キム・ムヨル、涙も恋人ユン・スンアへの言及もなかった…淡々とした除隊現場

OSEN |

紆余曲折を経て1年9ヶ月の軍服務を終えた俳優キム・ムヨルの除隊現場は淡々としていた。

キム・ムヨルは8日午前、江原道(カンウォンド)麟蹄(インジェ)郡12師団で1年9ヶ月間の軍服務期間を終え、満期除隊した。

彼は現場に集まったファンの歓声の中、取材陣の前で除隊を告げた。嬉しそうなファンの顔を見たキム・ムヨルは満面の笑みを見せた。

その後彼は、除隊の感想を聞かれると「元気に除隊した。これから良い活動で関心と愛に必ず報いたい。軍隊での生活は、大韓民国の国民の一人としての価値観を再考し、確立することに非常に役立ち、大きな力になる時間だった」と話した。

続けて「個人的にも多くのことを経験しながら、より強くなれる時間になった」と過去に起こった自身をめぐる様々な事件を振り返り、感情がこみ上げてくるような様子を見せた。しかし、すぐに気持ちを落ち着け「これからこの時間を土台にさらに一生懸命に活動して良い姿をたくさんお見せする」と抱負を語った。

一方、恋人であるユン・スンアについての言及はなかった。彼はファンに向かって軽く挨拶した後、現場を立ち去った。

「ヨルム(ムヨルのあだ名で若大根の意)の時代が来た」と書かれた横断幕を持って、いさましく除隊を告げるキム・ムヨルの姿を見守っていたファンたちは、彼の短いコメントに残念がったが、除隊してさらにかっこ良くなったと口々に話し、キム・ムヨルに惜しみないエールを送った。

キム・ムヨルは2010年に生活困難を理由に兵役免除を受けたが、再調査の結果、この期間中に公演やドラマ出演などで3億ウォンの収入を得たことが分かった。兵務庁は生活困難の財産基準を超えたため、キム・ムヨルを生活困難者とみなすことができないと明かし、兵役逃れの疑惑を受けた。

その後、2012年10月に京畿道(キョンギド)議政府(ウィジョンブ)306補充隊を通じて陸軍に入隊したが、国防広報支援隊が廃止となり、昨年8月に陸軍12師団に再配置された。

そして今年4月、服務中に膝の負傷により国軍病院に入院し、検査の結果、左側の膝関節内の軟骨損傷という診断を受けた。これを受けて依家事除隊(家庭の事情による除隊)の判定を受けたものの、満期除隊に対する本人の意思が強く、軍に復帰して1年9ヶ月間の服務を終えた。

記者 : キム・ギョンジュ、写真 : チ・ヒョンジュン