のことをとても愛しているので、痛いことが嫌いです。だから、健康のため運動もするし、憂鬱でも美味しい物を食べてすぐに忘れます。そんな感じです。最近ではタバコも止めました。

―普通、一つの能力が低いと他の能力は優れているじゃないですか。

キム・ジョンミン:あ、他の能力は普通です(笑)

―一時はバラエティでスランプを経験しているようだという報道がたくさんありました。

キム・ジョンミン:かなり気後れしていました。ところが、むしろそれが執着をなくすきっかけになりました。最善を尽くしてみて、それでも駄目なら仕方ないことだし……今も考えが多くなるときはありますが、その時をもう一度考えながら力を出します。

―今はスランプから完全に抜け出したようです。

キム・ジョンミン:いや、違います。ただ、頑張るだけです。

―今回が初のソロ曲ではないじゃないですか。また出られたのは、この前のものがうまくいったおかげなのでしょうか?(笑)

キム・ジョンミン:「お兄さん、頑張ってね」が最初のソロ曲でした。良かったです。キム・ジョンミンがアルバムを出すことを人々に知ってもらうことそのものが成功だ、そんな話もあったし(笑) 「RAIN(ピ)のような、海外のスターのような」という感じではありませんが、キム・ジョンミンの基準から見ると、とても成功したアルバムだと思います。収益が出ました(笑)

―本当ですか?(笑)

キム・ジョンミン:呼び出し音を好んで頂きました。多様な年齢の方々に愛して頂き、そのおかげでうまくいきました。今回も一生懸命頑張ってお母さんたちだけでなく、10~20代の人々も戦力的に狙ってみます(笑)

記者 : イ・へリン