山下敦弘監督、前田敦子主演の「もらとりあむタマ子」で韓国を訪れる

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映画「リンダリンダリンダ」「天然コケッコー」などで韓国でも多くのファンを保有している山下敦弘監督が韓国を訪れる。9月11日に封切られる映画「もらとりあむタマ子」の広報のためだ。

昨年、キネマ旬報ベスト・テンに名を連ねた「もらとりあむタマ子」は大学を卒業したものの、父親がひとりで暮らす甲府の実家に戻ってきて就職もせず、家業も手伝わず、ただひたすらに食っちゃ寝の毎日を送る23歳のタマ子が、やがてわずかな一歩を踏み出すまでの1年を描いた作品だ。

山下敦弘監督は長編映画「どんてん生活」でゆうばり国際ファンタスティック映画祭のオフシアター部門にてグランプリを受賞しデビューを果たし、続いて「ばかのハコ船」で自身だけの独特な世界観を見せ、日本映画の新星として浮上した。その後、「リンダリンダリンダ」「天然コケッコー」などを発表し、日本を代表する若き巨匠に生まれ変わった。

山下敦弘監督と主演を務めた前田敦子は、昨年「もらとりあむタマ子」で釜山(プサン)国際映画祭を訪れ、韓国の観客と会った。当時この作品は全回売り切れを記録するなど熱い反応を得た。その時の声援に支えられた山下監督は、後続作品の撮影で忙しいスケジュールにも関わらず、11日~13日まで韓国を訪れ、韓国のファンたちと特別な時間を過ごす予定だ。

記者 : ファン・ソンウン、翻訳 : チェ・ユンジョン