SMの新人ガールズグループRed Velvetは明確な色を持っていた。玄妙な魅力と新人らしい初々しさが感じられながらも、余裕のある姿だった。

1日正午に公開されたRed Velvetのデビュー曲「幸せ(Happiness)」のMVは、Red Velvetのユニークな色を上手く盛り込んだ。今までのガールズグループが清純やセクシーなどの路線に代表されるとすれば、Red Velvetはデビュー曲を通じて爽やかで活き活きとしながらも愛らしく、また妙な魅力を持っている。

今回のMVは何よりもユニークな技法で視線を引き寄せた。実写とアニメが混在する映像で見る楽しさを倍増させ、華やかなカラーを入れた。また、コラージュ技法などを使い、既存のどのMVよりも新鮮な映像を完成させた。立体感とクリエイティブな構成の映像が、差別化された魅力として伝わった。

ジャングルを連想させる背景の撮影セットと幾何学模様の画面、多彩な分割画面などはRed Velvetが持っている多彩な魅力とともに、強烈な印象を残すに十分だった。

「幸せ」はシンセサウンドとアフリカンな感じがするトライバルのビートが調和した、活き活きとしたアーバンユーロポップジャンルの曲だ。ラップと歌を行き来するボーカルと、多彩に変わる曲の構成が十分印象的だった。

Red Velvetはこの日の午後、生放送されるKBS 2TV「ミュージックバンク」でデビューステージを披露する。