6年間の空白期、ソン・ユナは母になって帰ってきた!

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写真=panエンターテインメント、MBC

6年間視聴者として過ごして女優に戻ってきた「ママ」のソン・ユナ

俳優ソン・ユナ(41)が6年ぶりに演技活動を再開する。これまで一人の子供の母になったソン・ユナは、母性愛をテーマにしているMBC新週末ドラマ「ママ」(脚本:ユ・ユンギョン、演出:キム・サンヒョプ)に出演するにあたって「真正性が感じられるように表現できそうだ」と語った。

「ママ」は死を控えてたった一人の子供に家族を作ってあげようとするハン・スンヒ(ソン・ユナ)と、夫の昔の恋人と世の中でたった一人のかけがえのない友人になるソ・ジウン(ムン・ジョンヒ)の友情を描いた作品だ。

ソン・ユナには2008年SBSドラマ「オンエアー」以来、6年ぶりとなる復帰だ。7月31日に行われた制作発表会で「6年も経っているのに、実感が湧かなかった」というソン・ユナは「息子は私が役者だったことを知らずに育った。最近『母さんがどうして撮影に行くの?』と聞かれる」とし、笑った。

夫で俳優のソル・ギョングは妻ソン・ユナが活動を再開すると、いつもより妻のサポートに励んでいる。「撮影を始めてから夫が朝早く起きて家を出る前にレモンティーを作ってボトルに入れてくれる。映画の撮影も終わったばかりで、打ち上げパーティーや試写会もあり、飲み会に参加して夜遅く帰ってきたときもあったのに、2時間後に起きてレモンティーを入れていた。その姿を見て本当にありがとうという気持ちでいっぱいだった」

相手役の女優ムン・ジョンヒとは「もうお互い好感を持っている」とし、演技呼吸に満足感を示した。17歳年下の俳優ホン・ジョンヒョンは劇中スンヒに片思いする年下男のク・ジソブ役で登場する。ホン・ジョンヒョンに「私の友達の中には、早く結婚した子たちにはもう20歳、21歳の息子がいるよ」と冗談を言ったというソン・ユナは「少し恥ずかしい。ホン・ジョンヒョンさんに迷惑をかけないように、私がうまく合わせて演じられるように努力する」と覚悟を示した。

1995年KBSスーパータレントの金賞で芸能界にデビューしたソン・ユナ。ドラマ「ミスターQ」「ワンチョ -伝説の英雄-」「ホテリアー」「恋するツキノワグマ」「嵐の中へ」「オンエアー」など、多数の作品を通じて活躍し、インテリなイメージの女優としての地位を固めてきた彼女がこんなに長い空白期を持ったのは初めてだ。

「復帰作が決まったら、怖くなってきた。普通に過ごしていた私がルックスからどんなふうに変化したか、どう見えるかと心配になった。演技の勘も失ったような気がした。『またうまくやれるのかな?』と心配していた」と告白したソン・ユナは以前より体重も増えたし、40代になって「年も取ったせいか、顔の肉が落ちる」と心配していた。「以前はドラマを見ても同じ仕事をしている人の立場で評価しながら見たけれど、ある瞬間、私が視聴者になって見ていた。『あれ、あの子どうしたの?最悪だね』などと言いながら見ていた」と語った。

それにも関わらずソン・ユナの眼差しはより輝き、平穏に見えた。「ありがとう」「感謝する」とたくさん話したソン・ユナだった。6年ぶりとなる復帰に特別な感想が込められたような声だった。

「昔も母役を演じたことがあるけれど、実際一人の子供の母として初めて出演する作品だ。久々にカメラの前に立ってうまくやっているかどうかもよく分からないし、『こんなふうに演じていいのか』など、不安で悩むばかりの日々だ。でも慰めになるのは結婚して母親になってみると、テクニック的には実力不足かもしれないが、心だけは真正性のある形で表現できそうだなと思った。それが慰めになる」

「ママ」は明日(2日)夜9時55分に韓国で放送をスタートする。

記者 : イ・スンロク、写真 : ユ・ジニョン