「海にかかる霧」13日についに公開…3つの見どころとは?
MYDAILY |
写真=NEW
映画「海にかかる霧」側が公開を控えて3つの見どころを公開した。13日(水)に韓国で公開される「海にかかる霧」は、満船の夢を抱いて出航した6人の船員たちが一寸先も見えない海にかかる霧の中、密航者を運ぶことになり、収拾のつかない事件に巻き込まれるストーリーを描いた作品だ。映画「殺人の追憶」の脚本を手がけたシム・ソンボ監督がメガホンを取って演出家としてデビューする作品で、ポン・ジュノ監督が企画及び制作を担当した。
1.強烈で強烈だ!
劇団ヨヌ舞台の創立30周年記念作である「海にかかる霧」の演劇を基にし、安定したストーリーを誇る映画「海にかかる霧」は1秒も目が離せない強烈なドラマと手に汗握る緊張感で観客を魅了する予定だ。特に映画の後半の予期せぬ事件によってチョンジン号の6人の船員たちの本性が爆発し、展開される緊迫した状況は観客に圧倒的な没入感を与え、これまで経験できなかった特別な映画的な体験与える。
2.これこそが真のキャラクター映画
貫禄の俳優から映画界の期待株の俳優まで、韓国最高の俳優たちが繰り広げる7人7色の熱演も「海にかかる霧」の見どころの一つだ。実際の船乗りのようなリアルな船員に扮したキム・ユンソク、JYJ ユチョン、イ・ヒジュン、ムン・ソングン、キム・サンホ、ユ・スンモクをはじめ、朝鮮族の女性だと勘違いするほど完璧な演技を披露したハン・イェリまで、スクリーンを埋め尽くす俳優たちの強烈な存在感で観客に多彩な見どころをプレゼントする。特にユチョンは「海にかかる霧」でスクリーンにデビューし、好評を得て注目を集めた。
3.船に一緒に乗っているようなリアルな体験!五感を満足させる
これに先立って公開された映画「バトル・オーシャン/海上決戦」「パイレーツ」「群盗:民乱の時代」は朝鮮時代を舞台にした時代劇だが、唯一の現代劇である「海にかかる霧」はIMF(アジア通貨危機)の直後を時代的背景として設定している。「海にかかる霧」の演出を担当したシム・ソンボ監督は「1998年は私たちが君たちよりよく暮らすという幻が破られ始めたころだ。劇中の船員たち、そして命をかけて密航に乗り出す人たち、皆が熾烈に生きていくしかなかった時代的な状況を見せたかった」と説明した。
それだけではなく、「海にかかる霧」はおよそ70%に至る海上撮影を敢行し、実際の巻き網船を用意するなど、撮影、美術、編集、扮装、音楽に至るまで、韓国映画界の最高の制作陣が今作のリアリティのために死活をかけて誕生した作品だ。格の違うリアリティを与える「海にかかる霧」は観客に茫々たる大海のチョンジン号に一緒に乗っているような体験はもちろん、視覚的だけでなく聴覚、嗅覚、触覚まで五感を刺激する快感をプレゼントする予定だ。
記者 : キム・ミリ