Coolkids「目指すは第2のDynamic Duo、トップに立ちたいです」

OSEN |

写真=Sniper Sound
2人のヒップホップ少年が手を組んだ。持っている色も個性もそれぞれ違うが、ヒップホップに対する情熱、音楽をしたいと思う意欲だけは一緒だった。2日、デビューアルバム「Coolkids on the Block」をリリースしたヒップホップグループCoolkidsに関する話だ。

CoolkidsはケーブルチャンネルMnet「Show Me The Money2」に出演したソンラッパー(本名:ソン・スンミン、20)とKizK(本名:キム・ウソク、20)が一緒に結成したグループだ。2人ともそれぞれミニアルバムを出して活動していた中Coolkidsを結成した。ソンラッパーとKizKは、音楽の色で違う部分をお互いに合わせながらCoolkidsのデビューアルバムを完成させた。

「まず、別々に活動していて、チームという概念を初めて感じましたが、一人で活動する時とかなり違いました。長所と短所がはっきりと現れましたが、それでも悩みを共有しながら確信ができました。最初は2人の価値観があまりにも違ったのでぶつかったりもしましたが、とりあえず『商業的過ぎる音楽はしないようにしよう』との妥協点を見出しました」(KizK)

ソンラッパーとKizKは、Coolkidsを結成する前からの知り合いだ。2人はいずれも小学生の時にヒップホップにはまり、中学生の頃からは自ら曲を書いたほど、音楽に対する人一倍の愛情を持っていた。2人は高校の時、同じクルーに所属したことをきっかけに、お互いに対する信頼を持つようになり、自然に一緒にミュージシャンの道を歩むことになった。

「2人とも自然な形で音楽をするようになったと思います。僕は歌手が歌う姿を見ながら漠然とラップを真似はじめ、学生の頃に友達に褒めてもらいました。また、僕の苗字がソンなので、ソンラッパーとのあだ名をつけてもらいました。何故そうだったのか、正確には覚えていませんが、その頃から音楽をしなければと思いました。おそらく初めて認められたと感じたので、音楽を選択したと思います」(ソンラッパー)

ソンラッパーは子供の頃からヒップホップに興味があり、音楽に進路を決めたが、家族の反対も強かった。教育に携わっている家族の反対が激しかったが「Show Me The Money2」に出演してから、その反対は信頼に変わった。彼は今も、母をもっとも心強い後援者だと考えており、音楽についてもたくさん話し合っている。

「僕はずっとしたいことをしながら育ちました。勉強をしたのですが、適性に合いませんでした。音楽が才能で適性であるように、勉強をすることも才能でしょう?そこで、両親に音楽をしたいと言いながら、これからの10年の計画を見せました。そうすると『すねをかじることだけはしないように』としながら許諾してくれて、まったく干渉しません」(KizK)

1994年生まれ、20歳を超えたばかりのソンラッパーとKizKは、他の友達よりも早く社会生活をしたせいか、大人だった。しっかり自身の考えを述べることから、音楽に対する確固たる信念まで、音楽からも感じられるように、年頃に比べ成熟していた。

ヒップホップだけでなく、ヒップホップの文化そのものが好きと語るCoolkidsは、音楽に対する信念も確固たるものだった。Coolkidsはこれから2人がすべき音楽、仕事が何かをあまりにも正確に知っていた。

「Coolkidsの音楽は、ビール一杯を飲みながらリラックスして聞ける音楽です。人と愛など、様々な日常的な題材を盛り込みました。Kizkとしてはこのような題材をもう少し深く、実験的説きたかったです。Coolkidsをしていますが、KizKという新しいブランドも並行したいです。僕の価値観や世界観を音楽にたくさん盛り込むことができる、ソロ音楽をすることが僕の目標です」(KizK)

「今も、一人で音楽をする時もそうですが、僕の話をたくさんしました。僕だけにできること、経験から来る感情の変化をたくさん書いてきましたが、これからもそのような音楽を引き続きしたいです。実は、曲を書く題材もなく、気力もない時が一番辛いです。その時に力になってくれるのは、やはり周りの人と家族だと思います。彼らに刺激され、もっと頑張ります」(ソンラッパー)

音楽に対する情熱は一緒でも、それぞれの性格があまりにもはっきりしていて、個性も違う2人は、Coolkidsとしては同じ目標を持っていた。韓国を代表するヒップホップミュージシャンとして挙げられるDynamic Duoのようになること。そうしながら、もっと広く、深い音楽をすることがCoolkidsの目標であり、計画だった。

「叶えたいことは、第2のDynamic Duoになることです。修飾語としてではなく、Dynamic Duoの先輩のような位置、そのような音楽、評価を受けたいです。実際、Dynamic Duoの先輩たちは、インディーズの活動をしているわけでもないのに、彼らよりももっと実験的な音楽をされます。そうしながら、今は大衆性も備えています。そのようなチームになることが目標です。Coolkidsならではの色を持って、トップの座まで上ることです。Coolkidsというブランドを良く育て、大衆にも好評を受け、トップに立ちたいです(笑)」

記者 : ソン・ミギョン