防弾少年団、新人賞、日本デビュー、ファンクラブ…デビューから駆け抜けて来た1年間「ファンがいて僕たちがいる」
Kstyle |
昨年、数多くの新人賞を総なめにした防弾少年団が今年6月で記念すべきデビュー1周年を迎えた。その6月には、「No More Dream」で日本デビューを果たし、オリコンランキング3位を記録、続く7月には、2ndシングル「BOY IN LUV」をリリース。圧倒的なパフォーマンスで日本でも快進撃を続ける彼らに、この1年を振り返り、「これまで」と「これから」を改めて聞いた。
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「順位が下がらず逆に上がったと聞いて嬉しかった」
―日本デビュー曲「No More Dream」がオリコン3位を記録しました。おめでとうございます!全員:フー!(笑)
SUGA:大阪でリリースイベントが終わって食事をしている時に聞いたんですけど、みんな本当に喜んでいました。
V:みんなで「3位! 3位!」って。
SUGA:僕が頑張ったから(笑)
ジン:普通は、順位は下がっていくものだと思うんですけど、そうじゃなくて僕たちはどんどん上がっていったと聞いたので、それ自体も不思議なことと言われて、嬉しかったです。
―みんなでお祝いはしましたか?
RAP MONSTER:ご飯を食べました(笑)
SUGA:ソフトドリンクで乾杯しました。
J-HOPE:カンパーイ!
―リリースイベントにもとても多くのファンが集まりましたが、振り返っていかがでしたか?
J-HOPE:思った以上に多くのファンの方に来ていただいて、そして一緒に一体となって僕らのステージを楽しんでくれたと思います。オリコンで3位という成績も、いかに僕たちが愛されているのかということが確かめられたことだと思いますので、応援してくれた皆さんにはとってもありがとうという感謝の気持ちでいっぱいです。
―リリースイベントというのは初めてだったと思います。
全員:はい、初めてでした。
RAP MONSTER:ショーケースのようなものしかやったことがなかったんですけど、ショーケースとはまた違った感じがして、とっても不思議な感じでした。韓国でもこのようなリリースイベントをすれば、ファンの方たちともっと近くで触れ合うこともできますし、僕たちもステージに立つという意味ではすごくいいと思います。
2ndシングル4位の知らせに歓喜「え、本当に?」
―そして2ndシングル「BOY IN LUV」もデビューシングルから約1ヶ月というスピードでのリリースとなりました。SUGA:「No More Dream」が出て、その後またすぐ「BOY IN LUV」の作業に取り掛かったという感じです。今回もKM-MARKIT(ケムマキ) さんと一緒に作業を進めました。
―今回は初日4位を記録しました。
RAP MONSTER&SUGA:はい。来る前に聞きました。
ジミン&ジョングク:え、本当に?
ジミン:「BOY IN LUV」が4位!? 本当に? おおー! やっぱり防弾少年団!(笑) 今度もどんどんどんどん上がっていけるように頑張ります!
V:とても光栄なことだと思います。先輩たちが上位に入ったという話をよく聞きますが、それに並べることがまずとても嬉しいです。
―では、改めて今回のシングル「BOY IN LUV」はどんな曲か、改めて教えてください。
RAP MONSTER:今まではどちらかというと、10代が抱える社会的な問題を歌う曲が多かったんですが、今回は10代の少年の愛を歌った曲です。
―今回もまたダンスがハードですが、コンセプトは?
J-HOPE:僕たちのダンスを見てくだされば分かると思うんですが、「No More Dream」も「N.O」もその曲にあったそれぞれの振り付けがつけられていると思います。
SUGA:今回は曲と同様に、いわゆる10代の“荒々しい”というか、“成熟していない愛”を表現しているダンスという風に見ていただけるといいかなと思います。
―この曲はメンバーも直接、曲作りに参加したそうですが、作業はどのように進めていますか?
SUGA:いつも一緒に作業をしているPdogg(ピードック) さんがまずトラックを作ってくださって、それに対して僕とJ-HOPEとRAP MONSTERの3人でいろいろ意見を出して、Pdoggさんと一緒に少しずつ修正をしながら作業を進めます。
V:それをボーカルチームの4人が聞いて、ここはもうちょっとこうした方がいいんじゃないかとか意見を出したりもします。
SUGA:それを歌に乗せて、作り上げていく感じで、本当にメンバー全員で作業をしている感じです。
―日本シングルとしては、ラッパーとして有名なKM-MARKITさんと作業をしていますが、KM-MARKITさんとの作業は今回2回目ですが、どのように進めているのでしょうか?
RAP MONSTER:KM-MARKITさんが準備してくださった日本語の曲を韓国語に翻訳したものを受け取って、それを僕たちがこれは違うなとか、韓国の状況と合わないなというような意見を出して、すり合わせていきます。
SUGA:KM-MARKITさんとはその作業もそうですし、レコーディングにも来て発音も直接指導してくれます。
―KM-MARKITさんとの作業はどうですか? KM-MARKITさんは厳しくないですか?
ジミン:純情で優しい人です。
SUGA:本当に面白い人です。年齢に比べてマインドがとても若くて、そしてかっこいい方です。
RAP MONSTER:ただただヒップホップが本当に好きな人です。KM-MARKITさん自身がヒップホップを愛してる、楽しんでる人という風に、一緒に作業していると感じます。
SUGA:天真爛漫というか(笑) 音楽を前にすると、とても純粋になる方です。
RAP MONSTER:ちょっと子供みたいなところもある人です。話す時も「おー! RAP MONSTER!」みたいな、本当にこんな感じで。(KM-MARKITさんの真似を披露するRAP MONSTER)
SUGA:とても面白いおもしろい方です。
「Just One Day」は渾身の一曲「たくさん聞いて欲しい」
―今回、カップリング曲として収録された「N.O」「Just One Day」も韓国では精力的に活動した曲ですが、日本語歌詞で歌ってみて、いかがでしたか?SUGA:韓国で歌った時とはすごい違います。歌詞も若干違ってますし……。でも、ちょっと変わった感じがまた新しい歌に感じられて新鮮でいいと思います。
V:発音もありますが、僕自身はより感情を入れられたというか、そういう風に歌えたと思います。
ジミン:僕は「N.O」のレコーディングはとっても難しかったです。特に発音で苦労しました。「じゃなくてー」(歌って表現) のとこもそうですが……全部です(笑)
―「Just One Day」はどうですか?
全員:「Just One Day」が本当に一番難しかったです。
SUGA:僕も本当に難しかったんです。まず本当に言葉が多かったですし、あと「Just One Day」の曲全体に「じ」の発音が多くて難しかったです。
ジン:「どうか ずっと会えるようになれなれ~」(歌って表現) のところの「会えるように」の発音が全然できなくて、それが一日中かかってしまったんです。
―「Just One Day」は皆さんの渾身の一曲ですね。
全員:はい。なので、たくさん聞いてほしいです。
V:「Just One Day」は本当に……(笑)
ジミンの“くす玉事件”…「それは言わないでください(笑)」
―5月には日本1stファンミーティングも大盛況に終えましたが、ファンミーティングの感想を教えてください。ジン:ファンの方と実際に一緒にゲームをやったことが僕の記憶にとても残っていて、それがとても楽しかったです。
J-HOPE:韓国でもファンクラブ創団式というのはやったんですが、それを日本でもできたということが本当に感動的でした。これからもより一生懸命頑張っていこうと改めて思いました。
―ジミンの“くす玉事件”がとても印象的でした(笑)
ジミン:あー、それは言わないで下さい……(苦笑)
J-HOPE:あれはジミンが欲張りすぎましたよね。
SUGA:目立とうとしたんですよ(笑) リハーサルの時にも打ち合せで“ダメですよ”って言われてるのに……。
RAP MONSTER:僕はリアルに怒りました。
J-HOPE:くす玉があのイベントで一番のポイントだったのに。
V:ちょっと欲が出ちゃいましたね。
ジミン:わざとやったわけじゃないんです。ちゃんと掴んでたんですけど、ステージ上ということもあってちょっと興奮してました(笑) それでついつい引いてしまったようです。
―ステージを重ねてハプニングにも強くなっている防弾少年団(笑)
V:そうですね、本当にただ笑うだけです。
RAP MONSTER:あの時のくす玉はもう一度つけることもできませんし。僕たちは本当にハプニングが多いんです。
―ステージには慣れてきましたか?
SUGA:ライブを重ねて、そういう意味では舞台慣れというのはして来ているとは思います。韓国では1日に2回公演というのはあまりないので、日本でのライブは目新しい経験ですね。
―Kstyleとしてもステージを見続けて、ライブ・パフォーマンスが格段によくなっているように思いますが、自分たちで感じることや心がけていることはありますか?
全員:ありがとうございます
V:やはり何度かやってきているので、場数を踏むと、それだけだんだん呼吸も合って来るなと感じます。
SUGA:終わった時点ですぐフィードバックというか、ああしよう、こうしようというのは必ず話します。仮に失敗があったとしてもそれを繰り返すというのは絶対に許されないので、そういう意味でも行っています。
「デビューして1年…防弾少年団の3大ニュースは…」
―防弾少年団の初来日は昨年10月でした。それから9ヶ月ほどしか経っていないのですが、既にめまぐるしく活躍していますが、振り返っていかがですか?RAP MONSTER:1stショーケース、日本デビュー、日本ファンクラブ創立、1stファンミーティング、宮崎でのフェスイベント、AEON DREAM GATE FESにも出演しました。
SUGA:初来日が去年の10月ですので、韓国のデビューとそんなに変わらないペースなので、あまりハードさというのはそこまで感じていないですね。
ジミン:そうですね、韓国のデビューの時と同じように活動している感じですね。
RAP MONSTER:体が2つになったような気がしています。
―休みがずっとないですね?
V:休みは全然!
RAP MONSTER:初めからないので(笑)
―韓国でのデビューからは6月で1年が経ちましたが、これまでを振り返って「防弾少年団3大ニュース」を教えてください。
RAP MONSTER:1.新人賞、2.韓国・日本でのファンクラブ創団式、3.日本デビューです。
―全員一致でいいですか?
ジン:僕は1つあります。SUGAさんが盲腸になって、年末のステージに出れなかったことも防弾少年団としては大きなニュースでした。
SUGA:ちょうど二回目のショーケースの時でした。実は最初の一回目のショーケースの時もちょっと痛かったんですけど、その時はステージに上がらなくちゃという気持ちでちょっと痛みも忘れていたんです。でもその後は本当にもうダメで出れませんでしたね……。
RAP MONSTER:あの時は僕たちのダンスの先生がマスクをして代わりに出ました。
SUGA:「SUGAがどうしてあんなに太ったの」とか、「なんでマスクしてるんだろう」とか、言われました(笑)
―では、SUGAが戻ってきた時、メンバーの感動も大きかったのでは?
SUGA:実は一回手術したらそれがうまくいかなくて結局一ヶ月ぐらいみんなと一緒にできなかったんです。もちろんお見舞いには来てくれたんですけど。
ジン:治った時は意外とすごく自然に「治ったよー」って帰ってきたんです。
ジョングク:久しぶりに帰ってきたら、一ヶ月ぐらい休んじゃったので、やっぱりダンスのキレが良くなかったです(笑)
SUGA:僕の言い分は、完璧に治ってないのにやらせるから、まだ痛いのもあって動きが鈍かったんです(笑) 大したことないと思ってたんですけど、あの時は痛かったですね。
―デビューからこれまで文字通り駆け抜けて来た防弾少年団ですが、忙しい日々が続く中で今休みがあったら何がしたいですか?
全員:わー!(大興奮)
RAP MONSTER:僕は本当に原宿に一人で来て静かにショッピングして、静かに韓国に帰りたいです。ほんっとうに……(笑)
J-HOPE:今……寝ます(笑)
SUGA:家族と一緒に日本に旅行してみたいです。
V:僕はただ家族に会いたいです。
(「家族と一緒に」というキーワードの一致に握手するSUGAとV)
SUGA:日本に一緒に!(笑)
ジミン:寝たいです、はい。
ジン:忙しくしている間に僕の好きなゲームの色々な新しい商品が出たので、買いに行って、そのゲームをやりたいです。
RAP MONSTER:一緒に日本に来て買い物しましょう。秋葉原へ行って、僕は原宿に行きます(笑)
ジョングク:家族とどっか旅行に行きたいです。あ、あとコンピュータゲームをしたいです。本当に思い切り思い切りやりたい!
(「寝たい」というキーワードで一致したJ-HOPEとジミンも握手)
ファンにメッセージ…「あなた達がいるから僕たちがいます!」
―2年目を迎えてこれからの防弾少年団としての目標を教えて下さい。RAP MONSTER:日本でも韓国と同様に新人賞をもらってもっともっと大きくなりたいです。僕らは今成長過程ですが、その過程をたくさんの方に見てほしいです。僕らの音楽とパフォーマンスをより多くの人に届けたいです。
―では、最後にファンにメッセージを!
ジョングク:今回シングルも出して本当にファンの皆さんに……
ジミン:本当にファンの皆さんに感謝しています!
ジョングク:言おうとしているのに、それ言わないで……。本当にまだまだな僕たちですが、是非日本の皆さんのためのステージを準備したいと思います。
SUGA:だめだ、もう1回!(笑)
RAP MONSTER:じゃあ、ジミンが!
ジミン:えー……(戸惑いながら) 僕たちは他の国に比べたら日本に来ることが一番多いんですが、そのステージに立つ度に僕たちはまた同じものしか見せられていないんじゃないか、というような反省をするんです。例えば5曲あったら、“同じ曲だけど今回全く新しいものを見せてもらったね”というような印象を皆さんに与えられるように頑張ります。
RAP MONSTER:最後に(笑) 僕たちは今本当に忙しく過ごしていますが、日本でデビューしたからには日本の皆さんには素晴らしい僕たちのパフォーマンスをお見せしたいと思うので、これからも是非見守ってほしいというのが今の心境です。
J-HOPE:あなた達がいるから僕たちがいます!
【防弾少年団 リリース情報】
■防弾少年団 2nd Single「BOY IN LUV」好評発売中!
■DVD「防弾少年団 1st JAPAN SHOWCASE -NEXT STAGE- at Zepp TOKYO」
発売日:2014年8月27日
枚数:2枚組 (本編+オフショット映像)
品番:BRBP-00049
価格:¥4,500 (本体)+税
※別途、送料が必要です。
<DISC 1>
・ OPENING
・ N.O
・ チョアヨ
・ 来日時オフショット映像
・ TALK SHOW~DANCE PERFORMANCE~RAP PERFORMANCE
・ COFFEE
・ NO MORE DREAM
・ WE ARE BULLETPROOF PT.2
・ 進撃の防弾
・ 八道江山
・ ENDING
<BONUS DISC>
・リハーサル&オフショット映像 (東京・大阪)
*申込者多数の場合、8月27日以降順次の発送となる場合がございます。
*詳細は防弾少年団JAPAN OFFICIAL FANCLUBでご確認ください。
防弾少年団オフィシャルサイト(日本):http://bts-official.jp/
記者 : Kstyle編集部、撮影 : 朝岡英輔