“ウサギの安否はいかに?”ドラマ「恋愛の発見」に動物虐待疑惑…市民団体が警察に捜査を依頼

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写真=KBS

動物自由連帯「動物保護法違反の容疑で警察に捜査を依頼した」

KBS 2TV月火ドラマ「恋愛の発見」が、ウサギ虐待論争に巻き込まれている中、市民団体の動物自由連帯が警察に「恋愛の発見」の捜査を正式依頼したことがわかった。

20日、動物自由連帯は公式サイトを通じて「18日『恋愛の発見』放送直後から20日午前まで、当該番組の外注制作会社であるJSピクチャーズとKBS撮影チームに、謝罪放送と使用されたウサギの安否の確認を要求したが、20日午前JSピクチャーズから『ウサギが死んだか生きているかに対して(動物自由連帯に)確認する必要性を感じておらず、確認しない方針だ』と伝えられた。ウサギが死んでいた場合、動物保護法違反容疑で処罰を受けるため、警察に捜査を依頼する請願を申し出ている」と述べた。

また「現行の動物保護法第8条では『獣医学的な処置の必要、動物による人間の生命、身体、財産の被害等農林畜産食品部令で定める正当な事由なしに死傷させる行為』を動物虐待行為として定めており、同法第46条に基づき罰則の対象となる」と説明した動物自由連帯は「つまり、該当の動物が放送撮影で行われた行為によって死んだかまたは傷害を負った場合、これは現行の動物保護法第8条で定める虐待行為に当たるもので、当然処罰を受けなければいけない」と指摘した。

また「ウサギの治療に対する臨床経験が豊富な専門の獣医師から『放送されたような行為はウサギを死に至らしめた可能性が非常に高い』という意見を得ており、制作会社が相次ぐ市民たちの要求にもかかわらず『安否を明かす必要を感じない』という姿勢で一貫したため、動物保護法に違反したかどうかについては警察の捜査が避けられない状況だ」と述べた動物自由連帯は「価格が安いから、あるいは小さいからと言って命の重さまで小さいわけではない。生きている生命を撮影の道具として使用し、生命と健康に危害を与えたならば、必ずそれに相応する処罰を受けなければいけない」と強調した。

問題となったシーンは「恋愛の発見」第1話に登場したもので、酒に酔ったハン・ヨルム(チョン・ユミ)が道端で偶然ウサギをみつけ、カン・テハ(神話 エリック)の家に連れて行ってシャワーを浴びせるシーンだ。放送後に視聴者からの抗議が激しくなると、KBSは「如何なる理由であれ、子ウサギを水で洗い、結果的に完全に濡らしたことは、制作スタッフの無知と不注意の結果であると痛感している」と公式謝罪した。

記者 : イ・ミナ