EXOが7日、ニューアルバム「Overdose(中毒)」をリリースし、音楽界に公式カムバックする。セウォル号事件で哀悼に同参し、予定されていたアルバム発売を暫定延期して16日目となる。

EXOの所属事務所であるSMエンターテインメント側は5日、公式サイトの掲示板からこのニュースを知らせた。事務所側は「セウォル号事件の遺憾なニュースを受け、哀悼の気持ちで発売日程を暫定延期していたEXOのミニアルバム『Overdose』を、5月7日にリリースする」と明かした。

続いて「SMエンターテインメントとEXOは、自身の場所で最善を尽くす姿で、皆苦しんでいるこの時期に少しでも力と慰めを与えられることを祈っている。もう一度哀悼に同参し、心を一つにしてEXOとニューアルバムを待ってくださったファンの皆さんに心から感謝する」と付け加えた。

「Overdose」はヒップホップとR＆Bをベースにしたアーバンスタイルのダンス曲で、ビヨンセやクリス・ブラウン、ジャスティン・ティンバーレイクなど有名ポップスターと一緒に制作作業をしてきた世界的なプロデューサーチームThe Underdogsと、多数のヒット曲を手がけた有名作曲家Kenzieがタッグを組んだ曲である。まるで甘い薬を過剰摂取したかのように抜け出すことのできない強力な愛にはまり、中毒になった男の話がリアルかつ感覚的に描写され、EXO中毒になったファンの気持ちを隠喩的に表現している。

先月15日、SAMSUNG MUSICから単独公開された「Overdose」のミュージックビデオでEXOは制服を脱ぎ、カジュアルな雰囲気に衣替えした。また、「Growl」に続きもう一度ワンテイク撮影技法でメンバーたちの迫力溢れる振付けを効果的に描写し、期待を集めた。

EXOは先月15日、ソウル蚕室(チャムシル)室内体育館でカムバックショーを成功裏に終え、4月21日に各音楽配信サイトからニューミニアルバムの全曲を公開しカムバックする予定だったが、翌日16日に発生したセウォル号の事件によりアルバムリリースを暫定延期していた。

当時所属事務所は公式サイトで「21日リリース予定だったミニアルバム『Overdose』の発売日を暫定延期することにした。犠牲者の方々への哀悼と、失踪者の方たちが無事に帰ってこられることを祈願する気持ちでの決定」とファンたちの了承を求めた。