海外にいても祖国の悲しみを分かち合う俳優キム・スヒョンの善行にファンと大衆の賞賛が殺到している。

海外で予定されているスケジュールのため、旅客船セウォル号の沈没事故が発生した後に静かに出国したキム・スヒョンは、中国やベトナム、香港に至る忙しいスケジュールを消化している。セウォル号の沈没事故を哀悼するため、ドラマやバラエティなどの番組が放送休止および収録延期となり、コンサートも延期されるなど、韓国の芸能界全体が慎重な歩みを見せている中、一部では海外スケジュールを強行するキム・スヒョンを対する批判の声もあった。

しかし、キム・スヒョンは黙々と約束されていた海外スケジュールをこなす一方で、セウォル号沈没事故のニュースに耳を傾けながら、犠牲者のために3億ウォン(約2950万円)を寄付した。海外滞在中に伝えられたことであるだけに、海外メディアや海外ファンもキム・スヒョンの寄付に熱い関心を寄せている。

Sina.comや鳳凰衛視など、中国の大手メディアもキム・スヒョンの寄付を競うように伝えた。ファンやネットユーザーの賞賛が相次ぐのはもちろん、海外では忘れられていたセウォル号の沈没事故による犠牲者や行方不明者に対する祈りと哀悼にも再び火が付いている。

さらに今回の寄付を通じて、キム・スヒョンが中国で恵まれていない子供たちのために120万元(約2億ウォン)を寄付したことも再び話題となり、現地ファンの好意的な反応が続いた。

キム・スヒョンは香港に続き、シンガポール、インドネシアなどのアジア諸国でスケジュールを終え、帰国する予定だ。