Vol.3 ― Apink、クイズを通して分かるメンバー同士の“団結力&記憶力”シーズン2

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昨年、10asiaはクイズを通してApinkの団結力と記憶力をテストした。(記事参照) 当時、Apinkはそれらのクイズに“メンタル崩壊”状態になりながらも楽しい時間を過ごした。果たして今年のApinkはどうだろう?3月31日にリリースした「Mr.Chu」で大きな声援を受けたApinkに再び会った。1年前と比べて遥かに成長したApinkだったが、やはりテストの前では1位を獲得した歌手も弱いところを見せた。残念ながらこの日、チョン・ウンジはミュージカル公演のため、クイズに参加することができなかった。

テスト用紙を渡すと、5人のメンバーたちはそれぞれ手で隠したり、テスト用紙を小さく折るなどして必死に自分の回答を完全に隠した。また、分からない問題が登場すると、お互いの顔色を伺う姿も見せた。解答時間が終わる頃にヒントを言うと、慌てて答えを修正するメンバーもいた。果たして今回の“団結力&記憶力”テストは、どんな結果が出たのだろうか?大笑いが起きたApinkとのインタビューを公開。以下はその第三弾。

第7問:次の空欄を埋めてください。
例:私は最近( )に夢中になっている!


この問題ではApinkの真面目な話を聞くことができた。パク・チョロンの場合、本当に色んなことを考え過ぎて眠れない程だと言う。パク・チョロンは「ネガティブなことを考えてしまうというよりも、心配事が多い方だ。カムバックの前はカムバックについて色んなことを考える。それに、家のことも心配だし、ちょっとした小さなことでもたくさん考えてしまう性格なので、自分自身を苦しめるタイプだと思う」と語った。

パク・チョロンはApinkを率いるリーダーであるだけに、Apinkにおかれた課題や将来についても常に深く考えている。今回の「Mr.Chu」の成功は妖精ドル(妖精+アイドル)のコンセプトを守ってきた結果だという評価が多いが、Apinkにとって今のコンセプトに対する悩みは現在進行形である。

「イメージチェンジに関する話をよく聞く、聞かれることはいつもコンセプトに関する質問だ。セクシーなコンセプトはしないのか、コンセプトを変えるつもりはないのかというような内容だ。もちろん、コンセプトは少しずつ変化させる必要があると思っている。現在のコンセプトも発展が全くないわけではない。音楽的にも発展すべきだと考えているし、いつもアルバムを制作する時は代表とたくさん話し合い、音楽面には一番神経を使っている。タイトル曲に大きな変化を与えることはできないけれど、収録曲はこれまでやったことのない音楽のカラーに挑戦している。アルバムに収録されない曲もあるけれど、色んなジャンルの曲をレコーディングしている。私たちは少しずつ変化していこうとしており、無条件にセクシーなコンセプトに変えるのは間違っていると思う。音楽的に成長しながら自分たちに合ったカラーを上手く探すことがApinkの課題だと思う」(パク・チョロン)

妖精ドルのコンセプトを維持してはいるものの、Apinkはコンセプトの枠内で少しずつ変化を図っている。「Mr.Chu」ではメイクや音楽的スタイルでより成熟したApinkの姿を見つけることができる。パク・チョロンは「私たちには今のコンセプトと成長速度が丁度合っていると思う。私たちに合ったスタイルで少しずつ成長しているのでプレッシャーを感じないし、見る人も気を楽にして見ることができると思う」と話した。

最近“様々なジャンルの音楽”にはまっていると言うオ・ハヨンも音楽の幅を広げており、“PANDA”(Apinkの公式ファンクラブ)に夢中になっているキム・ナムジュは最近、特にファンに感謝していると語った。ユン・ボミとソン・ナウンは2人とも健康の重要性について語り、視線を引き付けた。Apinkは今回「Mr.Chu」の活動中にメンバー全員が病院に通うなど、大変な時期を過ごした。ユン・ボミは「ナウンも私も本当に丈夫な体質なのに、メンバー全員が病院に行った」とメンバーたちの健康について心配した。

「こんなに1位をたくさん獲得したのは初めてなのに、実は存分に楽しむことができなかった。その理由の一つはメンバーが体調を崩すことが多かったからだ。皆ドライリハーサルの後や事前収録の前に病院に行くことが多かった。カムバックに対する緊張や季節の変わり目などが重なって、皆の体力がかなり落ちていた。メンバー全員が元々健康な方だったから、私も驚いた。だから皆“メンタル崩壊”の状態になっていた。また、数ヶ月間準備してきたステージだったのに、あまり良くないコンディションで披露しなければならなかったことが悔しかった。1位を獲得した時は嬉しい気持ちもあったけれど、メンバー全員が『みんな、本当に元気でいようね』と口々に言ったほどだった」(パク・チョロン)

Apinkは苦労した活動だっただけに、1位を獲得した瞬間は本当に嬉しかったと付け加えた。特に、13日に放送されたSBS「人気歌謡」で1位を獲得した瞬間が一番感動的だったと明かした。ユン・ボミは「最後の日まで1位のトロフィーを頂くことができて本当に感動した。1週間1位を獲得し続けることなんて本当に難しいことなのに……」と言い、その時の感動を振り返った。

「NoNoNo」の時は1位を獲得したのはKBS 2TV「ミュージックバンク」のみであったが、今回はMBC「ショー 音楽中心」と「人気歌謡」でも1位を獲得することができた。驚くことに、パク・ヒョシン、イ・ソニのような大先輩たちが候補に上がっていた。「夜中の2~3時に起きてステージに立つ準備を整え、体調を崩したメンバーもいる中、無我夢中でステージに上がった状態だったため、1位候補であることを楽しむ余裕もなかった。そして気がつけば突然1位になっていたので、ただ呆然としていた。特に『人気歌謡』では、普段泣かないチョン・ウンジが泣いていたから皆もらい泣きした。その時は体の調子が悪いことも忘れた」(パク・チョロン)

音楽番組で1位を獲得しながらグループとしてのキャリアを着実に積み重ねているApinkは、次の目標と夢を決める時期だが、Apinkは今回の活動を通じて更に謙虚になり、成熟した姿を見せている。

「1週間1位を獲得したからと言って、“来週も1位を取ろう”“次のアルバムでも1位を取ろう”とは思わない。今回のアルバムで感じたことは、体調を崩さずに楽しく活動することが何よりも重要だということだ。体調を崩してステージを楽しめずに終わるよりも、楽しくステージを終えることが何より幸せだということを痛感させられた。今後は健康で楽しく、ストレスを溜めることなく、長く活動を続けたい。楽しみながら活動すれば、見てくれる方々も楽しくなると思う」(パク・チョロン)

「ステージを楽しみたい」というパク・チョロンの言葉のように、既にある程度は成し遂げられている。Apinkのデビュー曲「I Don't Know」と「Mr.Chu」のステージを比較してみると、余裕のある表情と上達したステージマナーが際立っている。ユン・ボミは「ファンたちとコミュニケーションして、楽しみながら歌おうとマインドコントロールした」と話した。パク・チョロンも「あまり期待はしていなかったし、カムバックする前は楽しみながら活動しようと話をした。私たちがステージを楽しめば、ファンの皆さんにも喜んでもらえるはずだ」と語った。

第8問:(本日参加できなかったチョン・ウンジのために)次の空欄に当てはまる適切な言葉を入れてください。
例:チョン・ウンジと書いて、( )と読む。

パク・チョロン:最高
ユン・ボミ:最高
ソン・ナウン:テンジャンニョ(お金持ちのように生活している女性)
キム・ナムジュ:パワーガール
オ・ハヨン:完璧主義者


この日のインタビューに参加できなかったチョン・ウンジについても話を交わした。メンバーたちは口を揃えてチョン・ウンジのことを最高だと絶賛した。

「自分の領域で活動しているウンジは本当に最高だと思う。妹だけれど、何一つ逃さず全てを自分の物にする能力を見習いたい。方言を直すことだって難しかったはずなのに、作品のために直したし、ミュージカルも初めての挑戦だったのに、とても自然だった。ウンジは才気に溢れていて最高。練習生の時は静かでいるのかいないのか分からないような子だったけれど、現場でぶつかりながら習得していく姿は本当に素晴らしい」(パク・チョロン)

「本当に自分に与えられたことは完璧にこなしている。100点満点で言うと100点だ。疲れた時などは50~60%だけになったり、手を抜くことも考えたりしてしまいますが、彼女はステージで常に100%を出している」(ユン・ボミ)

「忙しいスケジュールにも関わらず、ドラマからミュージカルまで見事に成し遂げているのを見ると、完璧だと思う」(オ・ハヨン)

「歌う時もパワフルだし体力も凄い。忙しくて眠れない時でも自分のやるべきことは全てやり遂げるパワーガールだ」(キム・ナムジュ)

ソン・ナウンは意外にも“テンジャンニョ”(金持ちのように生活している女性)と書き、その隣に小さい字で「風味があるから……」と説明を付け加えた。テンジャンニョは釜山(プサン)訛りで有名なチョン・ウンジの性格を表現する単語だ。しかし、最近チョン・ウンジはソウル人になったとメンバーたちは証言する。

「最近のウンジはソウル人だ」(パク・ボミ)

「釜山出身であることをつい忘れてしまう。この前ミュージカル『キューティ・ブロンド』に出演していた時は方言で苦労していたけれど、ミュージカルを終えてドラマ「その冬、風が吹く」の時から方言を直して以来、日常でも方言を使っていない。私たちだけでいる時もあまり使わないので、バラエティやラジオでウンジの方言が聞きたいとお願いする時に彼女の方言を聞くことができるくらいだ。デビュー当時は考えられないことだ。代表も『ウンジは方言がダメだ』と言っていた時があったほどなのに、ウンジは本当に凄い」(パク・チョロン)

第9問:PANDAに一言

最後の問題だ。今のApinkをここまで育ててくれたファンたちに伝える感謝のメッセージをお願いしたい。

パク・チョロン:いつもありがとう♥
ユン・ボミ:私たちのことを忘れず、いつもそばにいてくれてありがとう。これからも私たちのそばにいてくれますか?愛しています。
ソン・ナウン:いつも本当にありがとう、これからも頑張る、ずっと一緒だよ。
キム・ナムジュ:愛するPANDAの皆さん、いつもありがとう、愛している。
オ・ハヨン:愛している♡ 本当にとても有り難い。いつも私たちだけを見てくれてありがとう!!今後はもっと素晴らしい歌手になる!!これからも見守ってほしい。

記者 : ・編集 : パク・スジョン、写真提供 : A-Cubeエンターテインメント