「炎の中へ」本日(25日)放送スタート!第2の「約束の恋人」になるか、秀作になるか

OSEN |

故パク・テジュン元POSCO名誉会長の一代記を描いたTV朝鮮ドラマ「炎の中へ」が本日(25日)韓国でスタートする。TV朝鮮が意欲的に準備した「炎の中へ」が、実存の人物を扱ったことで意味のあるドラマになるのか、第2の「約束の恋人」になるのか、これからが注目される。

TV朝鮮の特別企画ドラマ「炎の中へ」(脚本:イ・ハンホ、演出:キム・サンレ)は、日本統治時代と朝鮮戦争による貧困や絶望を乗り越え、経済発展のために総合製鉄所を建設しようとするパク・テヒョン(チェ・スジョン)と、行き違う運命により友人から敵になってしまった人物たちの凄絶で熱い愛と野望を描いたドラマだ。

今年の初めから2年ぶりにドラマを放送してきたTV朝鮮は、昨年KBSでの放送が白紙になった「炎の中へ」を放送すると決めた。しかし、ドラマをめぐり、懸念の声が出ている状況だ。

TV朝鮮は2011年の開局当時、「プロポーズ大作戦」「コ・ボンシルおばさんを救え」「約束の恋人」など、様々なドラマを放送した。しかし、成績は芳しくないまま放送が終了し、特に100億ウォンをかけた大作ドラマ「約束の恋人」は低視聴率で早期終了となった。

「百年の花嫁」を皮切りに、ドラマの放送時間を金曜日と土曜日に決めたTV朝鮮は、「百年の花嫁」が1%台の視聴率を記録したことで、他の総合編成チャンネルのドラマよりは低いが、2年ぶりのドラマの視聴率にしてはある程度成果を挙げたと言える。

しかし、「百年の花嫁」はドラマの展開がシンプルなラブコメディで視聴者たちの視線を容易く集められたが、「炎の中へ」は実話を基にしているだけに、共感を得ることができるのか疑問だ。「約束の恋人」は重いテーマと韓国の男性と北朝鮮の女性の恋愛が共感を得られず、低視聴率で早期に放送を終了したケースだ。1960~70年、朴正熙政権当時、故パク・テジュン元会長の話をもとに、パク・テジュン元会長と朴正熙政権を美化するという議論や重いテーマに懸念の声が絶えない。

その中で「炎の中へ」は、ラブコメディやスリラージャンルのドラマが主流になっている今、久しぶりに実存の人物を扱い、意味のある作品として残ることができるのか、関心を集めている。

記者 : カン・ソジョン