※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
20歳の年齢差を乗り越えた「密会」のカップル、キム・ヒエとユ・アイン。抜群の相性を誇った二人だが、彼らに匹敵する隠れた年齢差の激しいカップルがいた。不倫カップルのキム・ヘウン＆キム・グォンから、二回りも離れた年の差を乗り越え夫婦となったキム・ヨンゴン＆シム・ヘジンまで。年齢差を乗り越えた特別カップルをまとめた。

一組目：“言えない秘密”キム・ヒエ＆ユ・アイン

オ・ヘウォン(40歳、キム・ヒエ)とイ・ソンジェ(20歳、ユ・アイン)の出会いは決して良いものではなかった。無断で楽器を演奏した疑いでヘウォンの家に呼ばれたソンジェは、非常に落ち込んでいた。ヘウォンはソンジェを大したことのない子だと思っていた。ピアノを演奏することを躊躇するソンジェにヘウォンは「あなた、まあまあ弾けると聞いたのだけど、弾かないの？あなたのような子は溢れている」と責めた。しかし、ソンジェの演奏が始まるとヘウォンは夢中になった。ソハン音楽大学の人々はソンジェの演奏からヘウォンが感じられると話した。そのためか、ソンジェとヘウォンは始めてピアノの演奏を披露した時から共鳴し始めた。

ヘウォンとソンジェのデートは素朴なものであった。ピアノの練習室やソンジェの家が主な場所だった。また、夜遅くにバイクに乗ってドライブをしたり、バスに乗って人気のない場所に旅行にも行った。ヘウォンは安い食堂で誰よりも美味しそうにご飯を食べ、ソンジェはそんなヘウォンを見て微笑んだ。

ソンジェに出会ってからヘウォンは自分の人生を振り返り始めた。贅沢な暮らしのために不正にも目をつぶっていたヘウォンが変わった。ヘウォンはソンジェを選び、刑務所に入ることを自ら選んだ。果たしてソンジェは最後までヘウォンを待っていたのだろうか。確かなことは、ヘウォンとソンジェはお互い有りのままを愛していた。

二組目：“相互扶助カップル”キム・ヘウン＆キム・グォン

ソハン芸術財団傘下のアートセンター代表ソ・ヨンウ(40歳、キム・ヘウン)とナイトクラブのホストであるウソン(20代、キム・グォン)の出会い。ある意味、よくある組み合わせだ。お金持ちの奥様が寂しい気持ちから関係を持った男性だ。しかし、ウソンはヨンウの前でも堂々としていた。決定も先に下し、ヨンウを待つこともなかった。ヨンウはますますウソンに愛を求めた。

二人のデートはショッピングモールで度々目撃された。ヨンウはウソンを経済的に満足させ、ウソンはヨンウに精神的な安定感を与えた。ウソンはヨンウのために周囲の情報を探ってくるなど、完全にヨンウの側に立ってくれる唯一の人だった。

しかし、二人の間に愛はなかった。ヨンウの手に託された関係に過ぎなかった。ウソンの女性関係に気付いたヨンウは「目に見えるものがない、そろそろ飽きた」と声を張り上げた。そうしてウソンとヨンウは簡単に別れてしまった。

三組目：“背中に気をつけて”キム・ヨンゴン＆シム・ヘジン

ソ・ピルウォン(74歳、キム・ヨンゴン)とハン・ソンスク(50歳、シム・ヘジン)は、24歳年の離れた夫婦だ。驚異的な年齢差を乗り越えて結婚することに成功した理由は何だろうか。女好きなピルウォンと物欲旺盛なソンスクが出会ったからだ。お互いの条件が合致してスタートした結婚生活は、穏やかなものではなかった。ピルウォンは結婚後も自由に女性たちと遊ぶだけでなく、妻のソンスクを“お香の袋”だと称した。ソンスクはヘウォンを通じて偽名の口座を作り、ピルウォンのお金を少しずつ自分の口座に移し始めた。

ピルウォンとソンスクはお互いの本音を決して明かさなかった。ソンスクはヘウォンを利用してピルウォンの浮気を制御し、ピルウォンはソンスクの行動全てをヘウォンを通じて報告してもらった。そんな信頼のない二人の結婚生活には、常にヘウォンが深く関わっていた。

お互いを牽制していたピルウォンとソンスクは、検察の調査が始まってからも協力しなかった。ソンスクはピルウォンに「私に引っかかるものが何なのか、教えてほしい」とそれとなく聞いた。しかしピルウォンは「そのようなものはない。目に見えるものだけを信じている」と口を閉ざした。ソンスクは自身の腹心に頼り、ピルウォンは婿のキム・インギョム(チャン・ヒョンソン)を前に立てた。そして最後は揃ってヘウォンに裏切られた。