EXO ディオ、俳優ド・ギョンスとして生きる方法

OSEN |

EXOのディオ(本名:ド・ギョンス)がSBS水木ドラマ「大丈夫、愛だ」で初めて演技に挑戦した。世間の反応は期待以上だ。演技が本当に初めてなのかと疑うくらい素晴らしい演技を披露しているからだ。今をときめく人気グループEXOのメンバーとして、ただよく遊ぶアイドルのイメージはすぐに変わった。現在は多方面で才能を示し、俳優としての可能性まで見せて、注目すべき人物として浮上した。

劇中でディオが演じるハン・ガンウ役の出演シーンは実は多くない。しかし、存在感だけは爆発的だ。それもさることながら、男性主人公チャン・ジェヨル(チョ・インソン)のもう一つの自我という設定だけでも平凡ではない役柄だ。実は、ドラマの放送前にハン・ガンウのキャラクターや正体に対する情報はほとんど知らされなかった。また、ベールを脱いだ第1話と第2話を通じて、有名作家チャン・ジェヨルに憧れる作家志望で、高校生という若い年齢にもかかわらずチャン・ジェヨルと深い友情を交わすという設定が注目される程度だった。

しかし、第3話と第4話になり、ディオの立場や存在感が確認された。それまでチャン・ジェヨルの周りをうろうろして何度か登場したハン・ガンウは、第4話のエンディングを通じてその存在の理由を表した。チャン・ジェヨルのもう一つの自我というどんでん返しが視聴者の不意を突いたのだ。予想しなかった、あるいは期待以上のどんでん返しに多くの人が熱狂した。ハン・ガンウはそうして「大丈夫、愛だ」の秘密を握る中心人物として急浮上した。

実際、台本はもちろんのこと、ディオの演技力が伴わなければハン・ガンウがここまで関心を集めることはなかっただろう。母と自身を虐待する義理の父を避けて、作家になるという希望一つで痛みに耐える少年。その切ないキャラクターはディオの優れた演技力によって生命力を得た。

ディオはどうやってこれだけ著名な脚本家と監督の大作ドラマで、錚々たる先輩俳優の中でも自分だけの光を放つことができたのだろうか。

これに関してSMエンターテインメントの関係者は19日、OSENとのインタビューで「デビューする前の練習生時代に、共通教育課程に入っている演技の授業を受けたことはあるが、専門的に演技の勉強をしたことはない。今回ドラマにキャスティングされた後、準備をしながら内部で若干の演技指導を行ったのが全てだ」と話す。

関係者は「しかし、何よりノ・ヒギョン脚本家のワンポイントレッスンが功を奏したようだ。ドラマを始める前にノ・ヒギョン脚本家が貴重な時間を割いて直接ディオと一緒に作品や役について真摯な会話を交わした。演技は初めてだったので、萎縮して緊張していたけれど、ノ・ヒギョン脚本家のアドバイスを聞いて自信を持てるようになったのが成果として現れているようだ。良い評価と関心に感謝している」と述べた。

「大丈夫、愛だ」の関係者は、「ディオが期待以上のセンスを持っていた。また、まだ真っ白な画用紙のような感じなので、どんな演技も素早くこなせる状態だ。本人がチョ・インソンに憧れを持っていると話しており、実際に現場でもチョ・インソンとたくさん話をしてアドバイスを求めるなど、雰囲気も良い。良い先輩たちと共演すること自体が演技をする上で大きな勉強になっているようだ。日に日に演技力が向上している」と説明した。

関係者によると、ディオが演じるハン・ガンウ役は今後のドラマ展開においても影響力を発揮するとのことだ。チャン・ジェヨルの分身のようなハン・ガンウがどんな波紋を呼ぶのか、また結末にどんな影響を与えるのか関心が集まっている。また、正統派ドラマの演技デビューから成功的なスタートを見せたディオの演技アイドルとしてのこれからを期待したい。

記者 : ユン・ガイ