キム・ギドク監督、映画「殺されたミンジュ」制作理由に言及“今の韓国を見せるため”

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写真=TVレポート DB
キム・ギドク監督が新作「殺されたミンジュ」公開を前に、演出意図を明かした。

キム・ギドク監督は自身の映画会社キム・ギドクフィルムを通して「『殺されたミンジュ』は僕が生きているここ、韓国に対する映画だ」と話した。

続いて彼は「不正腐敗も成功すれば能力だ。僕はこの地で生きながら毎日衝撃を受ける。不正腐敗も成功すれば能力になる。社会を憎んだことも、憎悪を抱いたことも、許したこともあり、心を空にしたこともある」とし、「映画導入部に殺害される女子高生オ・ミンジュは誰なのか?それが何であれ、誰もがそれぞれのオ・ミンジュがいてこそ、この映画を最後まで見られる」と付け加えた。

最後にキム・ギドク監督はまた「結末に同意しても、否定しても、殺害された気分がなければこの映画を見る必要がない。誰かがこの映画を理解すると信じて作った。しかし、違っても仕方ない。それがまさに今で、私たちだ」と説明した。

また、「殺されたミンジュ」は国と社会に不満と傷を抱いた人々が、自身の上に君臨する人たちを拉致、復讐してトラウマを抱くという内容の映画であることが知られている。マ・ドンソク、キム・ヨンミンなどが出演し、韓国で5月22日に公開される予定だ。

記者 : イ・ヒョンヒ