SS501末っ子キム・ヒョンジュン&アレン・キボム、アイドルからミュージカル俳優に…「兄弟でも違います」

OhmyStar |

写真=イ・ジョンミン

アイドルからミュージカル俳優に…キム・ヒョンジュン&アレン・キボム「兄弟でも違います」

ミュージカル「カフェ・イン」には特別なキャスティングがある。実際の兄弟であるSS501の末っ子キム・ヒョンジュン(28)とアレン・キボム(25)が、恋愛の達人でありソムリエのジミン役を演じるのだ。2人はチョ・ソンモ、ヒョヌ、ソ・ハジュン、2AMのチャンミン、TEENTOPのCHINJIと共に、時には洗練されたジミンとして、時にはうっかりやさんのジョンミンとして、バリスタセジンの心を揺さぶる。

2010年11月から「カフェ・イン」を通じてミュージカルの魅力にはまったキム・ヒョンジュンは、再び「カフェ・イン」の舞台に立った。一方、2本の日本でのミュージカルに出演したことのあるアレン・キボムは、今回初めて韓国のミュージカルに挑戦することになった。「恋を始める方や、恋愛細胞を起こしたい方々に『カフェ・イン』をお勧めする」とする2人に会った。

写真=イ・ジョンミン

キム・ヒョンジュン、アレン・キボムのミュージカルへの挑戦…どう違ったのか

U-KISSのメンバーとして、また、アレン・キボムという名前で歌手として活動し、最近兄キム・ヒョンジュンの所属事務所であるSHエンターテインメントと専属契約を締結したキム・キボムは、事務所の薦めで「カフェ・イン」に出演することになった。

4年前、舞台の上の兄の姿を見ながら歌を口ずさんだとするアレン・キボムは「昔、兄さんがしていたのを見た覚えがあるが、今やそれを自分がしていると思うと、何だか面白い」としながら「その時は漠然として『してみたい』と思っていたが、いざやってみると大変だった」と感心した。

「カフェ・イン」がアレン・キボムにとって難しく感じられる理由は、2人劇であるためだ。相手女優とミュージカル全体をリードするだけでなく、男性俳優は一人二役を演じなければならない。さらに、会場(KT&G想像アートホール)は観客との距離が近く、隣にいるような感じがするという。

写真=イ・ジョンミン
弟ではない“新人ミュージカル俳優”のキム・キボムに対し、キム・ヒョンジュンは「可愛く、初々しく、明るかった。初公演にしては上手な方」としながらも、「まだまだ足りないが、発展の可能性もあると思う」と評価した。

SS501としての活動を経て、キム・ヒョンジュンとしての初のソロ活動が「カフェ・イン」だった。何も知らずに臨んだキム・ヒョンジュンは、2ヶ月間午前10時から午後10時まで練習しながら作品を身につけた。深刻なプレッシャーにストレスを受けたあまり、諦めようとも思ったという。

キム・ヒョンジュンは「昔は自身が連れて行かれる感じだったが、今は少しはリードしている感じがする」としながら「今までドラマなどに出演しながら経験を積んだせいか、心が豊かになり、余裕もできた」としながら微笑んだ。

写真=イ・ジョンミン

「一人二役を演じる2人劇…時には負担になるが、それがまた魅力」

負担にもなるが「カフェ・イン」のもっとも大きな魅力のひとつは2人劇とのことだ。数十人が一緒に舞台に立つ大作ミュージカルに比べ、観客から何かを引き出すためには、ただ自分だけで解決するしかないという。アレン・キボムは「客席の反応がすぐ感じられるため、何もかも気をつけなければならない」としながら「時には怖いとも思うが、それが『カフェ・イン』ならではの魅力なのではないかと思う」と打ち明けた。キム・ヒョンジュンは「さらに、一人二役だ」と親指を立てた。

2人の俳優がそれだけ魅了的と口を揃える作品だが、同じ役に7人もの俳優が共同キャスティングされたため、舞台に立つ機会がそれほど多くは無い。「惜しかったりもする」と言ったアレン・キボムは「何回も続けて公演に出演すると、次第に慣れてきて色々なことを引き出せると思うが(次の公演までの)時間がかなり長い」としながら「それで、今も練習室に顔を出す。引き続き発展する時間を設ける」とした。

一方、キム・ヒョンジュンは「あまりたくさん(公演を)すると飽きるかもしれないし、先に見た観客の話が広がり、好奇心が半減するかもしれない」とし、「僕に与えられた回数に最善を尽くしたい」と述べた。続いて、キム・ヒョンジュンは「僕よりは弟が舞台にたくさん立って欲しい」としながら「一生懸命に努力しているだけに、もっと多くの人に素敵な姿を見せられたらと思う」との願いを語った。

写真=イ・ジョンミン

アイドル、ソロ歌手を経て役者に…“そっくり”な2人のキャリア

キム・ヒョンジュンとキム・キボムはお互いの鏡であり、支えだ。10代にアイドルグループのメンバーとしてデビューし、20代に入りそれぞれの道を歩むようになったことも似ているため、兄弟は誰よりもお互いの光と影をよく理解していた。キム・ヒョンジュンは「キボムには僕にはない大人っぽい面がある。考え込むタイプなので、精神的にもかなり成熟している」とし「僕にとってキボムは助力者だ。冷徹に話してくれる人だ」と告白した。これにアレン・キボムは「実質的に全て面倒を見る人は兄さん」としながらはにかんだ。

「同じ仕事をしているため、色々と弟の力になれて嬉しいです。僕は長く活動したので、弟であり後輩の面倒を見られることが長所です。魅力も性格も違いますが、どうしても兄弟なので『あの2人は同じだろう』と思われる方々もいて、過小評価されたりもします。そのような時は悔しいです。弟は一人で上手く解決するタイプです。心配させると思ってあまり言ってくれません。昔はそれが心配で気の毒でしたが、同じ会社で働くとしっかりしていました。今は手放してあげてもいいのではないかと思います」(キム・ヒョンジュン)

週末ドラマ「金よ出てこい☆コンコン」に続き、毎日ドラマ(月曜~金曜日まで放送するドラマ)「愛は歌に乗って」に出演し、忙しい日々を送ってきたキム・ヒョンジュンは「8ヶ月間ドラマに出演しながら、恐怖心をなくし興味を感じた」とした。演技にどっぷりはまったが、今年の下半期は海外でアルバムをリリースし、10月からはツアーに乗り出す。着実に演技の実力を磨いているアレン・キボムは「今年は演技に集中する」と付け加えた。時には厳しい先輩・後輩のように、時には力になる同僚であり、友達のようにお互いを励ます2人のこれからを期待したい。

写真=イ・ジョンミン

記者 : イ・オンヒョク