“舞台より哀悼が先”イ・スンチョルからイ・ジョンまで、相次ぐ公演キャンセル

TVREPORT |

写真=公演ポスター
珍島(チンド)沖で起きた旅客船セウォル号の沈没事故を受け、歌手たちが相次いでコンサートの開催をキャンセルしている。

21日、男性デュオ2BiC(トゥービック)の所属事務所側は「16日に起きた旅客船セウォル号の沈没事故を受け、すべての国民が涙を流している。2BiCとNextarエンターテインメントも心からの哀悼の意を表す」とし「2BiCは今月26日と27日に開催する予定だった2度目の単独コンサート『2BIC CONCERT:BIC SHOW Unplugged』をキャンセルする。コンサートの日程は後ほど調整する。改めて哀悼の意を伝える」と明かした。

先週末にコンサートを開催する予定だった歌手たちも哀悼の意を伝えた。歌手イ・ジョン(J-LEE)はセウォル号沈没事故を受け、コンサート「一緒に」の開催を延期した。

イ・ジョンの所属事務所関係者は「セウォル号沈没事故を受け、5月17日~18日の2日間AXホールで開催する予定だった2014年コンサート『一緒に』を暫定的に延期した」とし、イ・ジョンは「17日~18日に予定されていた2度目の単独公演を暫定的に延期、キャンセルすることをお知らせます。哀悼と奇跡の祈りに私も力を加えようと思います。God Bless」と書き込んだ。

イ・スンチョル(RUI)は19日に江陵(カンヌン)室内総合体育館で全国ツアーを開催する予定だった。しかし、イ・スンチョルは公演前、自身のTwitterに「イ・スンチョル公演チームは4月19日土曜日の江陵公演を4月26日土曜日に延期しました。江陵のファンのみなさん、世界各国から訪れる予定だったファンのみなさん、ご了承ください」と書き込んだ。

18日午前、アメリカでのスケジュールを終えて帰国したイ・スンチョルは正常な公演進行が難しいと判断し、急いでスタッフたちと対策会議を行った。イ・スンチョルと公演関係者は旅客船沈没事故に対して哀悼の意を表し、行方不明者の無事帰還を祈りながら公演を延期した。

4月26日の江陵公演も故人への追悼と遺族を哀悼する気持ちを込めて、落ち着いた雰囲気の中で行われる予定だ。来月3日の順天(スンチョン)、10日の一山(イルサン)、24日の天安(チョンアン)公演は予定通りに開催される。

同日、イ・ムンセは天安市柳寛順(ユ・グァンスン)体育館でコンサートを開催する予定だった。しかしコンサートの前日、イ・ムンセは「皆さんが理解してくれると信じています。大韓民国が泣いているのに、大韓民国のイ・ムンセが歌うことができると思いますか。歓声を上げ、拍手ができないことを理解してくれると思います。再び力を出して大韓民国が歌うその日を待ちます」と公演キャンセルに関するコメントを掲載した。

4人組男性グループNoel(ノウル)出身のチョン・ウソンも18日に開催する予定だった単独コンサートをキャンセルした。所属事務所側は「旅客船セウォル号の沈没事故で多くの人々が悲しんでいる中、公演を開催するのは国民的な情緒に合わないと判断し、キャンセルすることにした。遺族の方々にお悔やみの言葉を申し上げ、行方不明者の方々の無事帰還を願う」と明かした。

記者 : キム・イェナ