JYJ ユチョン、生まれつきの俳優であり歌手「5kg増量…作品のためならビジュアルが崩壊しても構わない」

OSEN |

写真=ペク・スンチョル記者
JYJのユチョンには2つの修飾語がある。“人気アイドルJYJのメンバー”が一つで、もう一つは“人気者の20代の俳優”だ。3年ぶりにリリースした2ndフルアルバム「JUST US」で歌手として活動しながらも、映画「海にかかる霧」でスクリーンでファンの前に立つユチョンは、歌手であり俳優だ。

数多くの人がそうであるが、とりわけユチョンは両方とも真剣だ。何一つ簡単に考えず、何一つ軽く思わない。一つに疎かになっても可笑しくないが、まったく違う。歌手として音楽に対して真剣に考え、真面目に近づこうとし、演技に対する話をする時はまた、俳優としての意欲と抱負を見せたりもする。

おそらく、彼が両方とも欲張りになることは、それぞれの仕事が持っている魅力を諦められないためではないだろうか。彼は俳優として大衆に演技でメッセージを伝える喜び、そして歌手として大衆に音楽で慰みを伝えられる喜びが大きいとした。

写真=ペク・スンチョル記者
「『海にかかる霧』で船の乗組員の服を着ますが、いつまたそのような服を着て、そのような扮装ができるかと思うと楽しくなり、色々な姿をお見せできること自体がこの職業の特徴で、僕の幸運で、楽しいことだと思います。俳優という職業がメッセージを伝えられる媒介になることが非常に意義深いことのように思えます。幸運でもあり、責任感も大きく、楽しくもあります。一方、歌手は短い時間内に希望的な感じもありますが、リスナーたちに与える慰みのほうが大きいと思います。音楽は人が日常的に車に乗って移動しながら思い浮かぶことを作り出すようです。そこで、短い断片的な慰みを与えることが音楽だと思います」

先に、俳優としてのユチョンに会ってみた。「海にかかる霧」の公開を控えている彼は、緊張してわくわくするという感想を述べながら、このような難しい作品に足を踏み入れた理由を説明した。彼は“俳優としての意欲”が大きかったためだとした。これから役者生活を地道にしていきたいとする彼に「海にかかる霧」はワンステップ成長できる良いチャンスだった。

「事務所にも、僕の方から出演したいと言いました。その時、事務所ではもう少し考えてみようと話しました。多くの方々が意外だという反応を見せました。しかし、僕はこの作品に出演することが意外だろうかと思いました。自ら演技に対する意欲や、これからも地道に演技をしたいと思う気持ちがあったため、どう思われるか分かりませんが、成功しても失敗してもしてみたいと強く思いました」

彼の俳優としての真剣な姿勢は「海にかかる霧」のベッドシーンを語る時に感じられた。映画デビュー作、そして数多くの女性ファンを確保している主人公として自身の顔が重要なはずだが、ベッドシーンでユチョンの顔はなかなか見られない。映画の相手役ハン・イェリ(ホンメ役)を抱きしめ泣いてからベッドシーンに繋がるシーンで、ユチョンはハン・イェリの背中に顔を埋めひたすら泣くばかりだ。顔よりは映画全体が重要だとする彼は、みっともなくなることも躊躇わない。実際、今回の作品のために5kgほど体重を増やした彼は映画で、本人の表現通り“丸っこく”登場する。

写真=ペク・スンチョル記者
「最初に泣くシーンをスリーテイクで撮りましたが、元々OKだったカットは僕の顔が出ないものでした。しかし、監督にそれでも君の顔は出るべきではないかと言われ、撮り直しました。しかし、顔が出ないところから出る感情を理解できるのではないかと思い、最初のテイクを使用して欲しかったのですが、幸いそのカットが使われました(笑) 顔が出ないことは平気です。うむ……“ビジュアル破壊”もまったく構いません。今回の映画のために5kgも体重を増やしたほどですから。本当に安心して食べました(笑)」

歌手として自身の未来を描いて行くことにおいても真剣だった。他のメンバーとは違い、まだソロアルバムを発表していない彼は、自身がもっと成長した時、その時にソロアルバムを発表したいとした。音楽を軽く思わず、自身が何かに気づいた時、その感じを音楽で伝えたいという。

「僕一人の音楽を個人的に出したいとも思います。しかし、まだ欲張ってはいません。してみたい気持ちはありますが、まだ早いと思います。時間が経ち、活動的なアルバムではなく、何かを感じるようになり、何かを悟り、自身に変化があった時、その時に出したいと思っています」

まだ“ユチョン”という名前だけを掲げたアルバムはないが、ユチョンは最近メンバーたちと3年ぶりにアルバムをリリースした。久々にアルバムの仕事をして楽しかったとする彼は、特に今回のアルバムが強く記憶に残りそうだと話した。常にして来たことだが、非常にわくわくしたという。

「制作する過程が楽しかったです。僕はソロアルバムを出していないので、久々の制作作業であり、レコーディングして、話して、メンバーたちと一緒にいることが楽しかったです。他の2人が忙しくて頻繁には会えなかったですが、作業をすることが楽しく、ドキドキしました。常にして来たことなのに、わくわくしたようです(笑) アルバムに対する反応はまだよく分かりません。ジュンスが打ち上げの時に携帯メールで映画が面白かったと送ってくれました。そうしながらアルバムの話をしましたが、何なのか分かりませんが、とりわけ今回はお互いに対するやるせない気持ちがあると思います。今回のアルバムはお互いに贈るプレゼントのようです。今回のアルバムが本当に強く記憶に残りそうです」

記者 : キム・ギョンジュ