ペク・ソンヒョン「『愛は歌に乗って』が終了…SISTAR ダソムに会えないのがかなり残念です」

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
俳優ペク・ソンヒョン(25)が8ヶ月の長い道のりを終えた。KBS 1TVの毎日ドラマ(月曜日~金曜日まで放送されるドラマ)というKBSの看板番組を一番前でリードしてきた俳優ペク・ソンヒョン。最高視聴率31.5%との記録を立てた彼は、すっきりした気持ちでドラマを整理しながら明るく笑った。

「実はドラマが終わると職場を失う感じがしました。8ヶ月も撮影したからです。最後の放送を見る時はジーンと来ました。ヒョヌに会えないと思ったからだと思います。8ヶ月の間はペク・ソンヒョンよりパク・ヒョヌとして過ごしましたので。また、様々なアドバイスを下さった監督の方々とも仲良くなったからです。SISATAR ダソムに会えないこともかなり残念です(笑) 仲良くならなかった俳優がいません。その中でも(キム)ヒョンジュン(SS501の末っ子)兄さんとヒソン(EDEN)、僕まで男3人組がもっとも仲良くなりました。サッカーチームにも一緒に入りました」

特にペク・ソンヒョンは長編ドラマを始めながら、大きなプレッシャーを感じたと打ち明けた。それもそのはず「愛は歌に乗って」は毎日ドラマとしては破格的な素材のミュージカルを柱にし、主演俳優の平均年齢も前作に比べ大幅に低くなったため、蓋を開ける前に一部では懸念の声もあった。

「スタートする時にたくさん心配しました。1TVの毎日ドラマという大きな作品は、普段豊富な方々が出演された席です。さすが、なかなか難しい作業でした。最初の1ヶ月は頑張らなければならないとのプレッシャーと意欲が大きかったです。しかし、幸い僕らのドラマが最初から人気を集めました。そこで、その後は気楽に、パク・ヒョヌだけを考えながら演じました」

「作品を演じる間、もっとも強く意識したことは、演技はうまい時も下手な時もあり、ミスをする時もありますが、視聴者がヒョヌを見た時に納得できなければいけないとのことでした。たくさんの方々が視聴される毎日ドラマの主人公なので、十分な魅力が必要だと思いました。最初のヒョヌは気難しかったり、後では優しかったり、反抗もして家出もする多彩な姿を見せましたが、あるペンションの社長に「この社会が必要とする人物だった。みんな自身の利益だけを追って生きているが、ヒョヌという人物が正義が生きているドラマを作った」と言われ本当に嬉しかったです。何かが込み上げてくる感じでした」

また、ペク・ソンヒョンは多彩な感情表現が必要だったヒョヌという人物のため、イ・ドクゴン監督とたくさん話し合ったとしながら、今回のドラマを無事完走できた原動力として、周りの先輩からのアドバイスを挙げた。

「監督と本当にたくさん話し合いました。たくさん怒られたりもしました。僕が至らなかったですが、それでも監督が信じてくださいました。打ち上げの時、僕の手を取って『一生忘れられない俳優になると思う』とおっしゃいましたが、どういう意味なのかよく分かりません(笑) 僕も監督がそうでした。完成されていない僕を信じて、8ヶ月という長い時間の大きな作品を任せてくださり、感謝しました」

「演技のテクニックはファン・ジョンミン先輩がアドバイスしてくださいました。ドラマの途中ディクション(言葉の発音法)が悪いと、一回来いと僕を呼びました。行って本当にたくさん発音の練習をしました。僕が本当に好きな先輩です。勉強して、お酒も一緒に飲んで。今回の作品では周りから色々と助けて頂きました。愛着も大きく、僕は6ヶ月ほど延長したいと言いました(笑) 周りの助けがなかったら、エネルギーが尽きて耐えられなかったと思います」

長い期間共演したダソムとの相性はどうだったのだろうか。ペク・ソンヒョンは初めて正劇(シリアスで深みのある内容を扱った作品)に挑戦したガールズグループSISTARのメンバーダソムに拍手を送った。

「ダソムは本当に苦労しましたが、僕はストレートにアドバイスしながら力になろうと努力しました。ダソムは本人が持っている能力を全部使い、最善を尽くしたと思います。まだ若く、経験が浅いダソムが8ヶ月も続く作品に出演したので、その負担は非常に大きかったと思います。可哀想だとも思いました。しかし、収録の現場では本当に明るく、また、本人が毅然とした態度で頑張ろうとする姿がよかったです。スタッフも全員、ダソムを可愛がります。最後まで頑張ってくれてありがたいです。お疲れ様と言ってあげたいです」

特にペク・ソンヒョンはドゥリムとヒョヌが別れてから1年後に再び舞台の上で出会う結末に対し視聴者の意見が分かれることについて「最善の結末だと思う」と意見を述べた。

「そのような状況でヒョヌがドゥリムと結婚したとしても、また、そのまま別れたとしても好き嫌いが分かれたと思います。そこで開かれた結末になったのです。実は、このドラマの内容は大分変わりましたが、それが毎日ドラマの魅力だと思います。期間が長いので1つのキャラクターの多彩な性格も全て1つの人物です。結末もまた、その状況では最善だったと思います」

愉快で所信を持って生きて行きたいとするペク・ソンヒョン。1つの作品を終えた彼は、またその分だけ着実に成長し、次の作品で見せる彼のまた違う姿に対する期待感を高めた。「これからもたくさんの方々に僕の姿をお見せできる、期待に応えられる俳優になります」

記者 : クォン・ジヨン、写真 : イ・デソン