“多芸多才な俳優”シン・ソンロク「忙しければ忙しいほど楽しい」

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舞台の下の観客には爽快な喜びを、テレビの前の視聴者には愉快な笑いと胸の詰まるような感動を与えてくれる俳優たち。彼らにとって、どこで演技をするかはもはや重要ではない。ドラマ、映画、ミュージカル、演劇まで、ジャンルを問わず強烈な存在感を見せる4人の俳優にインタビューを行った。

今最も熱い俳優シン・ソンロク

ドラマ「星から来たあなた」に出演し、一躍脚光を浴びたシン・ソンロク。しかし、公演界では非常に古くからトップスターであった。ドラマや舞台で幅広い活躍を見せるシン・ソンロク、彼が気になる。

―息をつく暇もないほど忙しいと聞いた。

シン・ソンロク:「星から来たあなた」も終了し、「カルメン」の公演も終わった。同時進行だったときは本当に目まぐるしかった。今はミュージカル「太陽王」の練習に邁進している。韓国では初上演の作品であるだけに、最善を尽くして良い姿をお見せするため努力している。

―「太陽王」はどんな作品なのか?

シン・ソンロク:ミュージカル「太陽王」は、17世紀フランスの絶対王政時代の君主ルイ14世の一代記を描いた作品だ。フランスのミュージカル特有の、強く華やかな振り付けとアクロバティックが目を引くだろう。300着余りの衣装も見どころだ。個人的にフランスのミュージカルは「ロミオとジュリエット」以来2度目だが、特有の華やかさがある。「太陽王」で、このようなフランスのミュージカルの真髄を見ることができると思う。

―除隊後「星から来たあなた」「クローザー」「カルメン」、そして「太陽王」まで。続けて期待作に出演している。

シン・ソンロク:運良く素晴らしい作品からオファーが多かった。感謝するだけだ。与えられた作品に最善を尽くし、一生懸命に演技すれば、これからも良い作品に出会えるのではないかと思う。忙しければ忙しいほど楽しい。

―舞台で認められる秘訣が知りたい。

シン・ソンロク:どの瞬間も、舞台に立つ度に熱心に努力しようとしている。観客がその姿を知って、好意的に思ってくださるので、さらに力が出る。認められると言えるほどではないと思うが、好いて頂いているようで嬉しいし、やりがいを感じる。

―いくら忙しくても舞台を諦めない理由は何か?

シン・ソンロク:舞台は観客と呼吸できる空間だ。それが一番大きな魅力だと思う。公演する度に少しずつ違う姿をお見せすることができて、役者としていつも挑戦している感じを受けるのも楽しい。舞台に上がったときに感じる喜悦が、私を公演会場に導くようだ。興奮するから(笑)

―「クローザー」や「カルメン」ではひたすら恋を求めるが、今回の「太陽王」では女性たちに囲まれて愛される役だ。

シン・ソンロク:まだあまり実感が沸かない。実際「カルメン」は熱烈な恋にぶつかるキャラクターだったと思う。今回は初めて多くの女性に愛されるようになったのだが、相手役の女優が多くてびっくりした。楽しみながら幸せに作品に取り組もうとしている。楽しみながら(笑)

―ドラマでのシン・ソンロクと舞台でのシン・ソンロクの違いは何か?

シン・ソンロク:ドラマ、映画、舞台。俳優として演技をするのは同じだが、それぞれの魅力は確かに異なる。私が今まで出演した作品の中で演じた役も、その役の魅力も、全て異なるものだった。また、その中からキャラクターを表現するために私が努力した部分も違う。これが作品ごとにそれぞれ違うシン・ソンロクを作り出すものだと思う。

―自身の魅力は何だと思うか?

シン・ソンロク:身長?(笑)

―「太陽王」に望む覚悟は?

シン・ソンロク:実は、王を演じることは初めてで、上手くできるか心配だ。私だけの王を表現できるよう努力する。期待してほしい。

記者 : イ・ナレ