カン・ドンウォン「歴代級のカッコよさ?僕にはよく分からない」

TVREPORT |

俳優カン・ドンウォンが映画のアクションシーンについて語った。

アクション映画「群盗:民乱の時代」(監督:ユン・ジョンビン、制作:映画会社月光、SHOWBOX、以下「郡盗」)で民の敵チョ・ユン役を演じたカン・ドンウォンは、最近行われたTVレポートのインタビューで「劇中のアクションシーンは力強く、節度ある動きを見せようと努力した」と伝えた。

羅州(ナジュ)最高の富豪であり全羅(チョンラ)観察使を務めるチェデガム(朝鮮時代の正二品以上の官員の尊称)の庶子で、19歳の若さで朝鮮一の武官となる実力を持つチョ・ユン。しかし、父親に認められていないというわだかまりが胸の奥に深く根ざしている彼は歪んだ心で役所と結託し、残酷な方法で民の財産を奪って父親に認められようとする。民の間では“地の鬼”という悪名があるほど無慈悲な悪役だ。

カン・ドンウォンは劇中、舞踊のような美しいアクションで話題を集めた。これについてカン・ドンウォンは「実はカッコよく見せようとしたアクションではなく、節度があって力強いアクションがしたくて演じる際にスピードを出した」と語った。

また「僕がずっとスピードを上げたので、武術チームが苦労していた」とし「チョ・ユンの衣装が風に吹かれるので、節度がありながら力強い動きでないといけなかった」と付け加えた。

「『郡盗』を見て、自らカッコいいと思ったことはないか?」という取材陣の質問に、カン・ドンウォンは「実際のところ僕にはよく分からない。そこでスタッフに聞いてみたこともある。何人かのスタッフが『剣を扱うアクションは歴代級だ』と評価してくれたが、とても信じられず、『本当にそうなのか?』と聞き返した。僕が思うに、もっと力を入れるべきだった」と答え、恥ずかしそうな表情を見せた。

「群盗」は朝鮮末期、貪官汚吏(不正を行い私利私欲を貪り、私腹を肥やす役人)の財物を盗み、民に分ける義賊団の群盗と彼らと対立する権力家の対決を描いた作品である。ハ・ジョンウ、カン・ドンウォン、イ・ソンミン、チョ・ジヌン、マ・ドンソク、キム・ソンギュン、チュ・ジンモ、イ・ギョンヨン、チョン・マンシク、ユン・ジへらが加わり、「悪いやつら」を演出したユン・ジョンビン監督がメガホンをとった。韓国で7月23日に公開される。

記者 : チョ・ジヨン、写真 : イ・ソンファ