「私の恋愛の記憶」カン・イェウォン“終始笑いを誘った?私のDNAにユーモラスな何かがあるみたい”

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「わざと笑わせようとしたわけじゃないのに、私のDNAにユーモラスな何かがあるみたいです」

映画「私の恋愛の記憶」(監督:イ・グォン)で観客の笑いを誘うカン・イェウォンは自身のコミカルな演技についてこのように評価した。終始笑いを与えた女優としてはあまりにも謙虚に評価した。

カン・イェウォンは映画「私の恋愛の記憶」で不良高校生、大学生、教授、ロッカーの年下男、映画監督、会社の上司まで、6回の恋愛に失敗して挫折していた中、フンナム(癒し系男子)の彼氏ヒョンソク(ソン・セビョク)に出会って愛し合うウンジン役を演じた。

彼女は自身の性格のようにクールで愉快なウンジン役を演じて観客たちを爆笑させた。わざと笑わせようとしなかったのにだ。シナリオ上にもここまでコミカルな部分は多くなかったという。単なるお酒を飲むシーンでもカン・イェウォンが演じたら、愉快なシーンになるだけだった。

カン・イェウォンは「このようなラブコメは初めてですが、私の場合、生活演技の方が演じやすいと思います。企画映画などは説明や台詞が限られているので、その中で演じるというのがさらに難しいような気がします」とし、新しいジャンルの挑戦を楽しんでいた。

彼女の話によると「私の恋愛の記憶」の撮影現場の雰囲気も良かった。まず自身から出演したいと言い出したほど、シナリオは魅力的だった。親友で俳優のソン・セビョクとの演技呼吸も良かった。メガホンを取ったイ・グォン監督が撮影現場で多くのことを受け入れてくれ、特に見事な編集の腕前でカン・イェウォンを驚かせた。全てが、歯車がかみ合うようにぴったりだったわけだ。

カン・イェウォンは「事務所に『私の恋愛の記憶』のシナリオが届いた。元々出演を決めていないシナリオだったんですが、家に持っていって読みました。序盤のナレーションのところから斬新でした。これは何?と思いましたね。あとにどんでん返しのある部分では一人で叫びましたよ。読み終わった後、すぐメールを送りました。何があっても出演したかったです。最近読んだシナリオの中では一番面白かったです」と回想した。

そのため、カン・イェウォンは相手の俳優にソン・セビョクを薦めた。当初「私の恋愛の記憶」は最近公開された超大作に比べ、予算が少ない方だったので、男優のキャスティングも悩むしかなかった。彼女の言葉を借りると、「この宝石のようなシナリオを監督が担当するというのは感謝すべきこと」だったため、ヒョンソクというキャラクターにピッタリだと思ったソン・セビョクに直接シナリオを渡すことになった。また両者の間で出演確定のために努力した。

カン・イェウォンは「顔を見たら、笑ってしまって困りますが、ソン・セビョクさんと仲が良いのは良かったですね。デートシーンを見たら、本当に楽しく遊んだようです。幸せでしたね。久々に楽しめたというのもありますしね。こんなデートもしたいし、夢見たこともあるんですが、簡単なことではないです。セビョクさんとショッピングもしたり、カメラを気にせず、街を歩きながら撮影しました。単に私たちで遊んでいたのに、本当にきれいに映っていました。私もそんなにきれいに映っているとは思わなかったですね。どう映るのかなと思っていたのに。そのときめきが私の表情に表れていました」と語った。

またイ・グォン監督については「編集を見てさらに魅了されました。普段口数の少ない方です。撮影現場でも演技についてはあまり言及しません。映画を見たんですが、想像以上に見事でした。あんなにきれいに映っているなんて。撮影が終わって監督の方がより喜んでいるようです。自身の子供のように、俳優も見事に演じたら、可愛く見えるじゃないですか。そういう点で喜んでいるようです」と冗談めかして話した。

このように愉快な撮影現場だったことを証明するかのように「私の恋愛の記憶」はハツラツとした映画、予想もしなかったどんでん返しのおかげで楽しく見られる映画となった。独特で面白いラブコメが見たい観客なら、がっかりすることはないだろう。

映画「私の恋愛の記憶」はいつも恋愛に失敗していたウンジン(カン・イェウォン)が運命的に出会った男ヒョンソク(ソン・セビョク)と人生で最高の恋愛を続けていた中、彼に隠された信じられない秘密を知ることになって起こるストーリーを盛り込んだ映画だ。韓国で20日に公開された。

記者 : キム・ミリ、写真 : ユ・ジニョン